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第二期LMリーグ選手スカウティングレポート⑤NOCHANCE

※第4弾はこちら↓


はじめに

第5弾はてんてん監督のチームです。ワン次郎がトレードマーク、雀魂を打ち込んでいる人なら知らない人はいないでしょう。四象戦冬の陣優勝や北斗戦2022優勝など、実績は折り紙付き。そんなハイレベル監督は一体どのようなチームを構成したのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、データは雀魂牌譜屋様(https://amae-koromo.sapk.ch/)から引用し、四麻雀魂段位戦玉の間直近500戦の結果をもとにレポートしていきます。都合上敬称略または選手呼称となります。ご了承ください。

1巡目指名 むしょく(魂天 天鳳七段)

現在魂天レベル3の方で、実力は相当上であるといっても過言ではないと思われます。ここ最近はずっと王座で打たれているので玉の間でスカウティングしていいか悩みましたが、ご指定がない限りは統一しようと思いましたのでご了承ください。

ラス回避特化型というだけでなく、トップ率が驚異の31%。LMリーグルールにおいてこれほど頼りになる数値はありません。まさにエースとしての期待がかかるでしょう。平均順位も2.28ととんでもないバケモノ級。ごっどくろーばーZのるめ選手と同様力強さを感じます。和銃差も12と攻守のバランスに秀でた選手と言えるでしょう。

立直和了の高さが特徴的です。先制率が高く追っかけ率が低いため、押し引きバランスが整えられている打ち手と言えるでしょう。立直巡目も早く、追っかけられ率が高くても最終的にはあがりきる力も持っています。一発率の低さはそこでカバーできるでしょう。立直合戦になっても競り勝てる、そんな選手のように思えます。

調整打点効率950弱と、強者では当然の数値が並びます。裏ドラ率もリーグ内選手と比較して高い傾向にあるので、むしょく選手の立直の裏1枚がチームの結果を左右しそうです。
因みに王座では1500戦打ちレベル3に到達しているというところからもLMリーグルール適応しやすい選手だと考えられます。絶対にマークしなければならない選手の1人です。

2巡目指名 ひらめ(雀聖1)

今期ドラフト会議において配信を担当したり様々なリーグ戦に参加したりと、とても信頼感のある現役女子高生雀士の方です。私が語るよりこれをご覧の皆様の方がよくご存じではないかと思うのですが、LMリーガーとしてどのような活躍を見せるかに注目です。
※ひらめ選手のみ玉東でとのご指定をいただきましたので、そちらの結果からスカウティングを行っております。ご了承ください。

東風段位戦の象徴ともいえる、ラス回避特化系雀士の順位型です。和銃差も11としっかりと知識をつけているのではないかと思われます。副露率立直率ともに平均的ですが、特筆すべきは平均放銃。東風において細かな失点も致命的になりかねませんが、放銃者を間違わない打ち方はLMリーグルールでも大いに役立つことでしょう。

立直に関しては他の強者よろしく先制率が高く追っかけ率が低いです。立直良形も東風だとそういった選手は数値が悪くなる傾向にあると思われますが、おそらく牌効率をしっかりや戦術をしっかりと学ばれているのでしょう、全く侮れない選手であることがうかがえます。

若干裏ドラ率の低さが気になりますが、基本的には平均的なスタッツとなっています。それでいて調整打点効率が800を超えているわけですから、やはり相当の実力があるように思えます。
若い世代ならではの吸収力があるだけでなく、そもそもリーグ戦の経験が豊富なため、半年間という長丁場であっても息切れすることなく成長を続けながら戦力となることが期待されます。人気実力伴った選手と言えるでしょう。

3巡目指名 氷室谷える(雀聖2)

やってきました、超イケボVtuberであり第一期LMリーグ「WinG」のメンバーとして優勝に貢献した方。配信者としての力もさることながら、W雀聖と麻雀の実力も担保されています。

和銃差が11と攻守のバランスに優れている打ち手と言えるでしょう。若干副露よりですが、それでいて1>3>2>4という順位型。ラス回避段位戦だと2着が多くなりがちですが、この順位分布はLMリーグルールにおいては脅威となるでしょう。トップが狙える場面では勝負に来る、そんな予感を感じさせます。

このレベルまでくるとやはり先制率や追っかけ率はこのような割合となってくるでしょう。立直巡目も早く、スピード勝負となっても充分勝機があるのではないでしょうか。そのほかに関しては大体平均的な数値となっているため、むしろ立直合戦に持ち込んだ方が他チームの立直ファイターにとっては有効的な可能性があります。

放銃パターンは立直後もしくは副露後という、早いリーチを受けたとしてもしっかりと守備に回れる力がありそうです。調整打点効率も850弱と結果を残せる力を持っているでしょう。
監督やチームメイトとの牌譜検討等を通して、さらに力をつけることが予想されます。前期優勝経験をチームに還元することで、全体がパワーアップしていく可能性を秘めていそうです。

4巡目指名 縦鳥千波(魂天 天鳳七段)

こちらも皆様ご存じの魂天Vtuberの方。王座の間600戦以上和了率1位の記録を持つ、文字通り最強と言っても過言ではない選手です。様々なリーグ戦に引っ張りだこな縦鳥選手がLMリーグに殴り込み。期待感が持てます。
なお、縦鳥選手は颯爽と魂天になられているため、玉の間のデータが古くなっております。ですので少々上方修正しながらスカウティングを進めていきます。ご了承ください。

和銃差13という猛者レベルもさることながら、和了率が約25%と非常に高いです。よくあがりつつも放銃する際は失点を最小限に抑えられるディフェンス力を持ち合わせており、王座トップ率1位の片鱗がうかがえます。

調整打点効率900とやはり抜かりのない印象を受けます。放銃するときは基本的に立直時のため、その他の場合に横移動を願うことはまず意味がないと思っていいでしょう。高い和了率がありながらもそういった細かな部分で力を発揮することができる選手ではないでしょうか。
そもそも王座での順位型が1>2>3>4となっており1位率は28%オーバー。LMリーグルールにおいてもやはり最強と言って差し支えないように思われます。4巡目指名とはなっておりますが、実力に関しては申し分ないため他チームは相当警戒して対局にに臨む必要があるでしょう。当たりたくない選手ベスト3には入ってきそうです。

総評とレーダーチャート

実績充分なてんてん監督が選出したメンバーに間違いはないと思わせるスタッツの数々。LMリーグ優勝経験のある氷室谷選手も指名しており、リーグの上位を確実に奪ってくるチーム力が既にありそうです。これで更に人柄重視指名ということですから、チームとしての成熟も期待大と言ったところでしょう。指導力のあるてんてん監督がまとめていくわけですから、このチームからポイントを奪うのはまさにNOCHANCEとなりかねませんね。しかし麻雀というゲーム性かつトップがえらいルール。他チームはいかにマイナスを押し付けられるかがリーグ戦のカギを握っていきそうです。

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