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コロナ陽性!高齢両親と三人暮らしのゲイの10日間

こんにちは!
自分をゲイとして認識して18年。人生の半分がゲイのゴンです!

コロナの自宅待機期間が7日間になりましたね。ゴンは先日8月下旬、まだ待期期間が10日間の頃にコロナ陽性になりました。
そんなわけで自分の備忘録的な意味をこめてコロナにかかったときどうしたかという日記と、これからコロナにかかっちゃった人がどうしたらいいかの参考になればと思い記事を書くことにいたしました。

高齢の両親と三人暮らし、母親と俺だけ陽性!一番高齢の父は…元気!!まじ!?

遂に自分の番がまわってきたかという感じのコロナ感染。症状は軽かったものの自宅から出れないというのはいろいろな弊害があるもので・・・。

実家暮らしの独身男性、結婚したくない男上位であろう奴

まずはゴン一家の紹介からさせていただきます。

  • 父 70代後半 年金暮らしで悠々自適の自由人。抜けているのは元の性格なのか痴呆なのか。

  • 母 70代前半 抜けている父といることで一人の人生を救ったことが本人の人生の誇り。

  • ゲイの息子(ゴン) 30代後半 4人兄弟の末っ子。兄姉は結婚して家を出ていった。いつまでも自立しないドラ息子。

そんな3人家族です。
実家暮らしの男なんて「自立してない!」と言われて結婚したくない男の条件トップ5にでも入りそうですね。あ、俺ゲイだから結婚しないんだった。

実家を出ていった兄姉の3人は、俺が実家にいることで自分が両親の面倒を見なくていい安心感があるらしく、「結婚しないの?」とは言ってこないです。はい、ありがたいです。(ゲイにとって「結婚しろ」攻めはとにかくストレスなのだ)

強制出社停止!えー!あの仕事どうしよう!

さて、8月下旬のとある日、
「昨日飲みすぎたかな?二日酔いだなぁ」
なんて思っていたらダルさと軽い咳が夜になってもおさまらない。

さすがに夜までこのダルさはおかしいと思って熱をはかってみたら37度台でした。

まさかと思いながら自宅にあった抗原検査キットを使ったら見事に陽性判定。思考が駆け巡る脳内。

「あの仕事、俺しか把握してないじゃん!」
「・・・元気なふりして出社しちゃう?」
「いやこれで症状隠して出社してまわりにうつすほうが迷惑だよな・・・」

遂に俺もコロってしまった・・・

翌日は上司やら人事やらに連絡してバタバタ。会社には10日間出れなくなるし、同僚にものすごい時間の電話をして業務を引き継がなくちゃいけないしで自分の体調のことなんて気にしてられませんでした。

まあ、仕事の話はいいとして、そんなこんなでその日から自室に籠る隔離生活がスタートしました。ご飯などは母に持ってきてもらっていたのですが…

母が38度越えの発熱

なんとその日のうちに母も発熱してしまったのでした。
自分だけだったら症状軽いし、厚生労働省認可の抗原検査キットを取り寄せて改めて陽性判定出してそっから待機!ってしちゃおうかなと思ったのだけど、母も発症したのであれば話は別。近所にあった小児科を受診させてもらって見事に二人とも陽性診断もらいましたとさ。

となれば一番家のことができない父が食事、洗濯などのすべての家事をすることになるのですが・・・

うちの父は自由人。濃厚接触者だから家から出るなと言っているのに

「そんなルール作った国はおかしい。ずっと家に籠っていたら頭がおかしくなる」

とかキレはじめます。あのー、うちの母も私も一応病人なんですけど?あなたのご機嫌取りもやらなきゃダメですかい?

