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自分の仕事のはなし

自分は小学校高学年ぐらいから現在に至るまで
「自分が不得意なことに対しては努力しないし、前向きにならない。その代わり、得意な事には全力を出す」
を是として生きてきて、それで結果を出して評価されてきた。

大学4年のときにオープンキャンパスのバイトがあって、教授の隣に座って受験生と保護者の質問になんでも答えます係をやったことがあった。

中堅私大のガチ文学部だったので、保護者からは
「子どもは文学やりたいって言ってるけど、親としては就職が心配」
って質問がやはりメインだったのだけれど、

自分は大学紹介のパンフレットにモデル学生として掲載してもらっていて、更に超有名企業から内定をもらっている、(3年で辞めたけど)まさにその場でのパーフェクトな学生だったので、
「就職は大丈夫ですね。自分が内定もらった××(ここで保護者がびっくりする)も正直文学とは全く関係ないです」
「文学を学んだことが就職に直結ってことは確かに難しいかもしれませんけど、何かを追究しようとする力は彼のように就職活動でも評価してもらえてますね」
「そうですね~就活でも…」
と教授とコンボ攻撃をキメて心配そうな顔をして来た受験生&保護者を笑顔にして帰しまくってた。

教授からも「やっぱキミはすげえわ」とお褒めの言葉を頂いたし、自分は自分で
「勉強頑張りました。大学からも評価されてパンフレット載ってます」
を必殺剣として就職活動で色々と良い思いをさせてもらえていたので、恩返しできたなぁという気持ちもあったし、それでいて金も貰えるなんていい仕事だなぁと大満足だった。

当然次のオーキャンもバイトを申し込んだんだけど、当てられた仕事はまさかの総合案内。
「文学部は4階です! 経済学部は別棟の2階です!」
なんて、俺以外にもできる仕事は1,2年生にやらしておけよ…親御さんは就活の実績がない下級生に何を質問して何を答えてもらえばいいんだ? と、がっくり。
以来そのバイトには申し込まなかった。

今までやっていた仕事でも社長から取組が表彰されたこともあるぐらい、評価されて自信もってやっていた。

しかし、すっとこどっこいボケナスな先輩が「もうできません(泣)」で投げ出した仕事を押し付けられてしまった。

押し付けられた仕事は、自分が苦手である自覚があって今まであえて避けてきた部類の仕事だったので、残業時間が飛躍的に伸びて体に不調が出まくってるし、周りに迷惑はかけるしで何もよいことがない。
残業代だけ稼いでて、休日勝手に出てきてパフォーマンスを崩してるダメ社員だ。

今まで育ててきた仕事はボケナス先輩が「まだ一年目だから来年から…」「やりかたがわからなかったので…」とめちゃくちゃにしてるし、
取引先の社長さんに会った時に、
「君とは本当にツーカーの仲だったよなぁ…」
と言われ、役員さんからも
「なんだかんだ年度変わったら戻ってくるよね?」
と嬉しい言葉をかけてもらっている中で、上司からは
「すまんがキミを元の仕事に戻すことは難しい!」と言われているので、
「ハハ…」としか答えられない自分。

もっと私は自分の得意分野を求めて仕事を探していくべきなんだろうか? ってここ最近ずっと考えてる。


もう30にもなったのに、もう結婚して家族もいるんだから何を甘いことを…と言われてしまったら言い返す言葉はなんもないんだけど。

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