テイツー (2)

テイツー が1/26に上方修正を出しましたね。

1/19に決算動画と、ログミーの書き起こしを開示してから、反発していました。

前回の書き起こしでは、上方修正を示唆するかの内容でしたが、
このタイミングで出してきましたね。
このタイミングで修正したのは、年末の状況を確認に時間がかかっていたのだと思います。
特にゲームに関すると、消化仕入れになると思いますので、在庫の把握に少し時間がかかったのだと思います。

上方修正

修正内容を確認してみますと、
売上は286億→307億+8.3%の修正
営業利益は14.1億→15.5億+9.9%の修正になります。

修正理由
第3四半期において、新品及び中古のトレーディングカー ド商材等が売上高を牽引
また第 4 四半期に入っても各商材の売れ行きが引き続き好調である。
年末商戦の結果を反映した 2022 年 12 月の月次決算を踏まえ、決算期 末の滞留在庫評価等を加味して業績予想を算定

この滞留在庫評価と記載しているので、やはり在庫状況はあまり良くないのではないかと思います。
3Qまでの在庫状況を見ても、少し在庫が膨らんでいるように見えましたからね。

配当修正

また配当の修正も発表しています。
2円から3円に修正しています。

昨年の配当総額は68百万  配当性向4.5%
今年は204百万  配当性向22.4%

今回の増配で市場平均値までに上がってはいます。

過去の配当利回りをみると、2010年頃は配当利回りが5%前後出していましたので、今後業績が好調であれば、さらなる増配の期待もあるかもしれません。

また配当だけでなく、自社株買いにも積極的に行っています。
業績が今後も継続するのであれば、インカムアゲインにも期待していいかもしれません。
まだ増えせる余地はありますからね。

業績確認



もう1度業績の確認だけします。
今期の売上は307億+14.3  営業利益15.5億+19.0
営業利益率は5.0%と昨年より+0.1%改善にとどまっています。
下期予想は売上171億+20.3  営業利益6.8億+1.3 営業利益率4.0%  
昨年に対して、-0.8に悪化しています。

四半期別の決算を確認してみます。
9-11月期の売上は81.6億+28.2  営業利益3.9億+68.4  営業利益率4.8%
12-2月期の見込みでは、売上89.9億+13.9  営業利益2.9億-34.1 営業利益率3.2% になる予定です。

売上は予想していた通りだと思いますが、利益は3Qよりさらに悪化していますね。

月次確認

12月の月次の内容をみると、売上は133%  中古が121%  新品が145%と記載があります。
12月の売上ウエートは高いと思うのですが、出している修正内容をみるとかなり低く感じてしまいます。

3Qの月次を確認しますと、
9月が143%  中古126% 新品164%   10月が112%  中古124%  新品102%  11月が133%  中古120%  新品150%  
3Qの売上+28.2  利益+68.4でした。

ただ、売上の予想は90億ぐらいはいくだろうと考えていたので、個人的には保守的な数値だと認識しています。
利益が落ちている理由としては、やはり在庫を積み増している影響が大きいのかもしれません。
特にテイツー は小型店のふるいちの出店を加速させています。
そのため売り場におけるスペースはかなり限られますので、絞り込みが必要になります。
特に年末にかけて、新品のゲームを積極的に販売していましので、その分利益率の高いリユースのスペースを縮小したことも考えられるでしょう。

ただ、出店を加速させたのは、最近の話なので、それほど影響が出ているとは考えられないので、別の理由もあるかもしれません。

ただ3Q在庫をみると在庫効率が悪化しているのは気になります。
修正のコメントにも滞留在庫と記載しており、会社も少し懸念されているのかもしれません。

ただ修正履歴で見ても、修正のコメントで見てもかなり慎重に業績を開示していると感じてしまいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?