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ドリミのイベントを振り返るよ③

もう三部も終わって四部始まっててDミュも終わってますけど!?
ということで久しぶりのイベント振り返り。3イベント目までは三部前に書いてた……。
ネタバレと言わないまでも、三部の内容を踏まえた内容を含む。

「冬空の下、君がいた。」

【あらすじ】
クリスマスが迫る12月のある日、「カノジョつくろうの会」を結成したいと二年生の教室へ来た千里を冷ややかに見つめる幽。
しかしひょんなことから幽も会に参加することになってしまう。
特別講師である柳、湊も加え、幽たちは冬の町でナンパや合コンにいそしむことに……。

【登場キャラクター】
◎幽、○真也、千里、柳、湊
(時雨、巳影、紫音)

【概要】
じんわり心が温まるような文章で、丁寧に幽の心理描写を積み重ねていく非常に良質なイベント。
この後にも幽が主体となったイベントは実装されたものの、振り返るとこのストーリーが最も幽の心が大きく動いたイベントではないかと思う。
自分以外を「向こう側」と呼んで拒む幽が、自分自身の向き合い方を変えたことで、世界が輝く様子があまりにも美しい。
同時に、真也とクリスマスとの関わり方をさりげなく織り混ぜることで、真也の優しさや寂しさをじんわりと描いている。そもそも家庭問題に難が有るキャラクターを揃えてクリスマスイベントをするのが恐ろしいが。

気になるのは、柳の幽への態度がかなり軟化しているところである。三部を超えた今なら、「そういうこと」だと分かるが、イベントを本編軸に入れていいものか(このあたりは後述)。
実はイベントを読み直すまで、この時実装された幽のカードイラストが、なぜウィンドウ越しの女性物の靴を見ているかが分からなかった。
幽にとって「ガラスの向こうの女性の靴」とは、「『向こう側の世界』に存在する思い合える女性」の象徴だということなのかもしれない。いや、怖い、緻密すぎる。

トンチキ度 ★☆☆
胃痛度 ★☆☆
この五人で一緒にいればいいのに度 ★★★

【ここ好き】

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幽はナンパも軟派と読んでいたり、こういう細かさがいいんだよね。

「マイサンタマイヒーロー」

【あらすじ】
クリスマスが目前に迫ったある日、学園に帰ってきた凛太朗は、ペアの由仁が部屋で落ち込んでいることに気づく。
どうやら、自分だけ追試を受けることになり、時雨一人でイタリアへ帰ってしまったらしい。
凛太朗はそんな由仁を笑顔にするため、ともにクリスマスパーティーを企画するのだが……。

【登場キャラクター】
◎凛太朗、○由仁、悠馬、巳影、孝臣
(時雨、千里、真也、湊)

【概要】
凛太朗と由仁の記念すべき初登場イベント。
私はこのイベントタイトルが大好きだ。「マイボスマイヒーロー」のパロディタイトルであり、サンタ要素、凛太朗のヒーロー要素、由仁のマフィア要素を満遍なく拾っている。

二人は第一部でも出番は終盤だった。このイベントは、そんな二人の基本的な情報の補足であり、初めてしっかりとペアの関係性が描かれたストーリーであり、二人に生じやすい「誤解」を解消する話でもある。
凛太朗はかなり軽い性格で、最上級生ではあるが、子供っぽく見られがちである。しかし凛太朗目線で描かれる物語の中で、性格的には最も大人に近く、ある意味打算的なキャラクターだと分かる。普段、天才性をアピールしていても、そのヒーロー像は計算と努力で裏支えされているのだ。
由仁は時雨に対して深い愛を持っており、それ意外の人物に対しての感情が見えにくい。しかし物語の中で、特進生たちに対してもファミリーの情を向けていると分かる。
この話では、かなり色濃く「大人の凛太朗」と「子供の由仁」の対比が描かれている。二人が対峙するシーンで凛太朗の言動がガラリと変わり、ズルい大人そのものの台詞を言うのが印象的だった。
しかしこの大人と子供という関係性を刻み込ませたのも、その後に続くイベントで印象を覆す布石だったように思える。その展開を楽しむのが「合い言葉はチャオ」組だと思うので、ぜひ二人のイベントは順に読んでほしい。

