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【RIZIN】日本格闘技界の至宝が立ち技でいきなり激突! 9月大会で堀口恭司と那須川天心がキックボクシングで対戦。堀口は15分一本勝負を提案=9月30日(日)「RIZIN.13」さいたまスーパーアリーナ大会・出場選手コメント

9月30日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.13」にて、堀口恭司(ATT)vs 那須川天心(TARGET/Cygames)の対戦が決定した。キックボクシングでの試合となるが、24日の会見で堀口は「15分一本勝負的な完全決着のルールがいいなと思っています」と提案。那須川も「15分の試合も自分的にはいいかなと思います」と応えるなど、変則ルールでの立ち技での対戦の可能性が浮上した。

榊原信行委員長は「プレスリリースにあった3分3RはRIZINの意向です。立ち技ルールに準じますが、会見の調子だと堀口がオープンフィンガーグローブで殴り合いたいと言いかねないので、今後、ルールの調整が必要かもしれません。2人が真っ向勝負ができるよう落としどころを見つけたいと思います」とコメントした。

なお、当初、9月に1回戦、大晦日に準決勝&決勝が予定されていたキックトーナメントは、9月30日にキックルールのワンマッチを行い、その結果を受けて、「大晦日4人ワンデイトーナメント」開催に変更。今回、決定した大雅(TRY HARD GYM)vs 原口健飛(聖武会館)も含め、「ファンの熱をどこまで勝ち取るか、年末に向けた査定試合になる」と榊原委員長は語っている。

また、両者の9月大会でのいきなりの対戦決定について、高田延彦統括本部長は「どこで何があるかわからない、これが最初で最後になるかもしれない。お互いが最高な状態、フレッシュな状態で見たいと。そんな時に堀口選手から『トーナメントじゃなくていいんじゃないですか、僕は那須川くんとやりますよ』という言葉があった。それを那須川サイドも快諾し、トーナメントが吹っ飛んだ。我々は常に背水の陣でやってきた。乾坤一擲、いま懐にある一番のカードをすぐに出して見てもらいたい」と経緯を説明した。

「今回のテーマは『温故知新』。これまでの歴史にリスペクトを払い、この3年間を未来に繋げる大会にしたい。今年が勝負の年。あと2大会。命がけで全力でやります。メイド・イン・ジャパンで、日本の格闘技の素晴らしさを日本中に、そして世界に届けていければと思います」とカード発表後に語った榊原RIZIN実行委員長。日本格闘技界の至宝同士の対決という黄金カードをさっそく組んだRIZINは、世界を驚かせるか。

会見に出席した各選手のコメントは以下の通り。

◆堀口恭司

「このカードが発表されて、自分が一番ワクワクしています。ルールはまだ決まってないのですが、那須川君となら面白い試合ができると思うんで。15分一本勝負とか、完全決着的なルールがいいなと思っています。

(那須川戦は)早ければ早いほどいい。みんなが見たいカードをやれば日本が盛り上がるから。年末トーナメントも盛り上げるために自分も出たいと思います。(理想のルールは?)理想はMMAでやりたいですけど、相手もあることなので難しい。話し合って決めたいです。(勝敗は)ひとつのミスをしたら負ける勝負になる。そこを見て欲しいと思います」

◆那須川天心

「本当にワクワクしています。日本、いや世界が注目するカードだと思います。堀口選手はずっと尊敬していて、いつかやれたらと思ってました。こういう形で決まって本当に嬉しいです。必ずKOで勝って、日本の格闘技をどんどん盛り上げますので応援よろしくお願いします。あと、15分の試合も自分的にはいいんじゃないかなと思います。

(堀口恭司と)僕はいつやってもいいと思っていました。旬のうちにこういうカードをやらないと格闘技が盛り上がらない。世界が注目するカードをこのタイミングで出来るのは嬉しいです。MMAとキックボクシングの戦いで、キックボクシングを背負って戦いたいと思います。(堀口が「ひとつのミスをしたら負ける勝負」と言ったことについて)自分も思っていたことは全く同じ。自分の距離で戦えるか、ゼロ距離か100距離か120の距離か、そこを研究して練習していきたいです」

◆大雅

「とにかく早く試合したいと思っていた。ずっと試合できない時期があって、いろんなことがあって今日こうしてこの場に座ることができたのは、ファンの支えがあったからこそ。ずっと試合できなかった分、思いっきりブッ倒して楽しませたい。(大晦日Tが58kgになったら)落とします。天心選手や堀口選手とやらないと意味がない。

