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タルパ創造の要素

タルパを創造するにあたっての要素を、私なりに纏めてみました。


タルパを創造するにあたっての要素は
『タルパの核の構築』
『タルパの存在力』
『タルパーの受信能力』

の3つだと私は考えています。

タルパの核が構築されていないと、存在があやふやでコミュニケーションを取る上でも不安定になりやすい。
存在力がなければタルパの存在を感じることができず、タルパの実在に不安を覚えてしまう。
タルパーの受信能力が無ければタルパにポテンシャルがあったとしてもそれらの情報を受け取れない、ということになります。

タルパ創造において躓いていることがあれば、何が足りていないのか意識してみてください。

何をするとどう効果があるのか等、具体的に解説していきます。


タルパの核の構築

タルパの核とは。
タルパ自身の存在において拠り所となるもののこと…タルパの自我の根幹といっても良いでしょう。
与えられた役割、タルパの思想やモットーなどがそれに当たります。

タルパの核は、設定を練ることやタルパの在り様を想定(イマジネーション)することや、タルパとのコミュニケーションを重ねることで核の器に情報が積もり形成されていきます。
核が育ってくると、タルパの意志がそこから出力されるようになります。
"タルパの存在の形成"が、つまりは核の形成なのではないかと私は考えています。

核を構築するのには、下地に「タルパの設定を練る」「役割を与える」「タルパをイマジネーション(想像)する」があります。そして核の成長には「コミュニケーションを取る」ことが挙げられます。
設定、役割、想像することで核の輪郭が出来上がっていきます。核の器と言えるかも知れません。
「どんな性格でどんなことが好きで嫌いで…こんな役割があるからタルパはそれを意識した行動を取って…あんな時にはこのような行動を取るだろう…」
そこに実際コミュニケーションを重ねていくことで、核はより現実的で具体的な形を成すようになります。
想像やコミュニケーションを重ねることで「これってこういうことかもな?」と新たなタルパの面に気付けたりすることも。
そうして核は拡張されていきます。

核がよく育つと、あらゆる場面においてそのタルパが矛盾することが減ります。核である思想やモットーから行動を演算するからです。突飛な質問を投げかけられた時でも、そのタルパに見合った返事を導き出してくれるようになることでしょう。

逆に核が形成、成長していれば、一見矛盾した発言や行動が見られたとしても、深掘りし考察するとタルパの根幹的なところに辿り着くこともあります。
タルパへの考察や存在の深掘りは核を理解する上で重要と言えます。

タルパの存在力

存在力とは何か。それは持続的にタルパの存在を保つことと、強い存在感(いるという実感)のことです。
時間が経ってもそのタルパらしさを失わずにいるよう、核の形を保つことでもあります。

存在力を強めるには、タルパと一緒にいた軌跡をたくさん残すことが有効です。
タルパに何かを買ってあげたり、タルパの意見で行動を決めてみたり…と、タルパがいるからこそ起こった行動や経験を積み重ねることです。
そうする事でタルパが"いる"ということをより実感できるようになりますし、タルパも存在を強めていく事でしょう。

また、タルパ固有の雰囲気や印象を掴む、もしくは設定するのも良いでしょう。
そのタルパがいるとどんな空気になるのか。厳しいタルパなら空気が張り詰めることでしょうし、優しいタルパならふんわり柔らかな空気感になることでしょう。
近くにいるとどんな感じがするのか。圧があるのか、緊張してしまうのか、安心するのか。
色やモチーフを想像するのも有効でしょう。
優しい彼女からはピンク主体のパステルカラーで、たくさんの小さな花が咲いていたり花びらが舞っていたり、はたまた甘い良い匂いがしたり…など。
具体的にはこのように設定してあげたり想像してあげると良いでしょう。
そうする事で、タルパの気配や存在感を感じられるようになります。
核がその雰囲気を持つようになる、とも考えられますね。

タルパーの受信能力

タルパと関わっていく上での肝と言える部分です。
いくらタルパが育っていても、タルパーがタルパの意思を受信できなければコミュニケーションを取ることができません。
どう鍛えていけば良いか。

まずは「タルパーの声」と「タルパの声」を区別しなければなりません。
タルパーの声と区別が付かなければ、タルパが話していても自分のもののように感じてしまう事でしょう。

