3181買取王国


今まで、月次に関して、Twitterで書いていましたが、Twitterでは、140文字前後しか書くことができず、月次の振り返りが不十分なこともありましたので、不定期でありますが、noteでも記録を残しておこうと書いていきたいと思います。
ただ主観が入っている部分もありますので、参考にはしないでください。
ただの振り返り用として書いているだけです。
まず1回目は買取王国を書いてみました。
この会社は何の会社かというと、簡単に言うと東海地方を中心に約50店舗を展開している総合リユースショップです。
この会社はリユースの中で、特にリユースの中で強いトレファクと商品構成が少し似ています。ただ収益性・成長性は全く異なります。
リユース市場は2009年のリーマンショック以降12年連続で伸びている非常に成長性が高い市場です。
トレファクはその流れに乗って右肩上がりで成長してきました。
ただ買取王国に関しては、それほど伸びていません。

チャートで見ても、トレファクは、2009年のトレンドの流れに乗って、10倍を達成しています。2014年に消費増税があったタイミングに10倍になりましたが、そこから株価は加速しているように見えます。(マザーズから東証1部に変更になったこともあるかと思いますが・・・)2016年以降はメルカリなどの台頭など季節要因などで、低迷していましたが・・・売上は店舗を拡大していることもあり伸ばしています。(2014年には78店舗でしたが、現在は200店舗を超え売上100億→265億に利益は7億→19億)

それに対して、買取王国は、低空飛行を続けいていました。ただチャートで見ていてもわかりますが、3月以降チャートに異変が出てきています。
何があったのでしょうか?

直近のチャートを見てみます。非常にきれいな上昇トレンドを形成しています。今リユースの銘柄は非常にこういうチャートが多いです。
今回は月次のことだけ書きたかったのでこの辺でやめておきます。
また次回機会があればまた書いてみたいと思います。
今回注目していることだけ書いてみたいと思います。

12/7 に11月の月次がリリースされました。
全店119.4  既存店118.7 
昨年は、主力のアパレル・ホビーが苦戦していたようですが、今年は全ての商材が好調だったようです。
アパレルの月次を見ると、暖冬の影響で11月は苦戦していたように見えましたが、買取王国は昨年が悪かったのもありますが、比較的よかったように見えます。
この会社はアパレルが4割の構成を占めていますので、トレファクなどが気になる人はチェックしておいた方がいいかもしれません。

私が気になっているのは、12/9に買取王国の店舗内に、ふるいちが出店することです。その中で気になっているのは、このレイアウトです。
ちなみに買取王国の売場面積は平均200坪前後になりますので、トレファクの郊外店(200-300坪) or ドラックストアの売り場面積があると思われます。 
ちなみにアパレルに特化したトレファクスタイルは100坪程度の売場面積で、繁華街・都市部に多く出店しているのが特徴です。
また話が逸れてしまいましたが・・
このレイアウトを見る限り、アパレルの売り場を空けて、ふるいちのスペースを作っています。しかもこれを見ると、入り口から右側に空けていますので、かなりいい場所をふるいちに明け渡しているように見えます。
イメージすると、トレファクの店舗内の一部、1/4程度をトレカのスペースを作っているような感じだと思います。
図を見る限り、トレカのスペースもかなり広いと思いますが、きちんとデュエルスペースも作っているぐらいですから、ふるいちの店舗と同じぐらいの売り場スペースもしくは広い可能性はあると考えていいと思います。
買取王国の売上は、アパレル、ホビー、ブランド品、工具の売上構成だと思いますが、やはりアパレルを縮小していることを考えると、アパレルは今後難しいと考えているのかもしれません。(トレファク・セカストが出店に意欲的であること)
アパレルだと、どうしても、季節性要因により、値下げなども発生して、収益を圧迫する可能性もあります。トレファクでも過去にありました。
リユースの高まりで、かなり買取業務の負担が増えていると想像できるので、テイツー をインショップに入れることができれば、在庫リスクも減らすことができ、集客もできるのかもしれません。
成長率が高い割には、それほど店舗は少ないとは感じていますが、体感としてかなり店舗は増えているとは思っています。
名古屋に行った時は立ち寄ってみたいと思います。


ちなみに、2Qまでの買取王国とトレファクの商品構成を比べると・・・
アパレルは+7%に対して、トレファクは+20%前後です。貴金属は3.6%から8.5%に急上昇しているので、インフレの影響を強く受けているようにみられます。
ホビーは前年割れです。それほど需要が低いのか?それとも買取であまりいい商品が少ないかどちらだと思います。
トレカは売上構成は低いですが、2倍に急増しています。こういった郊外の総合リユース店ではそれほど、トレカの品揃えはよくない印象などで、強みになるかもしれませんね。
トレカだと最近、TSUTAYAなどもレンタルスペースを縮小して増やしているのも見かけました。トレカで驚いたのは、毎週のようにトレカの大会が開催されていること、トレカの自販機が高回転で稼働していることです。
そのバトルスペースもかなり広くあります。

少し話はそれましたが、売上の差異が発生しているのはやはり買取能力の差と、買取店員の経験の差が大きいと思います。
アパレルの売上金額で見ても、トレファクと、買取王国では、かなり差がありますので、たくさん買取しているトレファクの方が、店員の目利きの能力に差が出るのは仕方ないのかと個人的には思っています。
昨年のアパレルの比較で見るとトレファクが152 億 買取王国は21億と10倍以上の開きがあります。
だからこと買取能力のノウハウを持っているテイツー のインショップを入れたのかしれません。
今後の動向には注視してみたいと思います。


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