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【ラジオが好きでんねや】(32)宴

2020年1月。
FMハイホーのパーソナリティ・スタッフ有志で新年会を行いました。

思えばこの直後にコロナ禍が世間を襲うことになるわけで、この時期にやっておいて良かったなと思います。

楽しかったなぁ。
僕は元々はFMハイホーのリスナーだったわけで、そこに出演するパーソナリティさんというのは僕にとっては「スター」であり「アイドル」であるわけです。そんな人たちと一緒に酒の席にいるというのは夢みたいなことでした。

同時に、僕には以前書きました「KBS京都 はいぱぁナイト」での経験から、番組同士の繋がりは必ず持つべき、という考えがあります。

コミュニティFMという弱小放送局で、1つの番組だけで多くのリスナーを獲得するというのは至難の業です。
帯全体、もしくは局全体で協力しあっていかなければ発展はありえません。

そういう意味でも、こういう場を設けられるというのはいいことだなぁ。と感じていました。

スタッフ、と書きましたがスタッフで参加していたのはY局長1人でした。

Y局長就任以来、どんな人なんだろう?と距離を測っていた時期だったのですが、実はとても面白くてとっつきやすい人であることがこの新年会でわかりました。

よし、がんばっていこう。
この時はまだそんな空気がありました。

しかし、
世の中がコロナ禍に巻き込まれ始めた頃、

Y局長がFMハイホーを去ることになりました。
なんと、お給料を貰えていなかったということなのです。

これはショックでした。
せっかく上手くやっていけそうだと思っていたのに。

最後に話しをした時、Y局長がポツリと言いました。
「色々やりたいことあったんだけどなぁ」

悲しかったです。

そしてY局長が局を離れるということは、実質「スタッフ」と呼べる人間が放送局に1人もいなくなる、ということになります。

とりあえずB社長が局長を兼任するということになりましたが、ほとんど現場に現れないB社長が、果たして職務を遂行することが出来るのか?

一気に暗雲が立ち込めてきました。

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