見出し画像

今すぐアマプラでSAWを観ろ

密室、鎖でつながれた男二人、拳銃、ノコギリ、謎の死体。
ここは一体どこなのか。
男二人は何者なのか。彼らはなぜこんな場所で鎖につながれているのか。この死体は何なのか。一体どうすればこの絶望的な状況から生きて脱出できるのか。そして、この状況を仕組んだ犯人は何者なのか・・・。

スリルとグロ、謎が謎を呼ぶ展開、息をのむどんでん返しをこれでもかと詰め込み、世界中の人たちを魅了したサイコスリラー映画『SAW』シリーズのアマプラ公開期限が迫っている。

シリーズ全作、無料で観放題なのは6/12(土)まで!

画像3

「SAW?観たけどやっぱりシリーズでは1が一番いいよね~」などと
通ぶりたい人、またはグロ耐性ありますアピールをしたい人は今すぐamazon PrimeビデオへGO!

各1.5~2時間ずつくらい(途中ちょっと短いのも)あるので、この金曜日の夜から視聴を始めればギリギリ全部観終わるぞ。急げ!

という訳で、今更『SAW』シリーズを全部観たら超面白かったので、感想をダラダラと書いていく。

ネタバレはしないよ。


いっぱいあるけどどれから観ればいいの?

1から観ろ。
これは水戸黄門ではない。

画像2

私にとってSAWは、ずっと気になってるけど縁がなくて観る機会がなかった作品だった。
そういう映画は他にも色々ある。『パフューム ある人殺しの物語』とか『ヘレディタリー 継承』、『カメラを止めるな』、『青の炎』などなど。
世間で話題になって、どうやらとても出来が良いらしくて、自分の好みにも合致している。きっと、観ればとても面白く、自分にとって糧になるだろう。そう分かっていても金銭や時間やその他もろもろの都合で手が出せないまま劇場での公開期間が終了。「いつかきっと」と思いながら、もしも”その映画を観た世界線”の自分はどんなだっただろうと時々妄想する。色々事情はあって観ることはできなかったけど、思い返してみれば絶対に無理だった訳ではない。結局のところ、私は怠惰だっただけなのだ。そうやって過去と現在を顧みて、自分の怠惰さに少し落ち込む。そういう微妙な劣等感があるから、いざアマプラやNetflixで視聴できるようになっても、なんとなく視界に入れないようにしてしまう。そんな映画、映画だけではなくゲームや小説、そういう物を、きっとみんな持っているんじゃないだろうか。

まあそんな話は置いといて、『SAW』の話に戻ろう。

最近、花京院ちえりちゃんが同時視聴をやってくれたのをきっかけに『SAW』の第一作を観た。
SAWすごい。マジで面白い。
「3分でわかる」とかWikipediaのあらすじで済ませてしまうのは勿体ない。

まず、ラストが凄い。
ストーリーとしては「誰がこのデスゲームを仕組んだ犯人なのか」「被害者たちは生きて脱出できるのか」というところがキーワードになる。
犯人を追い詰めようとする警官たちの奮闘が描かれたり、どうにか脱出しようとする被害者たちの悪戦苦闘があって、いざ犯人確保!
被害者たちも最後の決断をくだし・・・というシーンのあとで、大変予想外の出来事が起こる。

もう、思わず立ち上がって声をあげてしまった。
嘘だろ?マジか!!え?!そこに!!!???

そこで満を持して流れ始める『SAW』シリーズのメインテーマ曲!
最後にキメ台詞!
暗転!!!

ウワーッかっけぇー!!!!面白ぇ!!!
という感じで本当に面白かったので、ちえりちゃんの同時視聴開催をいまかいまかと待ちながら全部追いかけてきてしまった。
まだ観てない人はぜひ今日&明日中に観て、体験して欲しい。
ちょうど週末だし。


「デスゲーム」って好き?私はあんまり好きじゃない

画像3

これは私の偏見なんだけど、「デスゲーム系」というとなんかお涙頂戴展開とか、作者の性癖をゴリ押しする悪趣味な加虐シーンとか、ひたすら悲鳴を聞かされるだけの押しつけがましいグロシーンとかが売りだと思ってたんだよね。デスゲーム系作品が好きな人には申し訳ない。

ところが、SAWは全然そういう雰囲気じゃなくて、まずとにかく展開のテンポが早い。お涙頂戴している余裕はない。
登場人物はどんどん極限状態に追い込まれていって、その描写がとにかく真に迫っているので、観ているほうも追い込まれてくる。そして追い詰められた末にグロシーンに突入していくから、こっちも「ああ、やっちゃう?やっちゃう?ついに行っちゃうか?行ったァーーー!!!(ブシャーッ)」って感じでなんか変な感情移入をしてしまった。これは脚本とか演出とかが本当に上手いんだと思う。映画とか作劇のことはあんまり詳しくないので偉そうなことを言うのは控えるけど。


