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趣味人間万歳!【鉄道編】(9)高校進学と近鉄

中学に進むと部活(バスケットボール)を始め、趣味に費やす時間がかなり少なくなりました。
そしてその少ない時間はオーディオとプロレスに費やされ、次第に鉄道への興味は薄れていきました。

そんな中、高校へ進学すると初めて「電車通学」をすることになりました。

ここで、国鉄沿線在住だった僕が毎日近鉄に乗るようになったのです。
そして利用していたのがあの西大寺駅でした。
西大寺駅と言えばあのカオス分岐で有名な駅です。当時もなんとなく「すげー駅だなぁ」とは感じていましたが、まさか後に全国的に話題になろうとは思いませんでした。

当時はあまり深くは考えていませんでしたが、なんとなく国鉄の違いを感じてはいました。特に列車の本数の多さは少し驚きました。

特に驚いたのがある台風の日。ダイヤが大いに乱れた西大寺駅で電車を待っていました。
すると、駅を出た先行の特急がまだ見えている間に次の列車がホームに入り、さらにその次の列車が駅の手前まで迫っていまして、気が付けば同一線上に全部で4つの編成が見える状態でした。

近鉄すげーなーって思いました(笑)

高校在学中に近鉄は、通勤車両のカラーリングを変更しました。
それまで茶色一色だったものが、白地に茶色帯に変わりました。
なんだかイッキに垢ぬけてカッコ良くなったなぁ~。と思いました。

それまで馴染みの無かった近鉄にどっぷりお世話になった3年間でした。

あと近鉄と言えば別の話しで、田原本線に乗る機会がありました。

こちらも後にどっぷりお世話になることになる田原本線ですが、とてものどかなローカル線で面白かったです。

そして、当時はまだ改築前の西田原本駅がとても雰囲気がありました。

古い木造駅舎の、待合室の一角に壁もなく、棚とアイスの冷凍庫だけで仕切りを作った小さな売店でおばあちゃんが店番をしていました。それがとても印象的でした。

なぜかあの光景がはっきりと脳裏に刻まれ、今でも懐かしく思い出されます。

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