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成長とは

成長とは何か?という話
最近は人事領域からはなれていたが経営として人事領域に戻ったなかで過去を振り返り改めて思ったことを書きました。あくまで個人的なものなので興味ない方はさらっと流してください。

成長とは?
慣れから脱却し、想像する仕事をすることではないだろうか。
成長には技術的なものと精神的なものがあるのではないかと考えています。技術的な成長というのは自分の仕事の処理の上手/下手でる。これは継続する事で蓄積される。注意点は人によって同じことをしても蓄積量が違うので吸収力にあった時間投資をしなければいけない。また、上手というのは慣れと表現ができると考えている。

私が気になったのは技術的な成長だけは途中で壁が発生すると思っている。その点に本人は気づかずに仕事をしている人が多い。高い水準で仕事をするためには精神的成長が必要なのではないだろうか。精神的成長とはどういったものなのか考えてみてほしい。私は意味を考え、想像する事ではないだろうか?と考える。何かの書籍で読んだ記憶があるのだがあるオーケストラの指揮者がある楽器の奏者に対して客席から演奏を聴かせた話がある。この奏者はその楽器に長け、上手に演奏する奏者だったが音楽を想像する奏者になった。という話である。

私を含めて多くの人が経験したのではないかと思うのだが社会に出てての時は不安もあるがそれよりも初めての仕事を任され技術が伸び成長を感じるためやる気に満ち溢れていたのではないだろうか。しかし、そこから数年経過すると慣れという惰性が生まれてくることが多い。その結果、モチベーションの低下や自分自身のキャリアに疑問を持つようになる。本来、組織や上長はそういった状態に対して役割を変えたり、配置展開をすることを検討するだろう。この事を行ってなく、従業員が成長をしていないといっているのであればこの点をまず行うべきである。さらに想像する仕事をしていくためには精神的な成長をさせなければいけない。自ら仕事の意味を考え、価値を感じていくことではないだろうか。伸び悩んでいる方にアドバイスしたいのは内面の改革であり、これが変わる事で技術的な成長にも繋がる。このサイクルが重要だということである。そういった思考だからこそ精神的にも耐えられ、粘り強くやりきれるのだ。

また、そのほかに重要な事をあげるとすればリスクがあったとしても自分の器から脱却して得られるものではないだろうか。若い時は先輩や上司から基本的な仕事を教わると思う。まず、この基礎をしっかり構築する事が意外と大切である。ただし、教わった事を後生大事にするだけではなく、そこから変化をしなければいけない。状況は刻一刻と変化している。先輩や上司が前線で戦っていた時代とは変わってきている点もある。その事に気づかずに意識せず教わった事を行ってるだけでは成長しないだろう。さらに勘違いしてはいけないが今も昔も本質的な点でかわらないこともある。その点を理解せずに昔の手法だから変えるべきだというのも軽率である。その他には先輩や上司から教わった事、自分なりにアレンジを加えたものを1つのフレームと考えるとそれを捨てる状況もあるということを理解するべきである。1つのフレームにとわられるだけではなく、すべてを捨てて1から想像する必要性がある。枠の中の人材、今の枠では対応できない事に気づく変革者、枠は1つだけではないので新しい枠を作る創造者。どの状態にあるのか。変革者や創造者になるにつれてリスクも難易度もあがっていきます。しかし、そのと同時に成長も飛躍的に上がってくるでしょう。

最後に果敢に挑戦する中で失敗する事があります。失敗の中からも成長の材料は多くあります。前職上司の亀山から意図したものかはわかりませんが言われた事でそれはお前はできるけどあいつには経験したこともないから失敗を含めてさせたほうがいい。と言われました。その時に気づいた事は結果をばかり考え、若手人材の成長するための経験の場を奪ってしまう可能性があったという事です。いつの間には若いと思っていた自分が年をとって中年のおっさんになってました。仕事場には若い人材がいつの間にか多くあふれています。前線に立つことはやめたくはありませんが一歩引いて次世代の人材が活躍できる調整おじさんや寛容なおじさん、見落としをそっと支えちゃうおじさんにならないといけないなと思う日々です。病気になっていろいろ残して行けたらいいな。

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