グロいかグロくないかで言うと、そこまでじゃない

少なくとも1は。

画像7

元々、低予算で作成された映画なので、そんなに凝った特撮とかVFXは使われてない。ほら、グロシーンをやるためにはそういう特殊効果が必要になる(生身の人間を切り刻むわけにもいかない)し、それにはどうしてもお金がかかるので・・・。

1でのグロシーンはある程度予想ができるというか、まあ、やっぱり終盤はどうしても見せ場としてグロい場面が出てくる訳なんだけど、その程度なのでそこは無理なら両手で目を塞ぐとかして乗り切れると思う。
血を見ると具合が悪くなってしまうような人は残念だけど諦めよう。

ただし、2以降は作品がヒットして予算がたくさんついたらしく、どんどんグロくなっていく。
それも、スプラッタ!ビシャーッ!みたいな爽快なやつではない。
詳細に苦しみぬいて死ぬ!とか生理的嫌悪感を催すグロ描写!みたいなところを攻めてくるので割と閲覧注意。個人的には4が一番グロかったと思う。

実は『SAW』シリーズの展開は、どの作品でも大体共通していて一番最初にまず第一の被害者を派手に血祭りにあげる。ここが一番グロい。
そのあとちょっと日常生活的なシーンが出てくる。
そこから本番の”ゲーム”に突入していき本番の被害者たちが滅茶苦茶にされていき、”ゲーム”の一番最後が二番目ぐらいにグロい。

みたいな感じになっているので、「グロすぎるのは無理だし・・・」と不安に思う人は、各シリーズの一番最初の被害者が処されるところまで観てから判断すると良いと思う。


『SAW』シリーズって2以降は何やってるの?

1は割と有名なので良いとして、じゃあ2以降は何をやってるのかというと、結局ずっと、死のデスゲームをやっている。

画像8

とはいえ毎回、ゲームの内容は全然違う。
「次はどんな処刑装置が登場するんだろう」とか「哀れな被害者がどんな愚かムーブで死んでいくんだろう」ということを楽しみにシリーズを観進めていってもいいだろう。

そして、それ以外にも「なぜ犯人はこんなことをするのか」とか「どうやって犯行を完遂したのか」、共犯者はいるのか、なぜ被害者はデスゲームの参加者に選ばれてしまったのか、みたいな謎が徐々に掘り下げられていく。

これがまたかなり巧みで、1つの作品では分からなかったことが、シリーズの後の作品で「実はあの時・・・」「実はあの人はこの人と関係があって・・・」というように少しずつ説明されていく。
そういう、シリーズにまたがる謎解き要素も、大変に魅力的だ。
個人的にはこっちが『SAW』の面白さの真髄だ、と断言したい。
なので1を観た人はぜひ最後まで一気に観ることをオススメする。

まあ「それって後付けでは?」みたいな要素も多々あるんだけど、それを踏まえても面白いので、そこはそういうものだと割り切って楽しむと良いよ。


同時視聴もいいぞ

画像6

このサムネ好き。SAW5のパッケージと見比べて欲しい。

SAWシリーズはナンバリングタイトルで6作、ファイナルを入れると全7作とかなり長い。
この7作は全部キッチリ続き物だ。
よくある「途中から見ても大丈夫!」みたいなやつではない。

いや、途中から観ても単体でちゃんと完結はする。するんだけど、2の登場人物が4で出てきたり、3の回想が5に入ったり、果ては物語の時系列が前後するような叙述トリックを繰り出してきたりする。
つまり、結構ややこしい
細かいことが気になる人は途中で「こいつ誰だったっけ?」「この話、何の話だっけ?」と気になりまくって話が頭に入らなくなること請け合いだ。

画像5

なので、同時視聴との相性がとっても良い。
ちえりちゃんが「この人はあの時出てきたこういう人です」「これはあの時にあの人が死んでた場所だね~」などと解説してくれる。
あれっ?何だっけ?と思っても大丈夫。
記憶力に自信がない人でも安心。

そして何より
そういう細かい情報を理解しながら観ると『SAW』は100倍面白くなる

前の項にも書いたけど、『SAW』は、シリーズにまたがる謎解きがとっても魅力的なのだ。グロ要素よりもこっちが本題だと言えるほどに。

画像6

シリーズが進むと、FBIや警察組織がどしどし出てきて、権謀術数の縄張り争いをちょっとだけ繰り広げたりもする。

大体、話が複雑になるのはSAW4あたりからなんだけど、本格的にネタばらし編のはじまる『SAW5』なんかは本当に解説があると楽しさ100倍なので同時視聴を強くオススメする。
この時のちえりちゃんの解説も冴え渡ってるので、かわいい女の子との映画デート気分が味わえるうえにSAWのストーリーもよく分かる、という最強の一石二鳥仕様。

ちなみにナンバリングタイトル最終作である、SAW6の同時視聴は6/12(土)の朝10時から!

今からSAW1の再生を開始すれば追い付けるぞ!!!

今回は『SAW』シリーズの話だけど、そもそもそれ以前にVtuberの映画同時視聴というコンテンツはとても良いので、もし未体験の人がいたらそれはそれで体験してみて欲しいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?