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あつ森よりあつ金のほうが面白いってダメかしら

あつまれ動物の森、やらないとお友達じゃないみたいな感じなのかしら。俺、ゲームやらないからよく分からないけど。分からないことには触れないようにしたほうがいいね。ということとで、「あつまれ俺のお金」の話しとしよう。
若い友人からよく聞くのが「資産運用に興味もあるけど、同期の友人・同僚でその話をする相手もいないし、へたに話すといやな奴と思われる」という言葉。それ、よく分かる。特に男子同士だと、なにやらマウントの取り合いのような展開になることも。
むしろ、武士は食わねど高楊枝と、お金に執着しないふりしているほうが利徳と、今だされているのが我がニッポンだ。
俺のモットーは「今日のご飯・明日のお金」なので、お金の話しをすることはご飯のことを語るのと等しく大切で楽しいトピックだ。それは額の多寡ではない。ミシュランの星を持つ高級店の話しばかりではさすがに辟易する。一億円集めた、IPOだ、株が上がった、FXで儲けた、ビットコインが化けたなどなど。むしろお金でも居酒屋的な話しをしたいのだ。つまり、普通の人たちでも日常的に手が出せるお金の話。地元の居酒屋のモツ煮込み、鶏から、ポテサラのような定番メニューから始めたい。
ところで、貴方のお金は今どこにある?

・財布の中
・家の中のどこか
・銀行、ゆうちょの口座

上記3箇所だとしたら、ザンネン。集まれ俺のお金ではあるが、もう一歩進んだ資産運用とはなっていない。資産を運用するとは、貴方のアセット(財産)に働いてもらって金利を稼いで増えてもらうこと。財布や家の中、まして銀行、ゆうちょに預けていてもお金は増えないどころか、むしろ、減る。
じゃ、俺のお金はどこに集まってもらうのか。証券口座である。証券会社に口座を作ってそこにお金の一部を移動して、運用ポリシーに従って粛々と事を進めること。
証券会社にお金を預けるなんてコワい? いいえ、彼らが勝手に貴方のお金を使うことはないのでまずはご安心を。資産運用の第一歩は、次ぎの行動から。

・証券会社に総合取引口座を開く
・そこに送金して投資の準備をする

なによりいいのは開設が無料、しかも口座に入れた資金はMRFという投資信託となり、些少ではあるが金利も生んでくれる。元本保証ではないが、債券で運用されるので元本割れする可能性は限りなくゼロに近い。さらにクレジット機能付きのカードで提携先のATMから出金でき、手数料も概ね110円、条件によっては無料だ。銀行カードは他行のATMからの引き出しで毎回220円とか取られるのとエライ違い。
その口座でなにができるのか。主なものは以下のとおり。

・株、債券の売買
・投資信託の売買
・FX取引
・貴金属取引

ざっくり言えば金融商品の購入・売却と取引ができる。それぞれの商品について、我ら居酒屋個人投資家は「キャリアも資産も1つより2つ、2つより3つがいい」で書いたとおり、ローコスト規準のアセットアロケーション戦略でお金に働いてもらうべきなので、あまたある商品に振り回されることもない。これについてはやはり内藤忍さんの「10万円から始める! 貯金金額別 初めての人のための資産運用ガイド」などでお勉強してほしい。ここでの話しは将棋盤への駒の置き方的なガイド、動かし方、勝ち方についてはさらなる知識の蓄積は当然必要。俺なりの解説はおいおいとしていきましょ。
さて、証券会社といえば野村、大和などの歴史を誇る大手から、店舗を持たない振興のネット証券各社と選択肢も多い。むしろどこに口座を開設するのか、が居酒屋投資家志願者には障壁となる。
俺は現在、マネックス証券とHSBC香港のインベストメント口座で運用中。日本やアメリカの証券会社をいろいろ渡り歩いてこの2つに絞った。選択のポイントはこんな感じ。

・営業マンが電話を掛けてこない
・ネット越しですべての操作ができる
・希望の金融商品が揃っている
・取引手数料が安いこと

店頭型の証券会社だとどうしても営業マンが担当となり、「ええ話しおまっせ」と甘言を駆使しての勧誘があるのでやめた。やはり投資は自己責任、自らが判断してポチっとするネット証券がお勧めだ。お金の知識を増やし、集まれ俺のお金と念じつつ、あつ森の中で自分の世界を構築するように、資産形成に一歩踏み出してみようか。

PS HSBC香港では普通口座と同時に投資講座も開設でき、株、債券、投資信託など証券口座と同様の運用ができる。が、これは口座維持が難しい。これはホンキで外貨運用する時が来たら考えましょうかね。

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