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仕事を覚えると言う事。教えて貰える有り難さ。

こんにちは。オンデーズのマニュアルの素晴らしさについて何度かTwitterで呟いたのですが、改まって自分が仕事を覚えてきた時代との違いについて書いてみようかなと。

昔々(笑)僕がメガネ屋さんになったのは今から25年前。その当時、最大手のメガネ屋さんに就職しました。その年は阪神淡路大震災の年で研修なんて出来もしないだろうと思ってたんですが、さすが最大手のメガネ屋さん。きちんと入社前の研修も新入社員研修も行われました。入社後にもすぐにフォローアップ研修もあり、研修施設に通いつめ朝から晩までずっと勉強しました。ただ、研修と現場は違います。研修で学んだ事がいきなりお店で出来るわけもありません。ですからひたすらメガネを拭いてました。

当時は個人売上も集計しており、人事評価に直結しました。毎月エリアでの販促もあり、そこで沢山販促対象商品を売って3位までに入れば報償金も貰えました。評価されるには兎に角売上を作らないといけないのですが、自分がお客様にフレームを選んで貰えても検査で先輩社員にお願いするので全て売上は先輩社員のものになります。なので検査を覚えるのが何よりも必要になります。

でも当時は忙しくてお店で教えて貰うには限界がありました。なので僕はお休みの日に他のお店(暇なお店 失礼)に出向いて他店の先輩に教えて貰いました。そのお陰で入社して半年位で測定をすることが出来ました。

加工は朝から晩までひたすら手摺り、ガラスレンズを手摺りして平らにしてそこからヤゲンを作る事を延々とやりました。当時はガラスの需要も多かったので。手を切ったりして痛かった思い出があります。型板をチョキチョキ切って縁なしメガネの練習やナイロールの型変更の練習もしました。

こう言う事って今はありませんね。それって凄く恵まれてます。先輩方も優しい方が多く素直に教えて下さります。でもこれは当たり前とは思わないで下さいね。

メガネは技術職。ライトな感覚では出来ません。職人気質の方も本来多いです。そう言う分野に関わらずオンデーズは風穴を開けたと思います。

マニュアルに沿って練習すれば検査は出来るようになっています。僕の時はフォロプターも手動でしたから(笑)デジタルは凄く便利と思います。加工もフレームトレースを自動でしてくれます。昔は型板チョキチョキして隙間がないよう気を遣いました。

今はしっかりとしたマニュアルがあり、それを覚えれば測定も加工もある程度出来ます。なので昔の様な親方と弟子の関係性もなく、お仕事に向き合う事が出来ます。皆優しく丁寧に教えてくれるからこそ分からない事はそのままにせずしっかりと覚えて欲しいです。教えて貰えて当たり前、教えるのが仕事でしょ?と言うスタンスは間違えても止めた方がいいです。そう言う考えは見ていて分かります。取り組み方にも現れます。教えるのは仕事ですが教わるのも仕事と言う事を忘れないで欲しいです。

仕事はテーマパークの様にいつも楽しい訳ではないと思います。時に厳しくお叱りを先輩方にもお客様にも受けると思います。会社に対する貢献度がとても重要です。古い考え方とは思いますが、その対価としてお給料をいただくのです。

やりたいことをやる!その為にも出来る事を増やす!メガネ屋さんの2年生、3年生はまだまだ知らない事の方が多くて当たり前なのだと思ってます。

謙虚に前向きにひたむきに一緒に進んで行けたならと思ってます。

長々と失礼しました。昔話で恐縮ですが、今があるから昔どの様に覚えてきたかを知って頂き、未来につなげて貰えればと願っています。

参考になれば良いなと思っています。


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