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なぜ僕はポケモンSVで勝てないのか①〜ポケモンSVについて改めて考える回〜

僕はポケモンを10年以上プレイしている。
ブラックホワイトで初めてオンライン対戦を覚えてから、
BW2⇨XY⇨ORAS⇨SM⇨USUM⇨剣盾 とずーっと対戦を遊んでいる。(嘘、実は7世代はメガ進化に飽きてそこまでやってない)

とても上級者といえるほどではないが、どの世代もレート1700〜1900を維持することはできていたので少なくとも初心者ではないと考えている。
一番はまったORASでは、角砂糖を舐めながらプレイすることで脳を活性化させレート2000までこぎつけたこともある。
小学生の時はなぞのばしょからダークライとシェイミを捕まえる歩数を完璧に覚えていたので同級生からポケモン博士の称号を与えられたこともあった。

ところがそんなポケモン対戦博士の僕が、
ポケモンSVになってからなぜかまっったく勝てなくなってしまった。
毎シーズン100試合くらいは合間を縫ってがんばって戦っているのだが良くてレート1600止まりでひどい時は1500を割ることもある。

なんでこんなことになってしまったのか、僕がポケモンになにかしたのか
一度文章に書き起こしてポケモンSVというゲームに向き合って考えていきたいと思う。


ポケモンSV環境の特徴①テラスタルへの考え方

ポケモンSVの対戦環境を考えていくにあたってまず考えなければいけないのがテラスタルだ。

各世代にあったバトルの根幹ともいえるシステムであり、
メガシンカ、Z、ダイマックス この世代特有のシステムを理解せずに
環境を戦うことは避けられない(嘘、Z技はあんまり知らない)

レギュレーションFにもなって今更すぎるテラスタルの特徴だが、

1.発動中はテラスタイプにタイプが変わる
2.戦闘中1回だけ使える
3.タイプ一致テラスタルの技は1.5倍から2倍に変わる

本当に僕はこのテラスタルを考えるのが苦手で、
以前はこっちが有利対面をしている状態であっても、相手のテラスタル次第では逆に捲られる可能性があるため安心できないのが心臓に悪い。

自分がラグラージで、相手がヒードランの場合
以前までのポケモンではヒードランを地震で上から一撃で倒すことができるラグラージ側が圧倒的に有利なので、ヒードランが引くことを読んで別の技(ステルスロックとか)を打つ、居座り読みで地震を打つかの選択があり、
自分はローリスクで行動をすることができていた。

しかしポケモンSVでは、
ヒードランが草テラスタルを持っていた場合、
ラグラージが地震を打っても滝登りを打っても、ヒードランは倒れないので
そのまま草テラバーストを打たれてラグラージが倒される可能性がある。

となるとラグラージ側の選択肢として、居座ることがローリスクな行動ではなくなるので安定行動がわからず読み負けることが僕は多々ある。

まず僕の対戦中このテラスタルを考慮した選択がすごくブレているのが一番の敗因な気がしてきたので、一度冷静に考えてみる。

さきほどと同様にラグラージとヒードランの対面を例に考えてみる。

自分 
ラグラージ 鋼テラスタル
技 地震 ステルスロック
交代先にユキノオーがいる。

相手 
ヒードラン 草テラスタル
大文字 テラバースト 
交代先にゴリランダーがいる。

ラグラージ(自分)から見て、
◎=大成功 ○=成功 △=トントン ×=失敗 
の選択の結果

まず、テラスタルを考えない場合の選択だが
ラグラージ側はどれを選んでも、かなり有利な結果が得られることがわかった。もちろんこれは、選択を簡略化したものなので実際は大文字の命中率や火傷の確率、交代先のポケモンによって状況は変わってくるが概ねテラスタルがない場合の有利対面はそのまま有利な結果が得られやすいと考えれる。

ここでラグラージが鋼テラスタル、ヒードランが草テラスタルが可能である場合の選択を表にしてみる。

相手の素テラバにユキノオー出すのはそこまで成功じゃないですね…

ラグラージ視点で考えてみると、ヒードランがテラスタルをした瞬間、
大幅に安定行動が減ってしまうことがわかった。
テラスタルを切らせた という考え方もできるが、
テラスタルの可能性を考えると本来の有利対面が以前のポケモンほど有利ではないことがわかる。

