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第二期LMリーグ選手スカウティングレポート④じにじにがおがーず

※第3弾はこちら↓


はじめに

第4弾は佐倉あやねるリーダーのチームです。第一期LMリーグ「WinG」優勝の立役者。そんなあやねるリーダーはどういった方々を選出したのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、データは雀魂牌譜屋様(https://amae-koromo.sapk.ch/)から引用し、四麻雀魂段位戦玉の間直近500戦の結果をもとにレポートしていきます。都合上敬称略または選手呼称となります。ご了承ください。


リーダー 佐倉あやねる(魂天)

第一期優勝チーム「WinG」の一員としてレギュラーシーズン個人MVPに輝いた方。堕天してもすぐ昇天するなど、実力だけでなく精神力をも兼ね備えています。今期は個人連覇&連続MVPを唯一狙える立場なので大注目選手の1人です。

和銃差は驚異の13越え。そして和了巡目が早いため効率よく手を進めていくことが出来る選手です。そのうえで守備力も非常に高いため相手にするのが非常に難しいと思われます。副露率も約40%と、速度に特化した選手と言えるでしょう。

立直に関しては驚くほど平均的。平均的であるのにラス回避特化順位型のため、やはり副露時に警戒が必要でしょう。ただ、平均的な数値の中でも一つ抜けているのが一発。あやねる選手の立直に対して一発消しをしつつ上手く立ち回れる選手であるのならば、そういった戦術を多用するのも一つなのではないのでしょうか。

副露型高段位者の特徴ともいえる副露後放銃率の低さ。守備にも隙がありません。調整打点効率も900と、やはりこの選手を止められるかが他チームにとって最優先すべき事項だと考えられます。先述したように第一期で大活躍の選手ですので、今期も非常に期待できる選手と言えるでしょう。

1巡目指名 ロン氏(魂天 天鳳八段)

凸待ち配信への参加は確認できませんでしたが、実は私と雀魂友人になってくださっているW魂天の方。世界に数えるほどしかいないW魂天は漏れなく麻雀に明るいので、相当の実力者という印象があります。

和銃差は12越えの攻守ともに強者な選手と言えます。副露率立直率は平均的なため、どのような攻め方もできるのではないでしょうか。順位型は123>4というラス回避特化型ではありますが、連帯率も高いためLMリーグルールであってもすぐに適応できそうなイメージがあります。

立直率は平均的なのですが、立直収支が高く立直良形も高い。追っかけ率も低いため、効率よく勝負できる確率を高め無駄な勝負はしない打ち手と言えるでしょう。そしてやはり気になるのは一発率の高さ。リーダーとロン氏選手の破壊力には手を焼いてしまうのではないでしょうか。

更には裏ドラ率まで高い数値となっています。強いうえにそういった不確定要素を味方につけられる。これは非常に危険な選手です。そして副露後流局率も高くなっており、形式テンパイや回し打ち等でしっかりと細かな点数を稼ぐこと力も持っています。まさに序盤終盤隙が無い選手なのではないでしょうか。1巡目指名も納得です。

2巡目指名 あわぺな(雀聖1)

私が参加していたぷりぷりーぐ「From the Barrel」のリーダー。そのリーグにおいて見事優勝に導いた手腕がLMリーグでも光りそうです。何より雰囲気がすごく優しい方で、いわばムード○の役割も担えそうな選手です。

現在は雀豪3に降段してしまってはいますが、また雀聖に戻れそうな気配があります。順位型が理想的な1>2>3>4となっており、トップを持ち帰る可能性が高い選手です。立直副露も平均的で和銃差は10付近と、LMリーグルールにおいても適応する可能性が高いと思われます。

立直に関してはほぼ平均的な数値が並びますが、立直巡目が非常に早いです。しかしながらそれでいて追っかけられ率が少々高くなっているので、打点待ち関係なく即リーが多くなっているように見受けられます。立直宣言が飛んでくる可能性が高いですが、あわぺな選手のペースにさせないためにも他チームは落ち着いて回って反撃を仕掛ける必要があるのではないでしょうか。

どの項目も平均的な数値となっていますが放銃時副露率が少し高めに出ているため、副露合戦に持ち込むことや早い仕掛けを多用して攻めることが出来れば活路を見いだせるかもしれません。
チーム唯一の魂天到達経験がない選手ではありますが、そうだと思って気を抜いて対戦すると大きな痛手をくらいそうなスタッツとなっています。実力は伴っていますし魂天陣による検討等での更なるレベルアップも期待できるでしょう。

3巡目指名 フカツ(魂天)

最近堕天してしまったようですが、珠がそのような状況になっても最後まで打ち切れることに個人的に敬意を表します。それほど精神力が強いのではないかと思わせてくれる方です。

まず目に飛び込んでくるのが和了率の激高さ。とんでもない数値だと思う反面、そういう人はだいたい放銃率も激高なイメージですが、和銃差14に迫る勢い。これは相当の和了が期待できるのではないでしょうか。そして破壊力抜群のトップ率。LMリーグルールに最適な選手のように思えます。

立直率の高さや立直和了の高さはもちろん他チームからすれば警戒べき点なのですが、それよりも強烈なのは立直後放銃率の低さ。宣言牌放銃が少ないのも見事なのですが、とにかく掴まないといった印象。先制率が低いことが意外だったのですが、追っかけ率は高いです。両面先制立直を打てたとしてもフカツ選手の追っかけ立直が入ってしまえば、もう風前の灯火と言えるでしょう。場を蹂躙しそうな破壊力を持っていると言えのではないでしょうか。

調整打点効率が1000弱。有り体に言うと「ヤバい」です。こんな逸材が3巡目まで残っていたとは。とにかく調子に乗らせず立直を打たせず、といったようにしていきたいのですが、もちろん副露での攻撃力も抜群なため対応できる打ち手でないと簡単にやられてしまうでしょう。

総評とレーダーチャート

とにかく実力者が集まったチームのように映ります。楽しみながら勝ちたいとのことですが、勝つことが楽しいという、まさにロゴ通りの凶悪なチームとなっています。誰が出てきても平均的にポイントを持ち帰れそうな、そんな雰囲気があります。しかしながらそれでも結果は分からないというのが麻雀の楽しさであり怖さでもあるところ。他チームの戦略によってどのような結果になっていくのかが楽しみです。

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