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ひとりで登って来られた!

初めて一人で登山をした時のこと。

「生まれ育った町を山の上から見てみたい!」

ふとそう思ったから。

 いつもは友人と2人で山登りをしていたので、少しの緊張があったものの、難易度の低い山を選んだので、軽い気持ちで楽しもう、と登り始めました。

 頂上まではやく1時間。傾斜も緩やか。しんどいよりも丁度いい疲労感。スイスイと登っていけます。途中、街を一望できる場所につきました。(8号目)
 生まれ育った街は、いつも社会の授業の地図で見ている風景と同じでした。「僕の家はどの辺だろう??」と、見渡せる、その景色はどの山からの景色とも違う、懐かしさがありました。しばし感傷にひたる。「あ〜懐かしいなあ」その感情だけで、ボーッとできる時間が10分ほど。何も考えずに、いま、この時を楽しめるのが山登りの楽しみの一つです。

 景色を満喫し、頂上まであと少し。頂上の看板が目に入りました。「やっとついた〜」と、頂上からの景色も眺めます。スマホから意図的に距離を取れるのも、山登りの良さ。それが本当に心地いいんです。

 下山途中に昼食を取ることに。準備してきた炊飯をする。いつも通り「メスティン炊飯」で、コーンを入れるだけの「コーンご飯」を作ります。ちゃんと準備をしてきたので、醤油も持ってきたので、ちゃんと美味しい!!(笑)
 食後のコーヒーもちゃんと持参しました。シェラカップに火をかけ、ドリップコーヒーに注ぐ。これだけの事で、美味しいコーヒーが飲める。嬉しい時間。

 いつもと同じ山登り。でも状況が違えば、感じることも違う。景色を見たときの感動や、一人で登り切った達成感も、それ以上だった。「一人でも登れるんだ!」って自信になった。一人でもできることが増えた。成長を感じた、地元の山登りでした。

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