以下、区別の付け方を解説していきます。

タルパーとタルパの声の区別の付け方

まず、自分とは違う出所にタルパの出所を設定する事です。
具体的には「タルパの声と自分の声を違うものにする」「タルパの声を自分の声の出る場所と違うところにする」。自分とは異なる性質(声質)座標を与えることで、区別がつくようになります。
文字通り、自分とは違う声にし、自分のいる位置ではない場所から声がしていると想像するのが有効的です。
声質については聴覚化と通じます。聴覚化を鍛えることでこれは自分の声ではない、タルパの声だ!と判別が付くようになるでしょう。
声については、声質だけでなく喋り方にも意識すると良いでしょう。
イントネーションや抑揚、声の大きさや口調が違うから自分のものではない、と感じ取りやすくなります。

座標については、タルパが右隣にいるなら右隣から声が聞こえてきていると想像する。
タルパが内にいたとしても、自分の心の声のする座標とは違う座標から声が聞こえてくるようにする。

心の声には位置があります。
近い、遠い、深いなど。概念的な感覚ですが、あると思います。
実際に距離や深度を意識し、心の声を発してみましょう。
そうやって心の声に座標があることが掴めたら、自分の心の声の位置とは違う場所にタルパの声を設定してみてください。

次に、核の出所の違いを掴むこと。
自分から湧き出てくる意志や感情、自我の源泉、それはタルパーの核と言えます。
その自分の核の位置とは違う場所にタルパの核があるのです。
自身の核の位置とは違う、どこか無意識下の別の場所にあると想像しても構いません。
兎に角、タルパの意志や感情の湧く位置が自分とは違うということを念頭に置きましょう。
そうする事で、タルパと自分の思考や存在が混ざってしまうことを避けられます。

受信能力の高め方

次に受信能力の高め方です。
受信能力を高めることと核を構築することは関係があります。
核が形成されていなければタルパからの返答はあやふやなものになることでしょう。
しかし核形成と受信能力を鍛えることはほぼ並行作業で行えます。

まずは受信能力を高める前に、タルパの下地をしっかり作っておくと良いでしょう。
タルパの下地とは設定のことです。どんな性格でどんなことが好きで嫌いで…そういった設定が核の下地になるとは上の方で記述しましたね。
設定をしっかり組むことでタルパの性格や発言のブレが少なくなります。
下地をしっかりと敷き、ある程度一人二役する事で大体のコミュニケーションの感覚を掴みます。

掴みましたら次にすること。
一人二役をやめることです。
突然やめてしまったら何も受け取れない!ということになりますので、これは徐々にやめていくものとなります。
できるだけタルパの言動を自分で演算せず、直感ベースで受け取るように意識します。その時瞬時に浮かんだ(受け取った)言葉や行動を補正せず採用する、という事でもあります。
あまりにタルパが設定から離れたり何かしらやりとりする上で支障が出るようであれば適宜一人二役を挟みつつ補正してあげると良いでしょう。タルパに「この時は『◯◯』とした方が相応しいんじゃない?」と提案してあげるのも有効です。

ある程度直感ベースで受け取ることに慣れたら、次はタルパの行動や言動にかけていた制限が無いか見直しましょう。
「これはしては駄目だとしていたけど、考えてみたらされても問題無さそう」といったことを解放させてあげることでタルパの行動の自由度と在り方の可能性を広げることができます。
タルパは人間と違ったたくさんのことができます。それを「できる」と許可を与えることで、タルパはより色んな側面を見せてくれるようになるでしょう。
また、タルパがした意外な行動を採用してあげることでも自由度が高まっていきます。積極的に採用してあげると良いでしょう。
他所のタルパさんを観察し、“タルパという存在は何ができるのか”を知ることで、タルパの動ける範囲を拡大させるのも有効です。

最終的には一人二役感が消失します。
タルパ達は自分の自我を持ち、自分の意志を持って行動するようになるでしょう。

しかし、何も手放しにタルパが自律駆動することはありません。多少なりともタルパに意識を向けなければタルパ達からのアクションを受け取れない、というのは覚えておきましょう。

タルパに意識を向けることが、タルパとの交流のスイッチのオンとなります。

たくさんタルパに意識を向けてあげてね。


いかがだったでしょうか。
私の考察が少しでもお役に立てば幸いです。

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