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2月個人的激アツ新譜

 就活やばいンゴ助けて。なんで俺は今普通にヤバいのに危機感があんまりないのかも訳わからないんですが。普段アニメ全然みないのに、一気見しちゃいました。しかも、江戸前エルフっていう(少なくともアニメに疎いわたしにとって)聞いたこともないやつ。めっちゃほのぼのして面白かった。まぁ、就活も人生もなんとかなるだろう精神でいます。

 ここで音楽の話に映ると、二月はついにサマソニとフジロックの発表が出ましたね!

 実はこの記事はサマソニの発表があった日から、このはじめのコーナーを書いてだのですが、今回は実はその下書き全部を消して、最後に書いてます。というのも、サマソニ発表段階だとサマソニすごい!フジロックは渋いね〜的な反応がほとんどで、実際私もそうだったんですよ。お互いある程度粒はしっかり揃ってる中で、サマソニはヘッドライナーがより2024年だったというか。そりゃkraftwerkとノエル兄貴、maneskinとBMTHを比べたらより後者が今っぽさを感じるのは当たり前だよね?って雰囲気です。まぁ実はサマソニのヘッドライナー自体去年来たやんけ...とも思ってたので、満点!!って感じではなかったのですが、それでもすごくバランスが良くて。

 ただ、フジロックは初日のヘッドライナーにSZAという大正解を呼び、そうなれば元々粒揃いだったメンバーがより輝く。その一方でサマソニはLil Yachtyは超激アツですが、それ以外はかなりフェス不況喰らってそうだなぁって第2弾でした。そして、単純に大阪住みである私からしたら、星野源が大阪に来ないことには正直かなり落ち込んでる。でも、サマソニは第一弾の時点でpinkpantheressやらbleachersやらolivia deanやらかなり嬉しいメンバー揃ってますし、まだまだ邦楽アクトでも面白い追加もあるだろうことを考えると、結果的にはかなり楽しいものになりそうな予感はします。何よりここでLil Yachtyはマジで最高だし、私のラブいバンドである羊文学は何回見ても嬉しいですから。フジロックはこのリストでかなり出てきますので、そちらでも触れますね。
 というわけで前置きが長くなりました。どうせ誤字脱字、文章がおかしな点が大量に見つかるでしょうが、気にしたら負けです。どうせ編集するので。それでは、2月スタートします。


The last dinner party
Prelude to Ecstasy

 正直個人的にはサマソニに来るんしゃないかな?って最初思ってたTLDPのデビューアルバム。新たなイギリスのロックスターです。2日目だと、samphaやらフレシノやら折坂裕太やらnonameやらかなり見たいメンバーが揃ってます。
 一言で言えば、耽美的でゴシックのような雰囲気あります。なんというか、ものすごく中世ヨーロッパみたいな美が詰まってます。ライブ映像もそんな雰囲気が少しあります。それもこれがデビューアルバムなんですが、スタジアムが似合うようなスケール感です。なんとなく、queenをわたしは思い出しました。



 それで、もう一つ個人的な印象なんですが、クラシックっぽさもあるなぁと感じたんですよ。それで、調べてみたら、メンバーの何人かは音楽演劇学校(しかもbc, nrと一緒の学校)に通っていたみたいでクラシックとかにもバックグラウンドに持ってたみたいです。mirrorとか特に音の感じがすごくクラシックに近しい気はします。宮殿に流れてそうな雰囲気を醸しつつ、でもやっぱりロックバンドとしてのギターの音ですよね

 ここで話は変わりますが、ロックは死んだと言われて久しい現代ですが、それに反して多くのロックアーティストが登場してると思うんですよ。その代表的な2組は日本でも知名度が高いmaneskinとOlivia rodrigo。それに加えて、去年はアメリカのインディーシーンのアベンジャーズであるboygeniusが大活躍した。

 それで、このTLDPの作品はデビュー作ながら全英チャートで1位になったみたいです。2024年、ロックが復権してると思うのはわたしだけでしょうか?

