ダイヤモンド・ビッグ社倒産

2023年5月19日付で、旅行ガイドブック「地球の歩き方」を出版していたダイヤモンド・ビッグ社が倒産したとのこと。

その昔、多分大学院生1回から2回になるくらいの春休みだったと思うのだけど、イタリアを2週間ほど一人旅したことがあった。
そもそもそんなに行動的ではないのだけど、ちょっと一人旅(いわゆるバックパッカーというやつ)に憧れる年頃だったこともあり、生協の旅行カウンターに話を聞きに行ったら「出発は何日にされますかー帰国は何日にされますかー」みたいな感じであっという間にフライトが予約されてしまったので(流されやすすぎ)、半ば強制的に行くことになった感じだった。
その当時(2000年くらい)はまだ学校の授業で「情報処理」とかいって、HTMLの基本を学んでホームページ作成とかちらちらとやっていた感じで、マックもデカかったし、ノートPCもまだ重かったし、ネットもそこまで発達していなかったから、旅の準備と言えば「地球の歩き方」頼りだったし、事前のホテル予約も「地球の歩き方」で調べてFAXで予約という感じだった。

旅の全行程を書こうとするとまた膨大なので書かないけれど、ヴェネツィアから入ってミラノ・ジェノヴァ・フィレンツェ・シエナ(旅一番の目的)・アッシジ・ローマまで。帰りしなにウィーンで2泊くらいして帰国という感じ。
ま、、色々書けることはあるのだけど、今回はフィレンツェでの出来事を。

フィレンツェには4泊する予定で「地球の歩き方」特典で10%OFFになるというホテルを予約。
大都市にうきうきしながらチェックインを済ませ、いざ特典について持ち出すと宿のおっちゃんの様子が一気に変わった。
まずその場で部屋を変えられ、行ってみたら屋根裏部屋のようなところ。
朝食を食べに行ってみたら、他の人は普通にパッケージされた乾いたパンが出ているのに、僕の皿にはむき出しで、よくよく見たら結構大きめのほこり(フロアにある感じのやつ)がくっついていて、明らかに誰かの食べ残し。
さらには2泊目に「お前の料金では2泊までだ」みたいな感じで「知り合いのホテルを用意したからそっちへ移動しろ」と。
おっちゃんむかつく。
まぁ、知らない土地で重い荷物を背負ってやっとこ来たというのに、4泊できると思っていたのを2泊で移動というのもなかなかしんどいもの。
一応文句もカタコトで言ったし、新しいホテルでもぶーぶー言ってみたけれど「しょうがないよ」的になだめられておしまい。

今の時代だったらそれこそTwitterなりSNSであれこれ言えただろうし、普通にダイヤモンド・ビッグ社にクレームのメールなりすればよかったのだろうけど、まぁなんせ面倒臭がりなので結局なにもせず、なにかの機会があったら、、的な(いつだよ)感じで長年心に留めていたこと。
(たまに人には話したけどね)

結局あの「地球の歩き方」の特典はなんだったんだろな。
予約のときに話しておかないといけなかったりしたのか?
ま、ダイヤモンド・ビッグ社も倒産してしまったし、今更どうこうということもないのだけど、せっかくなのでアップしておいた。

※また当時の写真などもアップできたらと思いつつ、、カラーリバーサルフィルムなのでアップしようと思うとそこそこ手間そうという話。
いやー色々撮ったのだけどね、どこに保管してたかな(そこから)。

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