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【移住コラム】「地方は車が必要」がようやく理解できた話

新卒2年目で会社を辞めて佐賀県に移住をした私の体験記録です。今回は、「地方は車が必要」がようやく理解できた話。


移住前の考え

東京時代に自動車学校に途中で行かなくなり、それ以降免許を取得する気もなかった私。移住する際に、移住相談員の方から「車はあったほうがいいかも」と言われていましたが、

・転居先のエリアは、病院もスーパーも市役所もすべて徒歩20分圏内。
・2週間外に出なくても全く問題ない引きこもり体質
・歩くのが好きで、時間に余裕がある。
・そもそも事故が怖いのであまり運転をしたくない。
・車の購入費、ガソリン代、維持費などのコストをかけたくない

を理由に、車のことは特に気にせず移住。
ですが、実際に移住して3週間目、ようやく車の重要性に気が付いてきました。

車が必要な場面① ゴミ出し

今まで何回か引っ越しをしたことがありますが、どの地域でもゴミは家の前の集積所まで回収に来てくれることが当たり前だと思っていました。

しかし、私が移住した嬉野市では、ペットボトルと段ボールは自分で収集所までもっていく必要があります。なんと自宅から収集所までは徒歩20分。
しかも、回収日は月に1回のため、その日に予定を入れてしまったり、雨が降ってしまえば、もう自分でゴミを運ぶことはできません。引っ越しで利用した段ボールをすべて処分するには、4~5往復はかかりそう。

しかし、このルールは車がない人には不便ですが、一方で市民一人ひとりがゴミを減らす意識を持つことができる仕組みになっています。私も今では、むやみにペットボトルを購入するのを控え、自分で水筒を持ち歩くようになりました。お財布にも環境にも良い素敵なルール。引っ越しでたくさん出てしまった段ボールはのんびり、ちょっとずつ持ち込んで処分していこうと思います。

車が必要な場面② 隣町への移動

移住前から、「電車やバスの本数が少ないので車が必要」ということはなんとなくわかっていました。でも実際に移住してみると改めてその理由を実感することができました。

東京の場合・・・

例えば、世田谷区の二子玉川駅から渋谷駅まで移動する場合、車では約30分、電車では約20分かかります。ちなみに電車の運賃は230円です。

隣町の移動程度であれば、車でも電車でもそこまで変わりません。移動人数や目的に合わせて適切な方を選ぶことができます。

地方の場合・・・

私が移住した佐賀県を例に考えます。嬉野温泉駅から陶芸で有名な有田駅までは、車で約30分なのに対し、公共交通機関を利用すると早くても1時間、電車とバスの時刻が合わなければ、待ち時間含めて2時間ほどかかることも。経済面でも時間の面でも、車のほうが圧倒的にメリットは大きいです。

特にお子さんがいる家庭では、もはや必需品だと思います。ただ、私は独身かつ暇人なのでこれについては全く問題なし! むしろ私のような人間が電車やバスを利用することで、微力ながらも廃線を防ぐことに貢献できればと思っています。

最後に

移住先で知り合った人でも車を持っていない人は意外といたので、工夫次第でうまく生活できると思います。ただ車の利便性が都会と比べてより高いのも事実。もともと免許を取るつもりがなかった私ですが、今は教習所のお金をコツコツ貯めています。



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