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パラノマサイト 感想(微ネタバレあり)

こんにちは。千駄ヶ谷です。オタクです。カスです。自己紹介終わり。


fusseterは終わったとか140字制限とか気になるので試しに投稿します、140字の縛りから解き放たれた俺の枯れ枯れの文章力を見ろ!そして跪け。

皆さん俺のTwitterのフォロワーだと思って話しますが、初見さんは許してヒヤシンス(老人)


全体的な感想

とっても面白かった!魅力的なキャラクター、怖い系の落ち着いた音楽、360°動かせる背景!
立ち絵の大きさ、距離、背景との兼ね合いでそれぞれのシーンを自由に演出できるのがいいね!FGOやブルアカみたいな紙芝居系より少し進んだ演出に見えたかな。(キャラ数が比較にならないので単純な比較は失礼かもしれない)上質なBB劇場みたいな感じ。
あと背景が視界の関係で良い感じに歪むのはすごいので全ゲームで取り入れてほしい。

雰囲気としては、『オカルティックナイン』『ゴーストトリック』『バディミッションボンド』に近い。これらが好きな人は好きだと思う!
最初はホラーなんだけど、そこからサスペンスになって、ミステリーになって、最終的にはドラマになる。良くも悪くもゲーム性が変わるので雑食向けかもしれない。

ただのadvにならないようなミニゲームや小ネタもある。セーブやオプションいじるのがゲーム上必須になるのが面白かった(オタクはこういうメタ要素が鍵になるのが好き)。一番良かったのは脱出ゲーム要素です。

シナリオについて

軽いあらすじとして、『甦りの秘術を巡って本所七不思議を調べ、真相にたどり着く』というストーリーである。
本作は複数人の視点で描かれていて、複数人の主人公を操って進めていくことになる。呪主(かしりぬし)によって甦りに対しての熱量が異なるため、ハラハラ度も異なる。例をとっていえば刑事の主人公は呪いに頼ろうとする気が0なので安心感がすごい、bgmもホラーじゃなくて探偵モノっぽいアップテンポのジャズになってるし。

シナリオだけじゃなくてゲーム全体も含むけど特に良いと思った所はプレイヤーがゲームに置いていかれないようにポスティングされている点。前述の通り登場人物に無視されない、って興味の持続に重要だと思います。

こっからネガティブなこと言います

逆に残念だなぁと思った点は、思ったより自由度が低かった。人を呪い殺すアクションがありもっと自由に殺しまくってシナリオの変化を楽しめると思っていたため意外と少なくて悲しかった(2000円のゲームのボリュームにケチをつけるな!)
そういう駆け引きがあるのがラストに近い1シーンのみでした。

また、登場人物のうち2人だけあからさまに浮いていたのでそれも残念。2人とその他の人達の絡みも見たかった〜!折角いいキャラしてるのに

脱出ゲームのうち1つが難しすぎる!
ヒントはあるもののあるものを再利用するための知識を他の場面のキャラの雑談を聞いて脱出するキャラに教えないといけない。そしてその雑談へのリードが薄い。連想してこれだ!とはならない😭
僕は無理で攻略サイト見ました。話の続きが気になってるのに再利用のために1時間もかけたくねンだわ。 

一番悪い点は、true endです。「え?クソゲーじゃん」と思うかもしれませんが事実です。様々なドラマがあったのがbad寄りのノーマルエンドになるのは良いのですが、それとかなり大きく分岐します。俺が今まで見てきたことはなんだったんだ……となります。脚本が「ホラゲでハッピーエンドなんて無理や!せや!全部台無しにしたろ!」と匙を投げたのかなと勘ぐるレベルです。人は死なない分、ドラマを通した絆、傷の癒やしなどが全部吹き飛びます。お情け程度のエピローグはありますが補完するにはあまりにも薄すぎました。
これだけは作品の価値を大きく下げて人に勧められなくなった要因でもあります。


最後に

ここまで読んでくれてありがとナス!
全体的な雰囲気、イラストも良くて東京に行ったら聖地、いや“霊地巡礼”したい気持ちが溢れました。
本作のコレクション要素である『なめどり(ヤンキーの格好した鳥たちのシール)』が異常にかわいいので友だち集めて推しなめどりを語り合いたいです。
俺?………まぁ、普羅美坂ンゴ世(ふらみざかんごよ)かなーwやっぱw

鷲野威愚留もアツい。

ではまた。



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