見出し画像

第二期LMリーグ選手スカウティングレポート②ツキにむかって、うて!

※第1弾はこちら↓


はじめに

第2弾はカナヘビリーダーのチームです。新規リーダー勢は一体どのようなチームとなったのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、データは雀魂牌譜屋様(https://amae-koromo.sapk.ch/)から引用し、四麻雀魂段位戦玉の間直近500戦の結果をもとにレポートしていきます。都合上敬称略または選手呼称となります。ご了承ください。


リーダー カナヘビ(魂天)

ツーブロックでW魂天でW八段の方。野球勢かつ麻雀ガチ勢ともおっしゃっていました。戦績は申し分なく、リーダーとしてチームを結果で引っ張ってくれそうな印象があります。

和銃差12を超えるのももちろん凄いことなのですが、放銃率10%切りというのは本当に驚異的です。和了率を保ちつつここまでの放銃率をキープできているのは確固たる守備意識の表れであり守備知識も豊富であることがうかがえます。副露や立直に関しては平均的ですが、平均放銃が低いことにも驚きます。誰に放銃してはいけないかという状況判断や場に対する相対速度感にも優れた打ち手と言えるでしょう。

先制率が高く追っかけられづらいスタッツとなっています。相手にプレッシャーを与えるリーチをかけることが出来ているため、LMリーグルールでもその力が発揮されることとでしょう。立直収支も高く、立直を受けたくない相手の一人と考えることができそうです。

立直が怖いことが見えてきたのですが、副露後放銃率が怪物級です。立直すればあがられ、副露されれば放銃せずに打撃を喰らわせてくる。これはやはり相手にしたくないタイプです。
どの項目も非常に偏差値が高く総合的に最高レベルを保てる優秀な選手といえるでしょう。2位率の方が1位率よりも高いラス回避型が、今回のLMリーグルールにどういった影響を与えるかが重要になってくるように思われます。

1巡目指名 かー(雀聖1)

第一期をご覧の皆様お待たせいたしました。前期LMリーグ優勝チーム「WinG」のリーダーが満を持して登場です。3麻の帝王でありLMリーガー屈指の点取り屋(私もコテンパンにやられました)。今期もその強さが発揮されるのか、大注目です。

放銃率の低さは流石帝王と言ったところですが、それよりも和了巡目の早さに目を奪われます。副露立直問わず速度を重視して打ってくるようなスタッツですが、ことリーグ戦となると連荘するにつれ打点もついてくる乗せたくない選手です。

先述の通りとにかく収入よりも最速テンパイして立直、和了率も驚異的な約55%です。そして立直良形も激高で高速立直が飛んでくる可能性が高いと本当に手が付けられなくなる可能性があります。相手の当たり牌を掴む前にあがりきるイメージですね。

痛い親被り率が異次元の数値となっております。これはおそらく最速であがってくるため他家がその速度を上回ろうと流すことを意識させた結果ではないでしょうか。
やはりとにかく調子に乗らせてはいけない選手です。第一期でも見せた怒濤の和了が襲い掛かってくることでしょう。しかしバランスをとるかのような裏ドラ率の低さ。狙うとしたら唯一ここでしょうか。自分の手にドラがあれば勝負してみると面白いかも知れません。勿論責任は負いかねますが……

2巡目指名 ぴょこら(雀豪2)

凸待ちに参加されていなかったようでしたが、現在行われている他リーグでも並行して参戦されている方。チームロゴを作成するなど精力的に活動しようとするとても熱心な方という印象です。

立直率が非常に高い立直ファイター。平均和了は約7000点と、一撃必殺に特化した選手のようです。そのためか放銃率が高く高打点が飛び交う空中戦となるととても期待できると思われます。順位型はトップラス麻雀と、段位戦では少々苦労しそうなスタッツですが、LMリーグはトップがえらいルールですので、そこは目を瞑ってもいいのではないでしょうか。

立直後放銃率や副露後放銃率が高いため観戦する側はとてもエキサイティングしそうです。どんどん攻めていくスタイルの方が相手に脅威を与えられるのではないでしょうか。
半年間というリーグ戦の期間で、和了点数を保ちつつ放銃率を低下させることが出来れば更に隙のない選手となると思われます。ぴょこら選手の成長にチームの色が反映されそうな気がします。

3巡目指名 LIFE(雀聖1)

こちらも凸待ちには参加されていない様子でしたが、他リーグで経験を積まれている方。現在は雀豪3ですが雀聖1に昇段経験アリとのことでした。

順位型が1>2>3>4と理想的になっています。和銃差も約10と基本的な部分は身についているといった印象を受けます。立直率が高い選手なのですが、副露率も平均以上。全局参加型のイケイケ系雀士のようです。そのため若干放銃率が高いことが気になりますが、リーグ戦ではその分和了でカバーしたいところです。

立直良形が低く追っかけ率が高く立直後放銃率が高い。どんどん先制して立直を打ってはいるのですが、相手に攻められ放銃してしまうことが多いようです。不運な面もありそうですが、ここの手組や立直判断を半年間で磨くことにより立直和了率の上昇が見込めそうです。しかしながらそれでいて順位型が理想的ということは点数状況判断が優れているように感じます。カナヘビ選手やかー選手の攻撃力と守備力が伝授されれば、場を支配する選手へと変貌する可能性があり非常に楽しみです。

総評とレーダーチャート

カナヘビリーダー自らが先陣を切り、相手を翻弄していくことが期待されます。そこにかー選手の速度攻撃やぴょこら選手やLIFE選手の立直攻撃がハマれば、多くのポイントを稼げそうな予感を感じさせます。そしてかー選手による第一期の経験値の共有が、より一層チームの成熟につながっていくのではないでしょうか。最後に懸念すべきは裏ドラ。どういった場面でどのように裏ドラが機能していくかが、チームの命運を握っていきそうでとても楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?