夢幻の憧れ

「ホライ人の言っていることは出鱈目よ、信じたら騙されるわ」
「理屈にはあっていると思う、生活するにはちょうどいいじゃないか」
「だって自分のことは棚に上げてうそばっかり言っているじゃないの」
「たまには正しいと思えることを言っているし、良いと思えることだって」

「法と秩序を守るためにホライ人がやって来たですって、侵略じゃないの」
「地上から縄張り争いがなくなったじゃないか、平和になっただろう」
「だけど貢がされているでしょう、地球人から搾取しているのよ」
「平和の代償だよ、安全と安心には費用がかかるものなんだ」

「なぜか管理されている気がする、自由がない気分だわ」
「身勝手なことができないだけじゃないか、秩序は生活に安心をあたえる」
「だってホライ人よ、人間ではないのよ。支配されている感じ強いでしょう」
「この穏やかな社会が自分たちでできないからとそんなに不満なのか」

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