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企画のたまご屋さん その20

企画書は事業計画書である。

ところが、このことを知らない人が、

ほとんどなので、

的外れな企画書を書かれる方が、

とても多いのです。

今日は、そんな的外れな企画書を、

具体的に、お伝えさせていただきます。


ひとつの例えとして自己啓発書としましょう。


タイトルは、仮に、

『誰でも成功できる魔法の3分瞑想法』


この企画の作者が、

企画書を書くと、


いかに、この方法の効果があるということを熱弁します。


さらに、自分がいかにこのことに、

情熱を注いでいるかと言う事を、

熱烈に語ります。


ところが、

もし効果があるのなら、

具体的な事例を説明していなければ、
事業計画書的には、無意味です。


よくある事例ですが、

これはものすごく効果がある、
と言う人の話を詳しく聞くと、


自分以外の人には試していない。

でも絶対に効果があると力説します。


これから世の中に広める、とのこと。


いくら情熱があっても、それはビジネスとは無縁です。

情熱があれば、すべていい結果が出ると言う事はあり得ません。


いくら自信があっても、それはビジネスとは無縁です。

自信があれば、すべていい結果が出ると言う事はあり得ません。


それでも、

自分には、効果があると、熱く語ります。


でも、


本人だけにしか効果がないのなら、汎用性がありません。

つまり、他の人が買ってくれません。


このようなタイプの人の共通点は、

熱く語れば、人の心を動かせると、

思っているところです。


もう一度言います。

事業計画書には、

そのような熱く語ることなど何の意味もありません。


それよりも、

明確な、根拠。


そして、

これだけの人に、効果があったという証拠が

大事です。


このような的外れな、

企画書を避ければ、

採用率は、

一気に高まります。


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