(試合ができなかった時期は)歯がゆかったというか、早く試合がしたいなと思っていました。精神的に難しかった時はありましたけど、試合が一生できないわけではないので。(MMAについては)自分はちょっとできないです(苦笑)」

◆原口健飛

「大雅選手は新生K-1で一番好きな選手で、いつかやりたいと思っていましたけど、まさかRIZINでできるとは思っていなかったです。感謝とリスペクトを込めて倒しにいきます。そして年末、参戦したいと思います。(大晦日4人トーナメントが58kgになったら?)ROAD to RIZINキックトーナメントは58kgだったので落とせます。僕も天心くんと1回はやってみたいです」

◆越智晴雄

「最高の舞台に上げていただきありがとうございます。砂辺選手とは日本王者同士、ストロー級頂上決戦だと思っています。僕がもし負けるようなことがあれば、DEEPのベルトを渡してもいいです。勝てばPANCRASEのベルトをもらいたいと思います」

◆砂辺光久

PANCRASE王になる男・砂辺光久です。PRIDE時代からずっと大きい選手がぶつかる姿を見てきて、僕のストロー級は陽の当たらない階級で、RIZINでは一生できないかなと思っていましたが、今回、この素晴らしい相手とこの階級でMMAができるのを光栄に思います。

これはRIZINがストロー級を必要としているのか? という査定試合だと思っています。ストロー級にも未来がある、しっかりやっていれば輝かしい舞台で試合ができるということを示したいと思います。

(越智の互いのベルトを賭けよう、発言について)それ軽くないですか? DEEPはDEEP、PANCRASEはPANCRASEで選手がこだわって切磋琢磨してきているので。チャンピオン同士だからベルトを賭けるって、PANCRASEのランカーもいっぱいいるので、その人たちに失礼じゃないかなって。ただ対抗戦の意味合いはあると思います。自分が勝てば全部持っていくし、PANCRASE王者よりDEEP王者が下だという位置づけが決まる。それはずっと続くと思います」

◆黒部三奈

「41歳だけどRIZINではフレッシャーになります。トップの浜崎選手と戦えて光栄ですが、美形でかわいいので試合では容赦なく潰します。(RIZINで)私の彼氏候補選びも着々と進んでいると思うので、それを無駄にしないためにも頑張ります。スマートな試合をしたいと思うのですがいつも泥臭い試合ばかり。(他の女子選手と)違いをみせる余裕もないです。何としても勝ちたい気持ちでいつも以上に頑張りたいです」

◆浜崎朱加

「日本王者と最高の舞台で戦えて嬉しいです。世界で戦ってきたのでやってきたことが違うところを見せて、黒部さんの彼氏作りを阻止したいと思います。(美形と言われ)嬉しいです。私も黒部さんも、女子格闘技があまり盛り上がっていない時代からやってきました。真の日本一を決める試合で強さを見せたいです」※前回のRIZINでの試合

◆中村優作

「やっと総合で中村優作の強さを見せられる時がきました。(前回RIZINではキックルールで那須川と対戦)大晦日、空けてます。これに勝ったら、大晦日は朝倉海選手とやらせてください。今回は自分のルールでできるので、中村優作の強さを見せられる時が来てテンション上がっています。マネル・ケイプ選手、強いですけど僕のほうが強いんで」

◆マネル・ケイプ(主催者コメント発表)
「また日本で試合する事ができて嬉しい。もう試合に向けてアドレナリンが出ているのを感じるよ。練習環境も変えて、今はとても集中して良い練習ができている。対戦相手(中村優作)はとても興味深いスタイルの選手でとてもタフだが、体調は絶好調だし日々強くなっているのを実感しているから何も心配はしていない。次の試合で今の自分を試すだけだ。ナカムラは9月30日に幽霊と戦う事になるだろう。俺の姿も、攻撃も見えないまま俺の前回の試合への怒りと憤りをすべて受ける事になるだろう」

◆朝倉未来

今月、試合(vs日沖発)したばかりで、結構いい勝ち方をしたので。オファーは嬉しいのですが、もっと面白い相手を用意してもらえるかと思ってがっかりしたんですけど、相手(カルシャガ・ダウトベック)の映像を観たら、全試合KO(MMA6勝(6KO・TKO)1敗)しているすごくいい選手で。俺たち朝倉兄弟vs世界の強豪選手で、常に日本なめんなっていう気持ちは持っているんで。俺たちが勝って日本の意地を見せたいと思います」

