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貧血の原因って?②

①のつづき

ちょうど義父が突然亡くなり、義母が失火し私と子ども(夫は週末しか帰ってこない単身赴任中)と1LDKで同居した冬、娘は高二、息子は中3。誰もがメンタルやられてた。

さて、どうにか前向きな気持ちになりたい私は約2年前、婦人科へと貧血の原因究明に動いた。

が、その前に。
10年くらい前に最初の皮膚科から近所の内科に通い始めた。たぶん 貧血の治りがよくなかったから転院すれば治るかもと思ったに違いない。
初診の血液検査の結果は ヘモグロビン7.9
血清鉄12  フェリチン0.5L↓
なんとフェリチンがほぼ0という状態!

ヘモグロビン(Hemoglobin)とは、赤血球に含まれる赤色素たんぱく質のことです。 鉄(ヘム)とたんぱく質(グロビン)が結びついたもので、血液が赤い色をしているのはヘムが赤色素を持っているためです。 血色素量は体内の血液中に含まれるヘモグロビンの量を表します。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

血清鉄とは 酸素は赤血球の中のヘモグロビンに結合して全身に運ばれますが、鉄はこのヘモグロビンの重要性分です。 また、鉄は生体のエネルギー代謝に必要な金属です。 血液中の鉄(血清鉄)は、複雑なバランス機構により制御されていますが、いちばん多い異常は鉄の対外喪失による血清鉄低値です。

https://www.dock-tokyo.jp/

フェリチンは、体内で鉄をためておく“貯蔵鉄”の働きを持つタンパク質です。 全身の細胞に存在していますが、血液中にもわずかに存在しています。 血液中のフェリチンの値は全身の貯蔵鉄量と相関性が高いため、体内の貯蔵鉄の量を推定する検査として有用であるとされています。

https://www.mrso.jp/

コロナの子どもを看病しながら 10年間で約26回 血液検査した結果を Excelで表とグラフにしてみた。
その時の私の「鉄欠乏性貧血」は鉄剤を飲んだら 半年後にヘモグロビン13.9(7.9)
血清鉄 114 (12)   フェリチン20.5(0.5L↓)
となっていた。すごいぞ!鉄剤!
その時の処方はクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」鉄50mg
朝晩1錠ずつ 1日に100mgを摂取
これを飲むと胃が痛むことがあるようだが 特にそこは気にならない程度だったので もらわなかった。
「この調子でいけば貧血なんて直ぐ治っちゃう」と思ったが一年くらい通い、一旦治療が終了。「次は1年後に診せて下さいね」

1年後
ヘモグロビン12.4  血清鉄36   
フェリチン5.5!
何故かフェリチンだけが急激に減少。貯蔵されていた鉄が。初診より値はいいが 予防的に再び 鉄剤を飲むことになる。その日から錠剤が1日に4錠となり、200mgも薬で入れないと貧血に陥ると思うようになるのだ。4錠飲むようになったとたんヘモグロビンの値は12.4で変化は見られなかったが血清鉄が165  フェリチンが30となる。しっかり 体内に鉄が貯蔵されたらしい。
ただし3か月後にはヘモグロビンは変化なしだが血清鉄は47   フェリチンは18.4と下がる。
その後7年間 小刻みな増減を繰り返し「この鉄剤の量でバランス取れちゃってるのかも」「これ以上は鉄剤出せないから 悪くなったら輸血かなぁ」とか言われながら。

また、40才台になり子宮頸がん健診も2年に1度受けるようになり、その際にも貧血の話になるのだが 婦人科的に言うと 鉄剤を飲んで、その値だったら心配無いと言う医師がいた。
はぁ。

疲れやすいですか?の質問は当たり前過ぎて、もはや貧血だからかぁなんて思わない。いつもです。
貧血の原因として 月経の量が多いですか?と聞かれることもある。他人と比べることが出来ないでしょ、と思う。とにかく標準の範囲が期間はこのくらいなので~とか1時間にナプキンを替えないほどの量とか…わからん。1日目から3日目くらいまでは夜用使ってますけど。
私はだらだらと長くは続く(帝王切開で3人産んだから?形が他人と違う?大きい)。その分多く出血していると思っていたのに
「長く続くのと出血が多いのは違うから」と言われる。
一応 周期や期間などから婦人科の医師は多過月経ではないと判断。
子宮もエコーしてMRIしても異常なし。
じゃあ、私の貧血の原因は?婦人科系じゃないの?
閉経しても貧血が治らない可能性が出てきた。

胃の検査もした。バリウムを飲んでみた。極小のポリープみたいのがある。胃カメラを人生で初めて飲んでみた。胃の内側 カメラ?の動きが分かる。「異常なし」とバリウムの時と同じ診断。
「ピロリ菌にいてほしい」と初めて思ったのに。

8月 月経が今までと変わった。友人達の中では「がん」になったという人が数人いる。そういう年頃にもさしかかり、少しの変化が怖い。かかりつけ医に血液検査してもらった結果を持ち 先の婦人科に2年ぶりにかかる。

結果は同じ「4錠も飲んでて …原因はわからないなぁ」「家族に貧血の人はいる?」
いないです。
「月経困難症じゃないけど …」と教えてもらったのが 偽閉経療法。内分泌療法のうち、私は50才過ぎたのでピルは使えないらしい。ミレーナといって子宮内から作用する器具を5年間入れっぱなしするものもあるが、ここの病院では出来ない(産道を通らない出産をした人はとても入れにくいようだ)。最後にレルミナ。注射と内服とあるが1錠900円する代物。飲んでる鉄剤の単価5.7円と比べるとため息ものだ。それを6か月続けるというもの。

6か月月経が来なければ 貧血は治るの?
そこなのです。かけてよい?経済的にも進学に仕送りにをしている家庭には月に9000円は結構イタイ金額でもあるが。

西 加奈子さんの著書「くもをさがす」
「あなたの体のボスはあなただから あなたがきめていい」が頭の中でぐるぐるする。

どうして良いかわからない時に出会った あやしもさんの貧血のお話

はぁ。いっそ貧血の最大の原因は「ストレス」と言ってくれる医師に出会いたい。







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