「コボルドのボードゲームデザイン」ほか

「コボルドのボードゲームデザイン」

マジックザギャザリングをはじめとした世界的に有名なゲームを手がけてきたデザイナーやディベロッパー、テスターや販売者が数々のエッセイを寄稿。ボードゲームのデザインについて、「コンセプト」「デザイン」「ディベロップメント」「プレゼンテーション」の4つのパートに分けてフランクな感じで解説されています。

“バランスの悪さは、排除するのではなく制御しよう。プレーヤーは実はそれを賢く利用するのがのが好きなんだ。“
”プレーヤーがゲームプレイをいかに自分の行為の物語として体験するか、何が期待できるかを考察し、それを序盤中盤後半の三部構成で提供する。“

ゲームはパーツの寄せ集めではなく、
ましてやルール単体でもない。
全てが一つに纏まって成立するもの。
その創作の極意が惜しげもなく語られ、楽しいゲームの裏に緻密かつ大胆に構築されたメカニクスとメタファーの秘密がちょっぴりわかるようになる一冊です。

後半のゲーム編集者の話は、すごくいろんな苦労と怒りが行間ににじみ出ていて一読の価値ありです(笑)契約条件の話も含めて、自分が作り手になる時の心構えや基本姿勢が学べます。

二枚目の写真は、一転遊び手としてのゲーム。
「放課後さいころ倶楽部」
アニメ化されましたね。いろんなゲームが次々に紹介されて、そのルールや展開の妙が解るようになっています。

最後はは、いろんなゲームのメカニクスがフローチャートで分析されている本です。
ゼルダの伝説時のオカリナの森の神殿が解説されていたので購入しました。

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