万年青年:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

短歌の勉強をさせて頂いていますが、情操が乏しいゆえか、人様のお歌を鑑賞させて頂くのが、…

万年青年:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

短歌の勉強をさせて頂いていますが、情操が乏しいゆえか、人様のお歌を鑑賞させて頂くのが、とても難しくて、ただただ勉強中です。それでも本を、電子執筆・出版して楽しませて頂いています。皆様にも楽しんで頂ければ嬉しいです。

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気ままに気ままな一人言

詠む人と心一つに味わわれ    講師は生かすその感動を        藤本楠庭 旅館・東町でさせて頂いている、短歌添削会。 先生は、いつものように変わらず、その方々のお歌を大切になされ、触り過ぎないようにして添削してくださいます。 このような謙虚な方には、生まれて初めてお目にかかりました・・・・・。

    • 気ままに気ままな一人言

      どのような拙歌も深く味わわれ   師は丁寧に添削なさる 講師はとても謙虚な先生で、どのような拙い歌であっても、その歌を触り過ぎることなく、そのまま、助詞を改める程度にとどめて添削してくださいます。 心洗われる思いがしたものです・・・・・。

      • 療養をしながらの一人言

        倉敷の老舗の宿の床の間に   置かれし琵琶にいにしえ偲ぶ 床の間に置かれている琵琶・・・・・。 たぶん、由緒あるものではないかと思われました・・・・・。

        • 療養をしながらの一人言

          つぎつぎと料理は続き茶碗蒸し     食べれば旨き穴子にあたる 茶碗蒸しの中に穴子が入っているとは思っていなかったので、美味しい穴子は格別でした・・・・・。

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        • 随筆 お茶のひととき
          1本
        • 絵本あれこれ
          2本

        記事

          療養をしながらの一人言

          くらしきの宿・東町は、こうした往時のこの地方切っての豪商の造りや、庭園をそっくり残しながら、新しい感覚も盛り込んで、キメ細かく改装され、他に類を見ないほど、ゆったりとした、しかも目立たない贅沢さに満ちた”宿”と”食事処”として、古い街並みにしっとりとけ込んで、今に甦っています。 ”本モノの倉敷”が、ここに確かに息づいているのです。とのことです。 黄の針の如き衣を纏う海老      料理の技の見せ所かも 海老の揚げ物ですが、黄色く、細い針のようなもので覆われています。 何と

          療養をしながらの一人言

          旅館・東町の別荘では、商家の旦那衆、俗に言う”白足袋族”が、芸者衆を揚げ、庭園を愛でつつ、春秋に盛大な宴会を催した、とも語り伝えられているそうです。 湯葉巻きの煮物を食めばゆくりなく        柚子の香りの口に広ごる 手の込んだ料理ばかりで、美味しく頂きました・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          宿・東町のたっぷりとした敷地の正面の広壮な店舗を中へ入ると、中庭、数寄屋造りの別荘、さらに、その奥へ手の込んだ庭園が広がっています。 当時、暮れには、町の中心だった界隈一帯で、誓文払いが行われ、街道に沿って露店が立ち並び、ガス灯のあかあかとした光の中、近在近郷から詰めかけた買い物客で、立錐の余地もないほど賑わった、といわれているそうです。 お座敷にちびりちびりと燗酒を      頂きながら料理味わう お酒は、それほど好きではないのですが・・・でも、雰囲気を味わってみました

          療養をしながらの一人言

          倉敷の美観地区の外れ辺りの東町にある、東町という名の老舗旅館。 旧倉敷街道に沿った、くらしきの宿・東町は、明治初期に創業した呉服問屋・十六屋が、その最盛期に建てた前店と別荘だったものだそうです。 お座敷に人の楽しきお喋りを    聞きつつ宿の料理いただく 倉敷に、こんな素敵な旅館があるとは知りませんでした・・・・・。 つくずく吟行会に感謝したものです・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          薬玉の割れてタンカーゴオーッという        地鳴りと共に滑り行くなり どうやって滑らせているのかは分かりませんが、巨大なタンカーが滑ってゆくのです・・・・・。 感動です・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          タンカーを繋ぐワイヤー外されて       ゆるりと台を滑り行くなり           (進水式) いよいよ進水式です・・・・・。 くす玉が割れて、彩り豊かなテープなどを靡かせながら、タンカーは後部のほうから入水してゆきます・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          進水を待つタンカーの先端に     人影小さし前を見詰めて 大きなタンカーも近々進水式を迎えることでしょう・・・・・。 タンカーは、後ろのほうから海に入ってゆくのです・・・・・。 タンカーの先端に、一人の人影が、前を見詰めて立っています・・・・・。 くす玉も先端についていたと思われますが、記憶は確かではないのです・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          造船所のそばには、お寺があります。 寺の鐘鳴る音のむた朝焼けに     烏あまたも飛び交いにけり 造船所の大きな倉庫の屋根の上には、烏がたくさん止まっていました。 それが、そばのお寺の鐘が鳴ったとたん、いっせいに飛び立ちます。 朝焼け空をバックに、黒い烏たちがです・・・・・。

          療養をしながらの一人言

          前回までで後楽園を後にしました・・・・・。 我が家の近くには、大きな造船所があります。 タンカーのオレンジ色の船体の       朝焼け空に紛れて眩し 大きなタンカーです。 オレンジ色の船体は、さび止めを塗っていたのでしょうか・・・・・。 ですから、なおさら朝焼け空をバックにして、眩しかったんだと思います。

          療養をしながらの一人言

          後楽園を構成する庭石・樹木はほとんど郷土のもので風土に調和した景観構成をしています。 本園は地方まれに見る名園であり、海外に誇り得る大名庭園として、昭和二十七年(1952)文化財保護法による特別名勝に指定され、日本三名園の一つとされています。とのことです。 引き込まれ園を巡れる水流に      小型の水車さわさわ回る 後楽園の脇を流れる旭川・・・・・。 その流れを園内に引き込み、曲水としている・・・・・。 その曲水に回っている、小さな水車・・・・・。 さわさわ音を立てなが

          療養をしながらの一人言

          後楽園の特徴は日本特有の茶趣味の手法が多く取り入れられると共に、広大な芝生と沢の池の広々とした水面の景趣が、瀬戸内の温暖な気候風土に似て明朗快活なことや、築山・池・芝生・曲水・園路・植え込みなどが優雅に配置され、いかにものびのびとして上品に造られているのだそうです。 薄青き日暮れ間近の空の雲     うすオレンジと灰色に染む 後楽園の夕暮れどき・・・・・。 空に浮かんだ大きな雲・・・・・。 灰色なれど、渕はオレンジ色に輝いていた、のだと思い出されます。 定かではありません

          療養をしながらの一人言

          旭川の中州に造られた庭園ですが、清らかな水を引き入れて曲水・池・滝などに上手に水を利用したことは、造園上注目に値するものだそうです。 また、入口のほうへ戻ってきました。 茅ぶきの屋根整いし延養亭      園内一の客殿なると    (田舎式寝殿造り) ここの座敷から眺めるのが、園内全体を見渡せ、一番良いのだそうです。