見出し画像

初めての一人旅

旅の初っ端から管制上の理由で、搭乗時刻が2時間遅れて、日本の空港で2時間待っていた。結果的に言えばこれはめちゃくちゃありがたいものとなった。というのも、上海の浦東空港ではフリーWi-Fiはあるが大抵のSNS(InstagramやFB)は規制されているため、何もする事がないのである。本来4時間ぽけっと待つところを、日本でのんびり最後の旅の準備に2時間も貰えたのだ。
 ちなみに今回向こうでのインターネットはeSIMとやらにしてみた。これはSIMカードを買わなくても良い(つまり、無くす心配や接触の心配がなくなる)らしい。今回初めて知った。 しかしながら、これを買うのを搭乗時刻が2時間遅れたからこその空港の中でやってたので、ギリギリ癖だなと思いました。海外はWi-Fiがあればどうにかならなさそうだという事もあるんだな、というのが今回の学び。
 そしてトランジットの為に上海の浦東空港に降り立ったが、とても大きな空港であり、中国という国のその力を少し実感した。あと指紋の採取はもはやATMみたいなBOXで自動化されており、日進月歩といったところ。そしてぽけっと10元のコカコーラを飲み、梶井基次郎の「檸檬」by角川文庫を読んでいた。
 -えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧おさえつけていた。焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか- 一人旅立つこの不安を、初めて投稿したnoteに書いた。ただ、もはや始まれば後はそれを楽しむだけである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?