問われる継続力

「よく我慢したわ、褒美に魔法を使える力を授けましょう」
「どのような魔法なのですか」
「あなたが思いつく限りの、ただし同じ魔法は二度とは使えない」
「ていうと一度だけなら何種類もの魔法が使えるのですね」

「どのように魔法を使うかはあなたの自由です」
「ワクワクするなあ、悪いことに使ってもよろしいのですか」
「暴君になるか迫害されるかはたまた英雄視されるかは使い方しだいよ」
「へえ~なんて幸運なんだ、楽しみだなあ」

「その魔法は以前つかったでしょう、二度は使えないわ」
「だってこの谷を越えなきゃ捕まってしまうよ」
「もっと想像力を働かせなさい、可能性は無限なのです」
「あれもこれも使ってしまった、なにも思いつかない。何ができるんだ」

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