天皇賞・秋(GⅠ) 展望
※10/26(土)時点
◎ レーベンスティール
◯ リバティアイランド
▲ ドウデュース
△ ジャスティンパレス
× ダノンベルーガ
注 べラジオオペラ
1枠1番 ベラジオオペラ(横山和生)
現4歳世代のレベルは正直疑わしいが、この馬はロードカナロア産駒らしく古馬になってからの馬体成長が顕著。
気性も素直で自在性もあるため好走レンジが広いのが強み。
2走前の大阪杯は勝ちはしたものの一線級がほとんどドバイに遠征しており、はっきり言ってGⅡレベルのメンツだったため評価できる内容ではないが、前走・宝塚記念は自ら動いて勝ちに行き、最後は馬場適正の差で3着と敗れるも力を示した。
減速の少ない持続力のある末脚が魅力なので、1枠は歓迎。
しかし、共同記者会見での上村調教師の歯切れが悪く、いい頃に比べると活気が足りないとのこと。
当日のパドック次第だが抑えまで。
2枠2番 マテンロウスカイ(横山典弘)
買い要素なし。
2枠3番 ステラヴェローチェ(佐々木大輔)
屈腱炎による長期休養からよくここまで立て直したが、さすがにこれだけ一線級が揃うと見劣る。
3枠4番 タスティエーラ(松山弘平)
古馬混合戦になってから全く結果を出せていないが、1週前追い切りではダノンベルーガと併せて先着するなど好調な様子。
末脚勝負になると厳しいので、内枠を引いてポジションを確保したいところ。
3枠5番 ノースブリッジ(岩田康誠)
馬場が渋って内枠なら評価を上げたいが、現状買い要素なし。
4枠6番 ソールオリエンス(横山武史)
馬場が渋ることが好走の絶対条件。
良馬場なら即消し。
4枠7番 ドウデュース(武豊)
誰かが『この馬の追い切りは金が取れる』と言っていたが、今回の1週前追い切りも例に漏れず抜群の動きを見せている。
しかし、昨年秋がそうであったように叩き良化型であるため、初戦からアタマまではどうか?
あと、最近馬っ気を出すようになったのも気がかり。
ポテンシャルは間違いなく現役トップだが、スタートで後手を踏むことが多く、かつ好走レンジ(条件)が狭いため、毎度取捨選択に悩む一頭。
5枠8番 キングズパレス(A.シュタルケ)
正直一流どころと比べると一枚落ちるが、東京コースとの相性が抜群(1-5-0-1)なのと松岡→シュタルケへの乗り替わりは魅力。
余談だが、新馬戦はイクイノックスの9着に敗れている。
5枠9番 ホウオウビスケッツ(岩田望来)
おそらく逃げるのはこの馬だが、先行するとしぶとさを発揮する。
前走・毎日王冠では速い時計も経験。
今回は親父から息子へ乗り替わりとなるが、気性的な危うさもあることからも個人的にコレはマイナスとみている。
馬場が渋って内枠を引けたら評価を上げたいが馬券内までは…。
6枠10番 ダノンベルーガ(C.デムーロ)
一昨年・昨年といずれもイクイノックスに敗れ3・4着。
戦績は11戦2勝だが、GⅠで3度の馬券内(海外GⅠ含む)かつ、これまで掲示板を外したのは昨年のジャパンカップ6着のみと堅実。
デビュー前の大怪我が原因で右トモをかばって走るクセがあり、どうしてもゴール前の踏ん張りが効かないため勝ち切れないというのが2勝馬たる所以。
距離は2000m前後がベストでポン駆けも効くタイプだが、堀調教師曰く『まだ重い感じで反応が鈍い。ブリンカーを着用したが、自分から行く感じではなく促しながら。息も荒く仕上がりが遅れている印象』とのこと。
初コンビのクリスチャンにも期待したいところだが…。
6枠11番 ジャスティンパレス(坂井瑠星)
昨年はイクイノックスの2着。
馬場が荒れると良くないが、豊富なスタミナを武器に臨機応変なレース運びができることが強み。
瑠星への乗り替わりも新味に期待したいところ。
現在想定で6番人気14倍程度だが、もし本当にこのままなら喜んで買い目に加えたい。
7枠12番 リバティアイランド(川田将雅)
実力・実績ともに申し分ないが、ドバイSC後に発症した種子骨靱帯炎の回復状況と、先日落馬した鞍上・川田の状況が気になるところだったが、調教では好時計を連発。
また、鞍上も土曜に6レース中5レースが馬券内と落馬の影響はないことを確認。
枠はやや外目も、内で包まれるよりはこの位の方がスムーズに加速できそう。
7枠13番 シルトホルン(大野拓弥)
買い要素なし。
8枠14番 レーベンスティール(C.ルメール)
2走前のエプソムCは59kgを背負ってレコードと0.6秒差の圧勝。
前走・オールカマーも格の違いを見せつけ快勝。
これまでほぼ全てのレースで上がり1位のタイムを記録しており、東京コースは絶好の舞台。
そこにこの秋無双の鞍上・ルメールとくれば買わない理由が見つからないと思っていたが、まさかのピンク帽…。
しかし、過去20年の馬番別成績をみると14番の勝率は7番に次ぐ2位!
初志貫徹で本命とする。
8枠15番 ニシノレヴナント(田辺裕信)
買い要素なし。
リフレーミング(菅原明良) ※回避
実は2000mの持ち時計がメンバー中3位。
ちなみに1・2位は、パンサラッサが大逃げした昨年の秋天2・4着馬のジャスティンパレスとソールオリエンス。
これは!?と思ったが、同日3Rの3歳未勝利戦で1:58.6が出ており、その日の小倉は超高速馬場だった様子。
末脚も確かだがさすがにこのメンツでは…。