特オタの戯れ言

ドンブラザーズが面白い事は前に書いた。

井上和樹先生の脚本はスゴイ❗
暴太郎戦隊ドンブラザーズはスーパー戦隊シリーズの2022年スタートの作品です。

ドンモモタロウ(本作のレッド)の宿敵が脳人(のうと)のソノイだが、お互い変身前はどういう姿か知らない。
ソノイは人の命は尊いけれど、欲望に溺れて鬼になった人間を斬って消去する。
タロウは人の命を軽んじる者として脳人を敵とした。
タロウと偶然知り合ったソノイは、嘘が付けないタロウを心が美しい人間として認識し、友とすら感じていた。
タロウも完璧であるが故のギャップや嘘が付けない事で起きる出来事があると、ソノイと話したいと思うほどになっていた。

ところが、お互いが御互いの敵であることを知ってしまった。ソノイは、タロウが嘘を付けない事を知っていたので弱点を聞き出し、そのタイミングでタロウを攻撃し、タロウは消去されてしまった❗

で❗
ソノイはその行為を卑怯だと感じ、とても苛立ち混乱する。次回予告編でタロウが復活するらしいが、ソノイの苛立ちはたぶん消えない。
まるでタロウとソノイの絆を、ソノイ自身がタロウと共に一刀両断してしまったようだ。そして癒えない傷として残りソノイはそれに苦しむ。他の脳人の二人には分からないその痛みと孤独はソノイをどう変えていくのか。
同じ場所で立っていた二人が、立場の違いから袂を分かつ。恐らくタロウはお供に心から信頼され少しずつ本当の仲間になれるだろう。
タロウとソノイの明暗を分けた瞬間が第13話「さよならタロウ」なのでありました。

最終話辺りでおでんの約束が果たされたら泣く。
今は「おでん」で泣く。

物語は1話からはるかの目線で進んでいます。
はるかは鬼頭はるか、オニシスターなの。お供なのに鬼?
たぶんここが後々大事になってくるポイントじゃないかなあって思う。何か理由があるんだろうなあ。

タロウが斬られる前、真一の提案でタロウに自分たちの有り難さを教えるのを目的に、変身をボイコットした。そしたらタロウがいなくなって、その有り難さか分かったっていう皮肉。真一は本当に分かっているのかなあ。

何かを得ると何かを失う。逆に、何かを失うと何かを得られる。井上脚本にはそういう証明できない法則的ミタイナものがぎゅうぎゅうに詰まっているんだなあ。

拙い文章ですまん。
まだまだです。

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