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初めて絵を買ったときのこと



去年だったか、思想・哲学・文学・芸術の会(アープラ)のLINEオープンチャットに参加している人から絵を買った。私は$(ドル)さんと呼んでいる。現在はどうだか知らないが自身の描いた絵を黙々と投稿していた人だ。私は芸術をまったく解さないがなんか雰囲気あるなぁと思いながらリアクションしていたように思う。
投稿されている絵を見ているうちに「買うか?」と思いはじめる。その後も投稿されていく絵を見るうちに「買うか」となり、絵の相場(サイズがわりと基本になるらしい)を簡単に検索したうえで、LINEオープンチャットにて簡潔に「あなたの絵を買いたい」と伝えると、インスタのアカウントを教えてもらえた。

本人確認代わりになんやかんやした後、これまた簡潔に「絵を書いたい。予算はしかじかだ。これで買える絵はありますか?」と伝える。
まったくの素人であることを把握される内容だが、足元を見られたくないという我利我利亡者の姿勢で探りを入れるのは失礼である。相手の時間をいただいてる。手の内をちゃんと曝すから相手は私がさらしたものに基づいて提案する可能性ができる。情報の出し渋りをしないから確認もスムーズにいく。予算以上のものしかなければまたの機会に、とすればよい。
条件に合う絵を提示してもらい、気に入ったのでそれに決定した。つぎは入金と発送の流れの確認。
銀行振り込みを提案。決定。互いの口座、住所の確認、済み。発送の連絡、入金の連絡。到着の連絡。ありがとうありがとうでフィニッシュ。話がスムースで煩わしさまったくないままだった。今はだいたいストレッチをするときに眺めている。
壁や廊下の壁に飾ったりしている場面が浮かぶが、そんなとこじゃ落ち着いて眺められないし、なんで廊下に飾るのかよくわからない。廊下の先のリビングなりなんなりの前菜、雰囲気作りだろうか。「(ゆっくり眺められる場所ではない)廊下にこういうのを置くなんてこの先にはどんだけのもんがあるんだろう」みたいな。だとしたら私は絵をたくさん買ったりしないから、縁のない話だ。

メルカリやヤフオクとかだと交渉でトラブルがあったりするらしいが、かなりスムーズだった。私の普段の振る舞いをみていたからなんだろうか。$さんに声をかけたのはこの人が参加してしばらく経ってからだったし、その間に「少なくとも下衆なことはしないだろう」みたいなんがあったのかもしれない。そこらへんは謎だが、或るアカウントの振る舞いを長いあいだ観察できる場というのは、☆評価や満足度や取引時の印象に関する短文コメよりかは当てになるかもしれない。アカウント買うとかもあるらしいし。おっちゃんはよく知らんが。

ところで、以下は$さんのInstagramのアカウントである。本人に許可をいただいたうえでの紹介である。

$¿$
monozkrby

インスタの投稿はしばらくストップしているようだが、投稿されている絵の画像は複数あるので、「こういうので私に売ってもいいものはありますか」など聞いてみるのもよいかもしれない。きっとまだ絵を描いていることだろうし。ちなみに私は綺麗な青の絵を欲しがったが残念ながら予約済みだった。
よろしければ。




正気か?