トンチキ度 ★★☆
胃痛度 ★★☆
二部後に読み直すと色々恐い度 ★★★

【ここ好き】

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買います!!!!!!!!!!(バリバリッ)

「それぞれの年末年始」

【登場キャラクター】
特進生全員、教師
報同

【概要】
2018年末~2019年始のプチイベント。
年越しカウントダウンとして、それぞれの年末の過ごし方がログイン時に配信。
レッスンと限定デイリーチャレンジでアイテムを集め、年始ストーリーやワッペンと交換する方式だった。
年末ストーリーは一本一本は短めだが、思い思いの年末をすごくキャラクターが和やかに年の瀬を過ごす様子が楽しめる。
年始ストーリーは、「白寮」「黒寮」「先生」で、3話ずつで配信された。
「白寮」は、藤次と悠馬が年明けの買い物に行って巻き込まれるどたばた模様。
「黒寮」は、千里と孝臣が竜ヶ崎家の初買いパーティーに招待されるどたばた模様。
「先生」は、年末宝くじを三人で買ったことで起こるどたばた模様。
基本全部どたばた模様なのは、いつものこと。貴重な先生たちが中心となったストーリー(桐谷視点)もあり、普段の「青春」とは違うドリミが楽しめる。

【私の後悔】

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これ、アイテム交換でワッペンもらえたんですけど……頑張ってアイテム貯めたくせに東京人のワッペン一つだけ交換し忘れて……私のドリミ人生の最大にして永遠の後悔です……。
しおりでワッペン貰えませんか?貰えませんね…はい……。

「謹賀新年、針宮です!」

【あらすじ】
東雲学園で1月7日に行われる新年祭にて、成績優秀者として、孝臣と共に撞屋をすることになった藤次。
しかし同日には26時間マラソンのランナーも努める予定で……。
果たして針宮藤次は、父親の期待に答えて二つの重要な役目を果たせるのか!?

【登場キャラクター】
◎藤次、○時雨、◯巳影、孝臣、一生、凛太朗
(悠馬、千里、紫音、由仁)

【概要】
毎回、イベント告知で「次の主役は!?」と予想を楽しんでいた中、タイトルで全てを語った伝説のイベント。みんな「一体、何宮藤次なんだ…」って言ってた気がする。
またこの時のガチャは正月ということで、時雨と巳影のダブルSSR追加だった。イベスト内でもこの二人に関する特集演出あり。
同じ役割を与えられていながら、「秀才」の藤次と、「天才」の孝臣で違うスタンスが生まれている、ドリミ得意の対比シナリオ。
ドリミの対比シナリオで好きなところは、どちらの立場も否定しない部分であるが、今回もそれは存分に活かされている。
孝臣と藤次はそれぞれの思いを持ってぶつかり合い、どちらも折れることはない。だが、最終的に孝臣は「友情」のために、一度はくだらないと思った藤次の矜持を全力で守ろうとする。
藤次が最終的にたどり着いた結論も含め、ドリーミングのテーマ性を端的に表現したイベントである。

ちなみにこのイベント、「生徒会になっていない藤次」として進んでいく。イベントを読み返していて、ここで初めて本編との齟齬があり、結論的には「イベストとメインストの時系列的関連は薄い」と考えるべきだろう。
このイベントを読むと、孝臣が生徒会に入った未来も見てみたかったな~と思う。

トンチキ度 ★★★
胃痛度 ★☆☆
針宮藤次度 ★★★★★

【ここ好き】

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26時間テレビに格付けチェックにやりたい放題かよ。


やっぱりドリミのイベント超…………楽しい!!!
今はドラマCDがイベントの代替になっているようなものだが、イベント形式で読むストーリーとドラマCDではそれぞれに違った面白さがある。

ようやく今回紹介のイベント分で全キャラクターが追加された。
以下が「合言葉はチャオ」ペア名発表&実装時のツイート。

そして自分の当時のツイートを振り返っていて、2018年クリスマスのメッセージカードをもらえるキャンペーンと、2019年の幽みくじを見つけたので貼っておく。
幽みくじは内容が不穏すぎて当時から「これは……」と思っていたが、今見ると言葉を失ってしまう。この当時から布石をよくもまあ……。


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