テラスタルで捲られたタイプ相性はテラスタルで捲り返せるし、
逆にテラスタルで捲れないと一方的になってしまうとも考えられるのかな。

テラスタルで巻き返す場合の具体的な展開としては、

①タイプ相性をひっくり返してカウンターする(受けテラスタル)
例)草ヒードラン、草ウルガモス、鋼カイリュー、毒ガチグマ 

②タイプ一致テラスタルで押し切る (攻めテラスタル)      
例)炎オーガポン、妖ハバタクカミ、悪一撃ウーラオス、飛行カイリュー

①受けテラスタルのメリットとしては、発動機会が多くて腐りにくい。
ただし、飽くまで耐性が変わっただけなので別の苦手なポケモンができたり
全抜きは難しい。

②攻めテラスタルのメリットは、火力があがるのでそのまま連続で倒していきやすい。
有利な展開をより有利な展開にもっていくので、
Sが高かったり先制技が強くなったり、タイプが受けにくいやつが向いてる。
ただし、自分の一部のタイプは変わらないので、元々苦手なポケモンはそのまま苦手になりやすい。

こう考えると、今までたまにやってたステロを安全に撒くために
ウーラオス対面でノココッチにゴーストテラスを切る動きは、
「テラスタルで捲る」ことができないので相当ダメな行動だったんだな…

今までできていなかったが、
パーティ作る時点で テラスタルを切って捲ることができる「軸ポケモン」を決めると楽になるのか、、、
今までフィーリングでテラスタルを切ってしまっていた。

ポケモンSV環境の特徴②パルデアポケモンの強さ

僕がSVで勝てなくなった原因として、今までの知識がまるで通用しないということがあるような気がする。
僕がBW〜剣盾まで対戦を繰り返すことで培った知識では、
・ガブリアス(S102)は早いし、ゲッコウガ(S122)エースバーン(S119)は最速にしておけばまず抜かれない
・キノガッサとかミミッキュはやばい、強いから気をつけよう
・ドラパルトは何してくるかわかんないよね、ウルガモス、ギャラドスに積ませる隙を見せたらパーティ半壊するか気をつけようね など

ところが、ポケモンSVの使用率をみると、、

ちなみに19、20はツツミとイーユイ

あいつら全員どこいった???

この画像で確認できる上位18体中、8世代以前のポケモンは
カイリュー、ウーラオス×2、ポリ2、ハッサム、ランドロス、アシレーヌ
ラティオス、ガオガエン

残りは全部9世代から登場したパルデアポケモン達だった。
彼らのパワーは凄まじく、ハバタクカミ、パオジアン、テツノツツミによって環境最速のラインをS135まで引き上げ、
さらにパラドックス勢達はこっからブーストエナジーでSが1.5倍になるのでスカーフもままならない。
前作まで環境ポケモンの名を欲しいがままに闊歩していた。
エースバーン、サンダー、ドラパルト、ドリュウズ、クレセリア、ボーマンダ、ミミッキュ達はナーフやシステムの変化もあるが、パルデアパワーに置き去りにされてしまった。
その中でもカイリューがSV環境トップの座に君臨しているが、テラスタル環境でのカイリューはもはや、今までのカイリューとは別物なので実質新ポケモンみたいなもんだろう。

このように僕が今まで時間をかけて培ってきたポケモンの知識やダメージの感覚、常識はリセットされてしまい、
過去作のアドバンテージがほぼなくなってしまったのも要因ではないだろうか。
しかし、それでも僕は途中サボっていたとはいえほぼ毎シーズン100試合近く潜りプレイ時間もそろそろ999時間に差し掛かろうとしているところだが、未だレート1600止まりである。
もう一般的なプレイヤーと比較してもさほど知識に差はないはずなのに、
なぜ勝てないのか。
次は、僕が実際に使用した具体的なパーティから勝てない理由を考えていきたいと思う。

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