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なぜ?どうして?


人通りの少ない田舎の小さなお店をオープンして、はじめてのお客さまは・・・そう!
初恋の人だったのです。
(心臓バクバクッ)
嬉しさと懐かしさと、淡い恋心が三位一体となり自分の歳をわすれるほどだったわ!

あの頃は、目と目が合うだけでドキドキしてしまい~~
挨拶の言葉さえ、交わすことの出来ない少女で本当に会話という会話をした記憶がない。
なのに?なぜ?どうして?
40年以上も連絡すら取り合っていなかったのに、どうして私のお店が分かったのだろうか?不思議でたまらない・・・・

不思議な気持ちを抱えながら、「ブレンドでいいですか?」
「うん、コーヒーは俺も好きなんだ!」
(好きという言葉、性感帯を撫でられた気持ちになってなかなかいいわぁ~)
フラスコに、ヤカンのお湯を一杯分注ぎ入れ
ロートにフィルターをセットしたら、フラスコをビームヒーターに乗せて温度調整MAXにする!すぐに豆を電動ミルで挽いたら、ロートへ一杯分12gほど。ちょっと濃いかな?
なんて思いながら‐・・・適当?
フラスコへロート挿入!
ポコポコっと空気の泡が出て来たら、グッと差し込む!
お湯が上がって来るまでのビームの光りはキャンブファイアーの火の色に近く癒されるのです‼️
いい感じに、お湯がロートへ上がってきた❗️💖コーヒーの泡と豆の粉末とお湯が三層になった時、美味しそうに思えるのは私だけでしょうか?
木ベラで、三層を撹拌→温度調整弱める→10秒後にまた温度調整弱める→20秒後にヒーターからおろす←その前に撹拌!
あとは、静かに待ちましょう。
ロートに上がったお湯が、コーヒーとなってフラスコへポコポコっと戻って来ます❗️💖
たまりませんのよ~この香り!
ロートに残ったコーヒーカスはドームの形になっていたら・・・・「サイフォンのコーヒーは美味しく出来ました。」というサインです。


~~~と、長々話ながら淹れたコーヒーを飲む素敵なお客さまは、やっぱりカッコ良かった。
でも、どうして私がいるお店が分かったのだろうか?


では、また・・・今度
ごきげんよう。


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