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私たちの領域じゃない

2年前の月9で放送されていた
ドラマの特別番組
「PICU 小児集中治療室
スペシャル 2024」
を見て、
看護師である高梨臨の
心に刺さる印象的な台詞があった。

北海道が舞台なので見ておきたいのは
私が“北海道〟を中毒レベルで
好き過ぎるのもある💛

挿入歌も中島みゆきだし
安田顕も北海道出身だし😘

次があるなら、蛍(中嶋朋子)も
看護師役で出て欲しいw

10年間意識不明の娘と向き合い、
回復を願う母親役を
ともさかりえが演じた。

青森の病院で延命治療を受ける
患者の元へ、二十歳の誕生日を祝おうと
植野先生(安田顕)が
花束を持って訪れる。

10歳で意識不明となって以来
10年間、娘を見守り続ける母親から、
“延命措置〟に対する疑問を投げかけられ、
植野は返す言葉を見つけられなかった。

10年前に上野が延命措置を施した
医師としての責任を感じ、苦悩する。

病院を出て丘珠病院にいた看護師の
高梨臨に電話し、胸の内を吐露する。

「僕はどうすれば良かったんですかね。
あの子に延命措置をしたのは
間違いだったんですかね?
僕は命を救う事が正しいと信じてました。」

その時、高梨臨が言う。

「先生、考え過ぎないでください、
それは私たちの領域じゃありません」


医師でなくても、
日常において、そういった場面はある。

自分のせいで物事が複雑になったり
自分のせいでトラブルが起きたり
自分のせいで誰かが傷ついたり
自分の不甲斐なさを恥じ、
自分を責め続ける。

こうなってしまったのは
あの時の自分のせいだ😢

しかし、自分のせいで無いことも多い。
精一杯やっても自分の力では
どうすることもできなかった。
自分のその時の判断は
その時は最善だったのだ。

物事は結果が全てではあるが
どうすることもできないこともある。

でも、この場合は
家族としては誰かを責めたい。
責めることが義務のように。
この苦悩を一緒に背負わせたい。
それが医師である上野だ。

医師とはそもそも
そういう運命を持ち、
そんな立場なのかもしれない。

“命について〟改めて考えさせられた
良いドラマだった。

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