9278 ブックオフ
12/5に、2022 年 11 月 月次の売上状況について発表しました。
全店110.8 既存店112.6 でした。
コメントでは、トレーディングカード・ホビー、ソフトメディア、アパレル、貴金属・時計・ブランドバッグなどの売上高が前年を上回った。と記載があります。
全般的によかったのだと感じます。
前月は祝日が+1日ありましたので、既存店の伸びが117.3と大きく伸ばしましたが、今月はプラス与件がありませんでしたので、既存店は112.6とやや下がっているのだろうと推測できます。昨年の既存店の数値は108.8と昨年伸ばしているのにもかかわらず112.6という数値は立派だと思います。
出店は、海外に2店舗出店しています。
店舗推移を見ると、直営店412 FC382と期初と比較してもそれほど店舗数は増えていないようです。
店舗数の推移を2014 年からみていると、徐々に店舗数は減らしているようです。2014 年には、900店舗ありましたが、直近では790店舗まで減少しています。
ただ売上は743億から915億に増加しています。
ブックオフと言えば、本のイメージが強いですが、近年、店舗のリニューアルを進めている印象で、トレカ・ホビー関連を強化している印象を持っています。特にトレカの対戦スペースがある店舗が増えていると感じます。
またこの会社の特徴として、FCが多いことが挙げられます。FCチェーンの売上高を見ると1117億とゲオHDについで、業界2位の売上を誇りますが、店舗推移を見ると、FC店舗が減少して、直営店の割合が増えているように見えます。
ブックオフの売上構成で見ると、本が30%ソフト26% アパレルが10%になっています。
意外かもしれませんが、アパレルの売上も高く、94億の売上があります。
これはトレファクに次ぐ規模になります。トップはセカストを運営しているゲオが494億。800店舗ありますので、圧倒的なシェアを誇っています。
近年力を入れているホビー関連では、120億の売上を誇り、中古ホビーの最大手エーツー(駿河屋)に迫る売上を作っているのがブックオフになります。
2023年5月期 第1四半期決算補足資料
買取王国でもアパレルを縮小して、ホビー・トレカを拡大する動きがありましたが、ブックオフでも同じような動きがあります。
その背景にあるのは、トレカ市場の急拡大にあるようです。
2019年から急激に市場が拡大しています。この背景にはポケモンカードの存在が大きいようです。
またこの会社の特徴は海外にも積極的に出店をしていることです。
マレーシア・米国とも非常に好調なようです。マレーシアは20店舗体制へ向け出店を継続するようです。
特に日本の製品は、海外で人気があるようで、国内で売れ残って商品を海外販売mしているようで、ロス削減にも貢献できることも期待されているようです。
米国についてもインフレの追い風もあり好調。特に現地では、日本のアニメ・フィギュアなどホビー商品は人気が高いようです。
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