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グッドバイからはじめよう

私は昔から本が好きで
気に入った作家のそれは見境なく集めまくっていた
特に村上龍氏や中谷彰宏氏にはまりまくって
古本屋に入り浸っていた(笑)

しかしある時思い立ち
自分の気に入っている物語だけとっておいて
残りは処分したのだ

きっかけは多分娘が結婚してしばらくしたころだったか
ある親戚の家に行ったとき
高齢なこともあって
ゴ○屋敷に近い状態を目の当たりにしたのが
ショックだったので
動けるうちに自分のところは片付けようと家族で話したことだろうか

いろんなものを家に残していたが
しばらく目にしないでいたら
どうでもよくなったのか
押入れに眠っていたほとんどのものを
惜しげもなく捨て
お気に入りの本以外
ぬいぐるみやおもちゃもまとめて売りに行くというので
ついでに半分ほど持って行ってもらった
全部で数百円ぐらいだったので
ガソリン代にしてもらった

私は私で大きな本棚を置いていたが
ムック本や雑誌の特別号などもぎっしりだった
推しの記事やがレシピが載っているものもあったが
必要な記事だけ取ってあとは捨てた

次に大事にしていたはずの
作家の本も何となく厳選したくなり数冊残して処分
その頃放送大学に入学するべく勉強を始め
教科書などを収納する場所に変わっていった
他にも興味を持った本もたまに買うので
中身は定期的に入れ替えている

そこから得た教訓は
推しといえど聖域化すると
自分の人生が進まなくなってしまうのかな
どうせなら厳選したキングオブ推しグッズと
歩んでいきたいと思っている

自分が宝物と思っているものも
雑然と取っておくだけじゃ
他人から見ればただのごみでしかない
宝と思うならばタカラのように扱おうと

推し短歌
締め切りは昨日だったけれど
このまま続けていこうと思います↓

朽ち果てて
色もあせゆく
うつしえの
君よりもなほ
こひはひとすじ

はるばると
きみにあへる夜のしるし
形代むねに
ひとり戻らん

ひとときの
きみに逢うたが
よるの汽車
瞳に映る
さきのおもかげ














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