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10月16日

朝、比較的心地の良い目覚め。
そして微熱まで降下。
体調はかなり良いものの、昨日歩き回ったから、午後から熱が出たんだろうか、という事で、今日は一日ダラダラしてみる。

これが不思議な事にこのダラダラで1日何となく過ごせてしまった。
お腹も空かないが、口へ運ぶとそれなりに食べられる。
何だか不思議な感じだ。
お腹がきちんと動いていないというか、何とも言い難いが、とにかくいつもと違う感覚だ。
お通じもやっとあったし、通常通り動いているはずだが、まだ麻酔から覚めていない感覚だ。

午後、やはり38度まで上がる。
が、これで38度もあるのか?と思うほど体は軽い。
風邪の熱とは違うのだな、と実感。
ただ、高熱が続くので氷枕が日々のお供になるように。
意外と原始的な方法だがこれが意外と効果があるようだ。
しかもこれでキズの方を冷やすと頭痛が治まる事も分かった。
カロナールなしで何とかいけそうだ!
やっとここへ来て夜そこそこ眠れるようになった。
少しずつ回復して来ているのを実感すると同時に、ほんの数時間の手術でもこれだけ体はダメージを負うのだという事を実感。

つくづく思う。
本当に頑張らなくてはいけないのは患者の方だ。
やはり舐めてかかるものではない・・・ 
特に脳の手術はしんどいようだ。
ちょうど同時期に別の部位で手術を受けた同僚が何人かいたが、(この時期入院する人が4人も重なったのだ)麻酔の副作用などはあったもののそこまでしんどくはなかったようだ。
えー、私が一番能天気だったけど一番しんどかったのか・・・
だからこそY先生はわざわざ言ったのだ。
「この手術はそんなに大変じゃないよ」
と。この比較対象は脳腫瘍などの開頭手術だったのだと思う
まあ実際この手術は短時間だし、抜歯もせずに退院してしまう程平気な人もいるようだ。
同日に受けた顔面痙攣の患者さんは結構元気だったらしい。

私の場合は手術時間がまあまあ長かった事。
もともと炎症を起こしやすく、さらに激症化しやすい体質という事が関係していたのかもしれない。
という事を私も術前に言うのを忘れていた・・・

そう、私は三叉神経痛以外に集簇性痤瘡という変わった、やっかいなニキビの病気と潰瘍性大腸炎を患っている。
どちらも炎症性の疾患だ。
免疫は正常だが暴走するタイプ、という感じだろうか。
最近は落ち着いているが、白血球の数値はひどい時だと白血病に匹敵するくらいだった。

結局あともう数日様子を見てみる事になった。
術後熱は出るがここまで長く出る事はないらしい。
T先生は
「脳の術後だと髄膜炎とかがあるんだけど、見た感じだとそんな風には見えないし、もう少し様子を見てみよう」
と。
えー、髄膜炎だけは勘弁だ!

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