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Tableau WP備忘録 〜トラディショナルBIからの脱却〜

どうも、ユータです。
読んだよっていう実績と、心に留めておきたい内容をメモしたものです。

今回読んだ記事はこちらです


トラディショナルBIとモダンBIの違いについて、わかりやすい記事があったので参考にしました。
以下の記事の情報も合わせて、簡単にまとめていきます。



トラディショナルBIとは

・IT部門が主体のトップダウン型アプローチ
・ITとbusinessユーザーが断絶されている
・データーが帳票印刷で最新じゃない
・全てにおいて時間がかかる



モダンBIとは

・ビジネス部門が主体するセルフサービス型アプローチ
・ITとbusinessユーザーが分担・協調
全員がユーザー
・リーンスタート、アジャイル発展

モダンBIの魅力とは

ビジネス部門のユーザー自らが、課題に対してデータを触り、そこからインサイトを共有して次のアクションへ繋げることができる。
データを根拠にした判断を素早く打ち出せるので、ビジネス環境の変化に追随することができる。

モダンBI実現の壁

IT部門が担っていた「データ抽出・レポート作成」から脱却する必要があります。
いくつかのことを解決しなければなりません。
・ユーザーの権限管理
・データへのアクセス権
セキュリティ、データフローパイプラインの確立






チームとしてのアプローチ

必要な心構え

モダン BI では、IT部門・ビジネス部門の徹底したチームワーク信頼関係が必要です。
IT部門:セキュリティやリソース管理で失敗しないか?
ビジネス部門:もっと自分の思い通りにデータが扱えないか?


トラディショナルBIでの問題点

IT 部門は、ありとあらゆるセキュリティ、アクセス、接続、ソフトウェア導入、サポートへの対応、そしてさらにデータを求めるニーズの高まりに応えることに多忙を極めています。

トラディショナルBIでは、データの大半が利用を制限され、IT 部門とビジネス部門の両方で作業量が増えてしまっていました。
また、誰も成功を手にできなかったために敵対意識が生じてしまいました。


Tableauを導入した場合

IT 部門は、サーバーリソースの管理、初期アクセス権の設定、繰り返し作業の支援など、得意とする作業に専念することができます。

Tableau Server なら、IT 部門はビジネスユーザーがコントロールとサポートを両立できるようにすることが可能です。

ダッシュボードの最適化、パフォーマンス、使用状況の確認。
ビジネスユーザーは社内のアナリストと協力してより効果的な分析を行うことができます。




コミュニケーションとコントロール

一つ目の鍵:安定性

どのような導入でも、鍵となるのは安定性です。

もともと Tableau には短時間に処理が集中する傾向が若干あり、抽出、ユーザーのアクティビティ、サブスクリプションがすべてパフォーマンスに影響を与えます。

ビジネス部門の面から見ると、たとえば全員が朝 8 時にログインし、お気に入りのダッシュボードを開くなり 900 個のアラートを設定するなりすれば、サーバーに非常に大きな負荷がかかる可能性もあります。


二つ目の鍵:コミュニケーション

コミュニケーションも鍵です。
IT 部門にはどうしようもない要素が関わってくることはよくあります。たとえば、あるベンダーが朝 8 時にのみデータをアップロードするのであれば、抽出が更新されるのを待つことになります。
つまり、ユーザーと設計者に見込みを伝えることが、導入の成功を左右する可能性もあるということです。


トラディショナルBIとTableauの違い

トラディショナル BI では最大限のコントロールを行うことが求められており、何に対してもまず「できない」と答える環境になってしまいます。

しかし Tableau は、必要な場合にのみ制限をかける、まったく逆のアプローチを取るように勧めています。
たとえば、人事データを厳格に管理しながら、財務データは一部公開し、一般的なビジネスデータではアクセス権を拡大するということが可能です。




成功するためのヒント

  1. ビジネス部門と IT 部門の両方が集まって、導入や保守を行うチームを結成しましょう。

  2. できる限りの権限をビジネスユーザーに与えましょう

  3. ディスカッションでは、「どちらも」の視点を持ちましょう。 課題で「どちらか」を解決するのではなく、「どちらも」解決することはできませんか?

  4. 小さな規模から始めましょう。組織にはそれぞれの文化課題ニーズがあります。実験の場をいくつか選んで検証してください。

  5. 報告見直しを行ってください。十分に活用されていない機能があるとすれば、ビジネスユーザーが利用できるようにしてください。また、少なくとも 6 か月ごとに見直しを行うと、ハングリー精神旺盛なビジネスユーザーに、もっと多くのことを委ねられるかもしれません。

  6. チームプレイに徹し、誰かを閉め出すことは避けてください。楽しくドライブ旅行をするときの運転とまったく同じように、代わる代わる主導権を取り、特に各人の専門分野は尊重しましょう。

組織でモダン BI を活用する際には、明確な目標を立て、コミュニケーションを取り、何が効果的なのかを理解すれば、きっと成功できるでしょう。




最後に

社内にTableauを広めるには、ユーザー側にどれだけ権限を与えるか。
ユーザーが欲しているものをどれだけ提供できるか。

また、IT部門と双方向の歩み寄りが必要だとわかりました。

DATASaberがそのパイプ役を担うんですね。
また一つ勉強になりました。

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