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2017年夏

案内された脳神経内科へ通い始めたのは、確か晩夏の頃だったと思う。
なぜ皮膚科の先生が脳神経外科の開業医を知っていたのだろう、と少し疑問に思っていたら、どうやらおふたりは同じ大学の同期だったらしい。

MRIを撮りに行く

神経内科の先生とそんな雑談を交えながら、私の症状を聞いてすぐさま、
「三叉神経痛だね。とりあえずMRIと撮らないと確定はできないから、近いうちに撮ってきてね」
と。
脳のMRIなんて生まれて初めてだ。
そもそもMRIが初めてだ。
このMRI。とんでもなく高い装置だ。
当然持っていない開業医も多い。
そこで、持っている大きな病院などに検査だけ依頼する事も多いのだ。

病名確定


そして、緊張の初MRI。
知ってはいたが、とんでもなくうるさい。
20分程かかるというので、検査中寝ようと思っていたが、うるさくて無理だった。

そんな検査を経て私の病名は確定する。
右 三叉神経痛。
「ほら、ここ三叉神経と血管が当たってる。これが原因」
見ても素人には分からん。
接触している原因は動脈硬化らしい。
この年齢で動脈硬化って・・・(当時30代前半)
しかし、血管の老化は生まれてすぐ始まるらしい。
そうですか・・・
納得するしかない。

そして始まる治療


ここから治療が始まる。
まずは薬だ。
リリカという名前は可愛いが、副作用は可愛くない薬だ。
初めて飲んだ時はびっくりした。
ものすごい眠気と眩暈。
ただこの感覚、私は嫌ではなかった。
と思う私は変わっているかもしれない。
この副作用で断念する人もいるという。

「手術もあるけど、まあリスクもあるから、薬で何とかなるなら、薬がいいよ」
と、言われたが、勧められても絶対に手術は嫌だと思った。
この時は。

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