家事の出来ない父親だけ無症状…さて、どうしよう

幸いにも母も自分も症状が軽かったので、二人で家事をこなし、無症状の父を隔離生活をすることに変更しました。父を自室に閉じ込め、バルコニーの洗濯物干すスペース以外はどうぞお使いくだいと差し出しました。

小さい子供に家庭内感染対策は難しいと言われていますが、高齢者にも難しいのを実感しましたね。他人からすれば「全然できてないよ」って思うレベルの感染対策なのに自分は出来ていると思っているんだから恐ろしいです。注意するとキレますし。

とまあ家族への文句を言ってしまいましたがウイルス持ち込んだのは自分の可能性が高いので、最終的にみんな目立った後遺症もなく復帰できてホッとしました。

おじいちゃんおばあちゃんは今の時代の変化についていってない


高齢の親は正直何もできないと思っていい

一部のハイスペックな親を除いて、親は何もできないと思っていいでしょう。クレジットカードを持たない母がネットスーパーなんて使えるはずもなかったので、パソコン開いて私が注文していました。
コロナの健康観察ツールのマイハーシスの登録や健康報告もネットなので二人分私がこなしていました。

もしあなたの親があなたと離れて暮らしているのなら、コロナ陽性になったときの対応はやはり考えておいたほうがいいと思います。

住んでいる自治体のサポート体制も確認しておいたほうがいいです。

今まで自分の趣味や遊びで実家に貢献できてなかった自分ですが、このコロナをきっかけに家のことをもっといろいろやろうと思ったそんな10日間でした。

実家男のわたくし、3年ぶりに洗濯をしたことはここだけのナイショ。これからは俺がやるね


あなたが「コロナかな?」ってなったらすること

もし都内在住で「コロっちゃっかな?」って時は以下の流れを参考にしてください。主に二通りあります。

・抗原検査キットをネットで申し込む

市販で販売されている【研究用】の検査キットでなく、厚生労働省認可の抗原検査キットが届きます。医療機関を受診せずに陽性判定とするにはこの抗原検査キットでの判定画像を送る必要があります。

午前中に登録すれば翌日に検査キットが届きます。陽性であればキットの結果画像をパシャっと撮って送ると罹患者とみなされ保健所から電話なりSMSなりが届くので指示に従うだけです。発症日の判断や待期期間の指示がされると思います。自分は結局クリニックを受診しましたが、わざわざ医療機関の予約をとるのが面倒な人はこの流れが一番楽です。ただし薬がもらえないため注意が必要です。

・医療機関を受診する

東京都の発熱相談センターにかけて対応してもらえる医療機関を探してもらうか、自分で探すか、どちらかになります。
自分は最初発熱相談センターに電話し医療機関を探してもらいましたが自転車で行かないといけない距離しか予約がとれなかったため利用をやめました。でも電話口のお姉さんはすごく親切でした。


近所に住む姉が「近くの小児科が当日予約できる」と教えてくれたので、ネット予約して母とともに受診しました。
医療機関を受診するとお医者さんが保健所のほうに陽性者の登録をしてくれるのと、発症日の判定をしてくれるので待期期間の判明がはやくて助かります。やっぱり復帰可能日がはやく知りたいですからね。
流れ的には

  1. 診察

  2. 抗原検査

  3. 帰宅

  4. 30分後くらいにお医者さんから電話で陽性の連絡

  5. 薬局から薬が用意できたので来てくださいの電話

  6. 薬局では感染対策のため店の外で薬の受け渡し

って感じでした。この流れは受診した医療機関によって変わるでしょうね。

診察代はとられましたが薬代は無料です。会社員で医療費3割負担の自分は1,800円くらい、母は2割負担で1,200円くらいの受診料でした。医療機関にもよるでしょうが自分が受診したところは「回復後に払いにくればいいですよ」だったのでそれもありがたかったです。

高血圧、高脂血症の薬を飲んでいる母には毎日フォローアップセンターというところから看護師さんの電話での健康観察がありました。
私は特に持病もなく(肥満だけども?)症状も軽かったので、毎朝SMSで届くマイハーシスのページに自分の健康観察報告を入力するのみでした。

フォローアップセンターを活用すると、配食やパルスオキシメーターのレンタルが無料で利用できます。
8月のときは申請すれば療養者は誰でももらえてたけど、HPの内容見るとちょっと変わったっぽいです。ヒアリングして、本当に必要そうな人にだけ支給される感じかも。

終息に向かっているようでまだまだ終わらないコロナ。
実際かかってみて高齢の親をもっと面倒見なきゃいけないなぁと実感して、今の生活を見つめ直すきっかけを得たゴンなのでした。

※この記事は2022年9月14日時点での記事です。コロナ対応は時期や住んでいる地域によって変わりますので参考程度にご覧ください


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