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31歳専業主婦。保育士の資格を取ろうと決めた。10


2021年4月

働き始めて1年6ヶ月が経っていた。


新しいクラスは、2歳児クラスに配属された。

去年より2歳児の受け入れ人数が増えて

担任の先生も4人に増えた。

ベテランの先生が、系列の園から移動してきて

経験値が高い分、保育の場面で安定していた。

園は新卒で入った先生が多く

年齢が20代前半の割合が高かった。

その為、中堅の先生の移動は

若い先生達の道標になるように、だと思った。



今年の子ども達も個性派ぞろい。

一筋縄ではいかない面々。

加配が必要な園児もいた。

ダウン症で発達がゆっくりだった。

人数が増えた事によって、

パンツ替えを一斉にやると

トイレや、手洗い場が混雑した。

時間差で促したり

月齢が早めで手助けなしでできる子には

手を貸さずに、声かけを行った。

お着替えや、その他の事も

人数が多い分、バタバタしていたけど

子ども達の成長に助けられたりして

徐々に慣れていった。



夏頃になると


世間では、新型コロナのワクチン接種が広がっていて

保育従事者は、早めの接種の優遇がされていた。

園でも接種を推進していて

私も接種した。

接種してから、副反応で発熱や腕が腫れたりした。

久々の熱で、体はキツかった。


その後、感覚をあけて2回目接種を行った。


2回目接種が終わって、しばらく経った頃


左胸が張っていて、触ると硬い場所があった。


最初はただ、生理前で張っているのかと思っていた。

でも、生理が終わっても張っている。

シコリも出来ていて、熱を帯びて痛みも出るようになった。

その頃から、体調が不安定になった。

流石に不安になり、乳腺外来のある病院を受診した。


マンモグラフィー検査、エコー検査、そして診察を行った。

マンモグラフィーはシコリごと挟んだので激痛を伴った。

診察の際に、新型コロナワクチンの接種をした後だった事を伝えた。

また、体調も不安定になった事も伝えた。

先生も悩んだ様子だったが、ワクチンの副作用との判断はされなかった。


診察では、細胞が悪性か良性か調べる検査もした。

部分麻酔をした後にホッチギスのような検査機器で、

バチンッと針を刺して細胞を取る。



部分麻酔をしても、痛みがあった。

そして取った細胞を、調べる機関に送る。


その結果が分かるのが2週間後だった。


その2週間は、気持ちが不安定だった。

もし、細胞が悪性だったらどうしよう…

ネットで、調べれば調べる程

気持ちが沈んでいった。

夜、子ども達寝かせた後に泣いたりした。

旦那も、落ち込んでいた。

シコリが大きかった為、もし悪性だったら

末期の可能性もあるのでは?と

不安で潰れそうだった。

でも、シコリは急に大きくなった。

だから、乳がんのシコリは時間をかけて大きくなるはず⁉︎

安心する情報を探して、ネットを見るが

不安な情報しか目にいかず

万が一の場合だった事も、想定しながら情報を収集した。


その期間は、気持ちが休まる事はなかった。



次に続きます…☺︎

















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