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趣味人間万歳!【鉄道編】(6)ブルートレイン

僕が小学校に入ったぐらいの頃だったと思うのですが、世の中の子供のあいだでは「ブルートレインブーム」なるものが起こりました。

経緯としましては、20系客車の登場によって寝台列車が単なる移動手段から「乗ることそのものを楽しむ」ものに変化していったことが大きいようです。

僕も例外なくハマりました。僕が注目し始めた頃には20系は特急からはもうほとんど退役していて、14系・24系が活躍していた時代でした。

そして多分この頃だったと思うのですが、ブルートレインを含む国鉄の特急列車に「ヘッドマーク」が導入されたことも大きかったと思います。
それまで列車の先頭および終端には列車名が文字だけで無機質に表示されていたのですが、それがイラスト入りのものに替えられたわけです。これが子供たちの心を掴んだのではないかと思います。

あとは青で統一された美しい車体。「編成美」と言うんだそうなんですが、客車のみならず牽引する電気機関車に至るまで統一されたデザインは憧れるのに十分なものでした。

僕は特にEF65貫通型が大好きでしたね。「ザ・ブルトレ」とも思える機関車でした。

この頃は一体どうやって情報を得ていたのか思い出せないのですが、多分本を買って読んでいたのだと思います。

カラフルに目を輝かせながら「これはどこに行けば見られるのだろうか?!」という興味が沸き、色々と情報を仕入れていました。

たとえば「日本海」は大阪ー青森なので、大阪に行けば見られるかな?とか「はくつる」は上野-青森だから東京に行かないと見られないのかーとか、そういう感じです。

では実際にブルートレインに乗った経験はというと、1度しかありません。
改めて書こうと思いますが、鹿児島へ行く際にブルートレインに乗れるチャンスがありました。が、この時乗った「明星」は593系寝台電車でした。

いつか大人になったら自分の力でブルトレに乗るんだ!と思っていたのですが、気が付けばブルートレインは次々と廃止になっており「ヤバイ」と思った頃に残っていたのは大阪-東京の「急行銀河」24系でした。
たまたま東京に行く予定があったので、念願叶って乗ることが出来ました。
感動してなかなか眠れなかった覚えがあります。
誰も居ないホームを次々と通過していく車窓は不思議な感じがしました。

ブルートレインはいつまでもあるものだと思っていたのですが甘かったですね。現在ではついにブルートレインは全廃されてしまいました。

なお寝台特急としては現在電車寝台「サンライズ出雲・瀬戸」がありますが、噂によるとこれもいつまで残るかわからないというハナシですので、早く機会を作って乗っておきたいと思います。

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