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騰落率8位の「$STCN」を決算確認してみた

2021年1月19日(アメリカ時間)の騰落率を今日も見ていきます。

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上位10社をみると、やっぱり殆どがバイオです。

そんな中、バイオ関連ではない気になる企業がありましたので、今日はそれを見たいと思います。

Steel Connect Inc (スチール コネクト)$STCN
米国のサプライチェーン管理サービス会社

前の金曜日終値との差分で、

 $1.49 → $1.89 (+36.7%)

となっており。めちゃくちゃペニーストックで、地雷臭がします。
ヤフーファイナンス(米国版)をみても、アナリストがつかない程、誰も寄り付いていません。

  インサイダーの買いなのか
  何か見直される事象があるのか
  実はめちゃくちゃ優良な決算をだしているのか

真偽は分からないのですが、過去決算を振り返ってみて、投資しても問題ない企業なのか見てみます。

いつもどおり、確認ポイントは、じっちゃま本(MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法)に書かれているポイントを抜粋し、以下の流れで見ています。

<ポイント>
・純利益 < 営業CF が理想
  → 無理して利益計上していないか
・営業CFが毎年右肩上がりであるか
  → 成長の安定性をみる
・営業CFマージンが15%以上か
  → ぎゃんぎゃんに儲かっているか

チャート

まずは、チャートをみます。週足で過去2年間のチャートです。

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コロナショックで急激に下がったあと、長期的なカップウィズハンドルを形成し、今日急激に上昇した形です。

もともとコロナの前は、$2前後を推移していました。コロナ前の状況とおなじであれば安い可能性ありでしょうか。

なぜあがったか

色々ネットニュースをあさりましたが出てきません。

唯一ツイッター情報がありました。

要するに、いい会社だと。$3~$4の価値があると言っています。

上昇要因はこれくらいしか見えてきません。
他に考えられるものがあれば、ツイッター等でコメントいただけると嬉しいです。

どんな会社?

以下から抜粋し直訳します。

 Steel Connect、Inc。は、サプライチェーン管理とダイレクトマーケティングで市場をリードする地位にある2つの完全所有子会社であるModusLinkCorporationとIWCODirectを持つ、株式公開の多様な持ち株会社(Nasdaq Global Select Marketシンボル「STCN」)です。

 IWCO Directは、データ駆動型のマーケティングソリューションを顧客に提供します。ダイレクトメールの郵便ロジスティクスプログラムに加えて、オムニチャネルマーケティングキャンペーンの戦略、創造性、実行が含まれます。
 ModusLinkは、家電、通信、コンピューティング、医療機器、ソフトウェア、小売などの市場のクライアントにサービスを提供するサプライチェーンビジネスプロセス管理会社です。

ポイントとして、

マーケティングから、サプライチェーンまでをトータルでサポートできますよ- ということかと読み取れました。

ModusLinkCorporation(サプライチェーン)とIWCODirect(マーケティング)それぞれの企業が一緒になっているので強いよとアピールしています。

この業種はコロナの中でも、モノの移動はしていくので重要だと考えます。

四半期の決算(2020/10時点)

<ポイント>
・純利益 < 営業CF が理想
  → 無理して利益計上していないか

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利益は赤字傾向です。

純利益 < 営業CF は満たしているので、無理はしていないですが、赤字が心配です。売上規模から考えるとそこまで大きなものでは無いですが。。。

通期決算

<ポイント>
・営業CFが毎年右肩上がりであるか
  → 成長の安定性をみる
・営業CFマージンが15%以上か
  → ぎゃんぎゃんに儲かっているか

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営業CFは右肩上がりです。

さらに、キャッシュフローマージンも15%とは言わないまでも、伸びています。

ここは、割と良くてびっくりしました。ペニーストックの割にはという印象です。

私見

数字的には様子見という状況だと思います。

もう少し情報をあつめ、利益が黒字になりそうであれば買っても面白いと思います。

お金があれば、打診買いですかね。


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