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産後うつ 二人目を妊娠したら…

初産の後に産後うつを経験すると、二人目の妊娠を躊躇してしまうものです。二人目の出産ののちに産後うつのグループに参加されているお母さんもいらっしゃいました。

辛い産後うつを乗り越え、薬も飲まなくなって半年経過した私は、パートナーとも話し合って二人目の妊娠に成功しました。高齢出産でもあるので、子供を授かったことはほんとにありがたいことだと思っています。

二人目の出産後の産後うつに対する不安はゼロではありませんでしたが、二人目は予防線を妊娠初期から張って、対策を取りました。この記事ではそれらを紹介していこうと思います。

1)早めの報告

息子の時にはお互いの両親には心音確認後、ほかの人達には妊娠5か月に入ってから妊娠を報告しましたが、今回は、12週を過ぎた妊娠4か月目で周囲の人たちへ報告しました。

息子の存在が今回の妊娠・出産に影響すると判断したためです。

産後うつのグループに参加していた時に、二人目を妊娠中から参加されていたお母さんが一人いらっしゃいましたが、その方は妊娠中から周囲の協力を得るのが難しかったようで、ひどく産後のことを心配されていました。

幸いにもたくさんのママ友、ママ友以外のお友達から「いつでも頼ってね」と言ってもらえて、安心することができました。この”安心感”があるだけで心強いものです。


2)家族のサポート依頼

息子の時には遠慮して頼めなかった(というか「手伝いに行こうか?」って言って欲しかったんです)のですが、二人目は心音を確認して母に報告をするときに「今回は手伝いに来てほしい」とこちらからお願いをしました。

一番身近な、頼れる存在の母のはずですが、当時の私にとっては母に頼み事をするというのはとてもハードルが高いことでした。

ですが、あの辛い産後うつの日々を考えたら、たとえ断られてもそれは一時的なショックにつながるだけだと思ってお願いをしました。断られたら、産褥期ケアのプロにお金を払ってケアをお願いしようと思っていました。

結果として「あ、二人目は行くつもりだったから」とあっさり快諾してもらったわけですが、バックアッププランを用意しておくことも大切だと思います。

そしてパートナーには、母が日本へ戻ってから育休を取ってもらうようにお願いしました。これも前回パートナーが仕事に復帰した途端に産後うつを発症したためです。今回は息子のケアもあるので、やはり長期にわたるサポートが必要だと判断しました。

3)まずは自分優先で

息子の産後の時は、とにかく「ちゃんとお母さんしなきゃ」という考えにがんじがらめになってしまい、全部自分でやろうとしていました。でも、私じゃなくても赤ちゃんのケアはできるんです。

だから自分のことを先に大切にしてあげようと思っています。それは妊娠中も同じです。元気いっぱいの息子と毎日公園に行って遊んでいますが、その分、どうしても辛いときは一緒にお昼寝をしたり、寝かしつけしながら寝ちゃったりします。

結局、父が体調を崩したため、母は直接カナダに来ることは叶わなかったのですが、その分、経済的に援助をしてくれて、ナニーさんや家事代行をお願いすることができました。

パートナーも会社に掛け合ってくれて、隔日出勤という形で勤務してもらい、6週間の育休を3か月まで伸ばしてくれました。

また、過去の産後うつの既往があったために、「カドルプログラム」という1週間に一度、2時間だけ、赤ちゃんを見ていてくれるというボランティアプログラムにも助けてもらいました。

赤ちゃんにかかりきりではなく、息子との時間を確保するために、このカドルプログラムで娘を見てもらっている間、息子と思いっきり遊ぶことができました。

まとめ

正直産後うつで苦しんでいた時は、「もう子供は作らない」と思ってました。ですが、やはり二人目が欲しい、と回復してきたころには考え始めていました。結果として娘を産めて、本当にうれしいと思ってます。

もしかしたらまた産後うつを発症するかも、という不安もありました。しかし、あの辛かった産後うつから回復した経験があります。たとえ産後うつにまたなったとしても、息子の時よりもうまく向き合っていく自信がありました。

二人目以降の妊娠は、産後うつの既往に限らず、大きなターニングポイントになります。あなたの描いた理想の家族像が現実となるよう、よくパートナーとも話し合ってみてくださいね。

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