Erika de casier
still

 はい。こちらもTLDP同様、フジロック出演が決まってますね。こちらはSZAがいる初日に出演します。色んな媒体で公開してるので、色んな人たちがこの記事を読んで欲しいなぁと思いつつ、書いています。なので、最初はエリカデカシエール?誰こいつ?ってなってる方々に向けて、1番わかりやすい情報を伝えます。ポルトガル出身デンマーク在住のR&Bシンガーであり、プロデューサーです。で、手がけた曲はNewJeansのnew jeans、super shyなどです。(もちろんnewjeansには250やらthe black skirtsやらで関連人物はいっぱいいるので、そのうちの1人だと考えてください)

 思えば、何もシングル出してないのに、先月に引き続きNewJeans登場してますね。まぁミンジもハニもダニもヘインもヘリンもみんな可愛いから仕方がないです。luckyとかはnewjeansっぽさがあります。やっぱりドラムンベースは正義!とも言いたくなる。ちなみに下の曲、なぜかyoutubeで公式側から出てなかったので、よくわかんない人から取ってます。許してね。

 一方で、本作はアンビエントR&Bを軸にしていて、ミニマルなサウンドの下、めっちゃ幽玄的な雰囲気を醸し出します。囁くようなボーカルとトラックがめっちゃ合ってて、めっちゃオシャレでクールな作品になってます。音が広がって、空間に漂うようなそんな感じ。right this wayとかiceが個人的には刺さりまくってます。マジでオシャレです。

 これをフジロックで聴けたらいいんだろうなぁとも思いながら、金がないので... というか、どっちかというとこの人都会チックな雰囲気するからサマソニの方が合ってそうなのに...

Mk.gee
Two Star&The Dream Police

 ニュージャージー出身のシンガーソングライターであるMk.geeのアルバムです。先に白状しますね。個人的にはno busesだったりfrikoの作品の方がしっくり来てるんですよ。で、あんまり個人的にはこの作品が消化できた!っていう感じではないです。実際、(いろんなフォーマットを節操なく引用した)ルセラの方が聴いた時間も長いし。

 じゃあなんでこの人入れたの?って話なんですが、俺の理解の範疇を超えてるけど、すげぇ...というやつです。つまり、わかんないけどなんかカッケェってやつ。誰しもがオケコン、voodooなどで経験するであろうアレ。

 このアルバム、全部音がすごく変なんですよ。どこか抽象的で、ローファイで、つかみどころがない。メロディはポップなんだけど、ボーカルもとこかぼやけてる。きらきらしたシンセがなってるけど、でも度数の合ってない眼鏡をかけた時みたいな、曖昧な感覚。その実体は今にも見えそうなんだけど、全く見えない感覚。個人的にはcandyのギターの音がすごく好きです。

 私の語彙力では説明できません。とりあえず聴いてみてください。今年1年終わった時に、自分の中でどの位置に置くのかというのも楽しみなアルバムです。そういう意味でもあえて入れたアルバムです。

柴田聡子
Your Favorite Things

 めっちゃ楽しみにしてた柴田聡子の新作です。というのも、去年出してた先行シングルが全てマジでいい曲だったので。それで、ワクワクしながら聴いてたわけですが、マジで大傑作でしたね。だいたい何をセレクトしようかなぁ〜って考えるところからいつもこれはスタートするのですが、これはもう即決でした。下手したら、年間ベストになるかもしれないレベルの作品です。
 まず、スタートのmovie lightが美しすぎる。この時点で圧倒的優勝を確信。この曲のストリングスの幻想感はマジで半端じゃないです。本人のセルフライナーノーツではただただいい曲を作ることをテーマにしていたようですが、本当にひたすらいい曲だと思います。

 彼女はデビュー時はフォークシンガーだったのですが、ルーツとしたら洋楽ポップスやR&B、hiphopみたいなものも大きいみたいで、Nasや Ariana Grandeなどで影響を受けていたみたいです。nasのlllmaticはhiphopの歴史に残る説明不要のガチの名盤なので、あんま語ることはないですし、アリアナなんかはポップスでありながら、超クールなR&Bですよね。

 こうしたことが影響してか、非常にR&B的なアルバムになってます。前作のぼちぼち銀河の代表曲である、雑感はフォーク的な感触ではあるものの、しっかりとしたビートと韻の踏み方など、R&B的な側面は見えます。ただ、今作はさらにわかりやすくルーツが見て取れます。白い椅子のこの心地よい違和感のあるビート、やばすぎません?そのまえのうつむきからの流れも含めて完璧すぎる。

 不思議な譜割りとその心地よさ、もうみんな大好き。すごく面白いアルバムになってると思います。


というわけで以上2月でした。相変わらず聴き逃してる作品もかなり多いので、これ入ってないやんけとか、これ入れへんのはセンスないなぁなどはいつでも受け付けております。聴いたことないやつあったら聴いてみてください〜







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