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三重県の五箇篠山城、下滝野城に行ってきました。

昨日は三重県の五箇篠山城、下滝野城に行ってきました。
冬に北畠具親城に行って結構気に入ってしまい、
(五箇篠山城へも行きたいなあ)と思っていたけど、あぁ、夏なのに行ってしまいました。

北畠具教が三瀬館で暗殺され、北畠氏が滅亡した後、僧であった具教の弟・具親が還俗し(北畠具親城)などで北畠再興を図りましたが、果たせませんでした。

6年後、本能寺の変で織田信長が倒れた際に、再び具親はこの五箇篠山城で挙兵しました(織田信雄軍に一蹴されましたが💦)

滅び方がいさぎよい戦国武将や大名もいますが、六角氏とか北畠氏など滅ぼされたと思ってもしぶとく生き残り、再興のチャンスを窺っている守護大名や公家大名もいたりして、それも嫌いじゃないです。
結局のところ、この北畠具親さんも、蒲生氏郷の松ヶ島城で御伽衆となったとされます。

登城口が多気町の図書館の駐車場に位置していて、お城全域とはいかないですが、主郭周りは夏季でも整備されています。快適に見学することができました☺️

整備された登城道。味のある城趾碑。


尾根を断ち切る五つの堀切があって、曲輪になっています。土塁があるのは主郭とされる西の郭のみで、シンプルです。

整備された、眺望の良い主郭。土塁囲みです。


主郭とⅡ郭間の箱堀にまん丸のかわいい土塁。
可愛すぎる❤️


Ⅱ郭Ⅲ郭間の堀切


Ⅳ郭と出丸的なⅤ郭間の堀切


東へ行くにつれて荒れてきますが、東南に水の手があると言うので見てきました。

城域東南隅の水の手曲輪
ギリギリまでいくけど、急すぎて降りていけない。

下滝野城は小さなお城ですが、主要部周りの堀がびっしり石塁造りな珍しいお城でした。

堀切の南面にびっしり石塁。


お城の両サイドに川があり、
(ヒルにやられるかもなー💦)と覚悟してましたが、セーフでした。

石塁の奥は屋敷跡。



ここも北畠具親が立ち上がった際に加担した勢力のお城と言われています。

道路を作るために多分削られていそうな主郭。

noterさんおすすめの、お寺さん(丹生大師)に寄ろうと思っていたところ、夕立が来てしまいました。またの機会ですね☺️

来週は関東に行く用事があるので、関東の城攻め、できたら‥いいな。

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