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大半の人が出来ていない、ChatGPTの効率が100倍になる使い方

監督やディレクターとしてのChatGPT運用

あなたがChatGPTを使って何かの成果物を作ろうとする時、あなたの立場は監督やディレクターと同じだと考えてください。

あなたが監督やディレクターとはどういったことか?

監督は自分の作りたいものを作るために「部下たちを束ねて全体の指揮をする存在」です。
そしてこれはChatGPTを扱う際にも同じことが言えます。

ChatGPTを使う際、あなたがすることはたった一つしかありません。

それは「指示をする」ことです。
これだけです。

そしてChatGPTは「色々なタスクを高速で行える優秀な部下達が一つにまとまった存在」です。

彼(ChatGPT)はほとんどなんでも出来ますが、設計上命令が無いと何もしないし、できません。
つまり彼のすることは「手を動かして作業をする」ことです。

あなたが「指示」をし、彼が「動く」のです。

ChatGPTを扱う際必ずこのことを忘れないように頭の片隅に置いておいてください。
「そんなこと今更言われなくても分かってるよ!」という感想を持つ人が割といると思いますが、本当の意味でこの「役割」を認識できている人は結構少ないと思います。

じゃあなんでそんなことが言えるのかというと、それはChatGPTを使っている大半の人が「指示」と「動く」を両方をやってしまっているからです。

分かりやすいように例として「GPTでのマーケターのチャットボット作成を作る」過程を実際にこの立場を理解した場合としていない場合で比較してみましょう。


立場を理解している場合:

私がすることは「指示をする」ことだけです。
そのためにやることはフレームワークの作成のみです。
目的を決め、そのために何が必要かを認識し、手順を決める、以上です。

1.目的はマーケターのチャットボットを作成し、私の質問にフィードバックをし、自身の業務に生かすことです。
これで目的は定義出来ました。

2.マーケターのボットを作成するため必要なものは
彼らの思考法、問題解決のプロセス、テクニックとパッとこの三つが思い浮かびます。
これら三つの要素をChatGPTに聞いてそれを直接ボット制作のプロンプトに入力します。

3.手順は
先ほどChatGPTに教えてもらった三つの要素を元に実際のマーケターが考える思考手順で並べるだけです。
これもChatGPTにそのままお願いしましょう。

これでプロンプトは完成です。
多分10分もあればマーケター一人作れちゃうでしょう。


立場を理解していない場合:

立場を理解できていないと「指示」だけでなく自ら「手を動かして」しまいます。
目的を先ほど同様に決めます。

次に必要な要素を出します。先ほど同じように思考法、問題解決のプロセス、テクニックの三つが挙がりました。
そしてこれらの要素について検索なり思考を巡らせて、思考法はどういうものか?プロセスは?テクニックは何のか?を全て自分自身で調べたり、考えたりして、答えを出します。

最後に手順の作成です。
手順の作成も同様で、また調べたり考えたり、自分の手を動かして手順を作成します。

おそらく制作時間は数時間に及ぶことでしょう。


もちろんただ単に時間効率だけを追い求めろ、とは言いません。
何かを作る際に人間ならあるここは工夫をしたいとか、ここはこうしたいみたいなのが合ったり、この作業は好きだから自分がやりたいといったこともいくつかあると思います。
ただそういった自分が手を加えるにしても立場をはっきりと理解をしないとChatGPTの能力を100分の1も活かせることが出来ません。

ChatGPTの一番すごいところはこの
「目標を立ててから達成までの道のりの圧倒的圧縮力」

「めんどくさい、やりたくない作業をやってもらえる」
この二点です。

この二点の圧倒的強みを生かすために再度、自分が本当にしなきゃいけないことは監督としてChatGPTを動かすことだと再度認識をしてChatGPTを使ってみてください。

多分今まで半分の時間で倍の成果が出せるようになってるはずです。

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