◆カルシャガ・ダウトベック [KARSHYGA DAUTBEK](主催者コメント発表)
「RIZINという栄光の舞台に立つ初のカザフスタン人である事を誇りに思います。日本のリングの上で勝って祖国の国旗を掲げられるように全力で戦い、日本の皆様にカザフスタン戦士の精神を見せたいと思います。私の対戦相手は非常にハイレベルなストライカーで、私の技術をぶつけるのに最高の相手だと思っています。“ノマド(遊牧民)”と“侍”の力比べで生き残るのはどちらか? 今から非常に楽しみだ」

◆朝倉 海

「まず前回、怪我で欠場してしまい、すみませんでした。自分でも悔しいので、そのぶん暴れてやろうと思います。相手は打撃の選手(トップノイ・タイガームエタイ)ですが、打撃でいこうと思うので。面白い試合になると思います」

◆トップノイ・タイガームエタイ

(主催者コメント発表)
「日本の人たちの前で再び試合ができる事を大変嬉しく思います。この試合を組むために関わってくれた全ての人たちに感謝します。日本で今、一番勢いのある朝倉海選手とヒジ有りルールで戦う事ができとても興奮しています。もちろん戦略は言えませんが、私はこの試合に勝つ自信があります。私に恐れるものは何もありません、ガンガン攻めます。それは朝倉選手も同じでしょう。日本の皆さまこの試合を楽しみにしていて下さい!」

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(主催者コメント発表)

◆山本美憂(vs.アンディ・ウィン)

「みなさんこんにちは。山本美憂です。7月のRIZIN.11では沢山のご声援をいただき本当にありがとうございました。今回、RIZIN.13に出場機会を設けて頂き榊原社長以下、関係者の皆様に深く感謝しています。私は前回の試合の翌日にキャンプ地のグアムに戻り、すぐに次の試合に向けてトレーニングを開始しました。MMAファイターとしてまだまだ発展途上ではありますが、毎日成長している自分を実感しています。今回のアンディ・ウィン選手との試合は私にとっては大切なリベンジマッチになりますが、前回に比べて全てにおいて成長した自分をお見せできると思います。まだスッキリとした勝ち方を私自身もしていないので、今回の試合では皆様にも満足して頂ける内容と結果を出しますので期待してください。応援よろしくお願いします」

◆アンディ・ウィン(vs.山本美憂)
「美憂さんが総合格闘家として進化していく過程を最初から見てきてとても楽しかったわ。9月30日には私たち格闘技界の美魔女が激しい試合を魅せるから期待してね」

◆ダロン・クルックシャンク(vs.ディエゴ・ブランダオン)
「RIZINでしか見られない世界トップクラスの選手がすごい試合をする事になるだろう。その中で俺は日本のファンが喜んでくれるようなパフォーマンスをして、またブラジル人を倒す事になる。期待していてくれ」(※トム・サントス、松本光史、アレクサンダー・トレヴィノ相手に3連勝中)

◆ディエゴ・ブランダオン(vs.ダロン・クルックシャンク)
「日本で試合をする事はいつだって大歓迎だ。こんなに早く呼び戻してもらえてとても嬉しい。日本で選手達をサポートしてくれる全てのファン、関係者に感謝している。この試合は素晴らしい試合になるだろう。彼(クルックシャンク)には彼の持ち味があり自分には自分の持ち味がある。二人とも経験豊富で狂暴だ。どっちが本物か決めたいと思う」


◆イリー・プロハースカ(vs.ジェイク・ヒューン)
「次の試合をとても楽しみにしています。対戦相手は打ち合いに来る面白い選手だと思いますが、皆さんに私の日々の鍛錬の成果を見せたいと思います。また、同じ大会でミルコが復帰する事を非常に嬉しく思います。お互いに次の試合に勝って再び同じ舞台に立てる事を楽しみにしています」

◆ジェイク・ヒューン(vs.イリー・プロハースカ)MMA11勝7敗
「さいたまスーパーアリーナで、しかも RIZINルールで戦えるなんて、まさに夢が叶った気分だ。MMAを始めてから日本で試合をしてサッカーボールキックで人の頭を蹴っ飛ばしてみたかったんだ。日本のファンが面白い試合だったと言ってくれるようなパフォーマンスを約束する。そしてイリーのようなレべルの高い選手との試合となれば、とんでもない夜になるだろう」(※WSOF3勝3敗後、ROAD FC、PFL参戦。ROADでチェ・ムベに判定勝利)

◆ミルコ・クロコップ(vs.ロッキー・マルティネス)
「RIZINファンの皆さん、9月30日さいたまスーパーアリーナの大会にロッキー・マルティネス相手に出場する報告ができる事を嬉しく思う。4カ月前に大変な怪我をしてしまったが、それは乗り越えた。みんな大会に来て私を応援してください。そして楽しんでいってください」

◆ロッキー・マルティネス(vs.ミルコ・クロコップ)
「まずは今回、MMAの歴史をつくりあげたレジェンドファイターのミルコ選手と戦える事を光栄に思っています。しかし、自分も現役のDEEPメガトン王者としての意地があります。このチャンスをものにして歴史を変えさせていただきます。そろそろ世代交代していただきます」

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■RIZIN.13
9月30日(日)さいたまスーパーアリーナ
13:30 開場 / 15:00 開始

▼RIZINキックボクシングルール 58kg 3分3R
那須川天心(TARGET/Cygames)
堀口恭司(アメリカン・トップチーム)

▼RIZINキックボクシングルール 59kg 3分3R
大雅(TRY HARD GYM)
原口健飛(聖武会館)

▼110kg 1R10分2R5分 ヒジ有り
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ロッキー・マルティネス(グアム)

▼70kg 5分3R ヒジ有り
ダロン・クルックシャンク(米国)
ディエゴ・ブランダオン(ブラジル)

▼49kg 女子MMA 5分3R ヒジ有り
浜崎朱加(AACC)
黒部三奈(マスタージャパン)

▼53kg 5分3R ヒジ有り
砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
越智晴雄(パラエストラ愛媛)

▼59kg 5分3R ヒジ有り
朝倉 海(トライフォース赤坂)
トップノイ・タイガームエタイ(タイ)

▼66kg 5分3R ヒジ有り
朝倉未来(トライフォース赤坂)
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)

▼57kg 5分3R ヒジ有り
中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン)
マネル・ケイプ(米国)

▼RIZIN女子MMA 49kg 5分3R
アンディ・ウィン(米国)
山本美憂(KRAZY BEE)

▼93kg 1R10分/2R5分 ヒジ有り
イリー・プロハースカ(チェコ)
ジェイク・ヒューン(米国)

【参戦決定選手】
大砂嵐(GRABAKA)

【大会概要】
主催
RIZIN FIGHTING FEDERATION

協力
さいたまスーパーアリーナ
フジテレビジョン

【チケット料金】
※全席指定・消費税込
・VIP席 100,000円 <特典付>
・SRS席 20,000円
・S席 10,000円
・A席 6,000円

2大会セットチケット
<特製チケットホルダー付き・9月大会時に専用ゲートで渡し予定>
<RIZIN.13、RIZIN.14>
・VIP席 150,000円 <特典付>
・SRS席 30,000円
・S席 15,000円

一般発売日
2018年8月26日(日)10時~

チケット販売所
イープラス(パソコン&携帯)
ファミリーマート各店 店内Famiポートでも購入可能。

チケットぴあ
TEL : 0570-02-9999 1日チケット<Pコード=839-951>
セットチケット<Pコード=675-370>
セブン-イレブン、チケットぴあ各店でも購入可能。

<RIZIN.13 1日チケットVIP席SRS席S席A席>

ローソンチケット
TEL : 0570-000-732(オペレーター対応・10 : 00~20 : 00 年中無休)
<Lコード=37730>
(パソコン&携帯)
ローソン・ミニストップでも購入可能。

ticket board

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◆大反響!「木村政彦 生誕百周年記念」同時刊行

木村政彦 外伝

連載時に反響を呼びながら、ベストセラー『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』には収録されなかった幻の原稿「最強柔道家論争」を含む、『ゴング格闘技』連載時の珠玉の原稿や評論、さまざまな作家・格闘家・アーティストたちとの対談、さらに書き下ろし原稿、連載時の秘蔵写真&全キャプション等を収録。大宅賞&新潮ドキュメント賞ダブル受賞作は、本書によって“完全版"となる。→https://goo.gl/MkMhNs

◆『木村政彦 柔道の技

「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」──史上最強と呼ばれた柔道家・木村政彦みずから実技・解説した幻の教則本が完全復刊! 現在、世界の格闘技界で“キムラロック"と敬意をもって称される腕緘、必殺の大外刈など、 木村政彦の「投技」「寝技」「固技」「連絡変化」すべてを完全収録。木村政彦自身による序文、さらに木村マニアの格闘家で日本ブラジリアン柔術審判部長・植松直哉による特別解説も掲載。これが“鬼の柔道"だ。→https://goo.gl/dWZdMs

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