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嫌いな人


嫌いな人がいる。
これを読んでいる全ての人に「嫌いな人」がいると思う。

今回は悪口noteではない。
ただ、どのようにして私はその人物を嫌いになってしまったのか振り返りたくなっただけ。
でもちょっと愚痴に近いかも。ごめんね。

振り返るにあたって、このnoteを知り合いが見る可能性も大いにあるので、私の嫌いな人の人物像や出会いなどは書かない。
私自身の心情の変化のみ書きたいと思う。


さて、嫌いになったきっかけだが、特にない。
これをされたからとか、言われたからとか、そんなものは一切ございません。
いつからかその人と一緒にいると居心地悪く感じてしまうようになった。
「今、それして欲しくないなあ」とか「その言い方ちょっとやだなあ」とかそういう小さなモヤッが集まって今に至る。
それが全部嫌いな理由になると言われればなんとも返せないのだけれど、まあ簡単にまとめてしまえば"合わなかった"のだ。

最近このケース多いなって思ってる。
というか大人になってから、人の嫌い方に変化が生じたのではないかなと。

子供の頃は嫌いな人が出来た、もしくはいる、というより、自ら作り出していたに近い。
「みんなが嫌いって言うから」「あの子が無視しよって言うから」など、本当に自分はその子が嫌いなのか?考えたことがなかった。
もし「どこが嫌いなの?」と聞いてもきっと答えられなかっただろうな。
自分が嫌いかどうかよりも、皆の悪口に混ざれないことを恐れていたような感じ。

現在は嫌おうとして嫌ってる訳では無いので、嫌ってることになかなか気づけない。
もしくは気づかないフリをしてしまう。
なぜなら、一旦嫌いだと認めてしまえば「嫌いなところ」を探して増やしてしまうから。
少なくとも私はそうなっちゃうことが多い。

ふとその人と会うことが憂鬱に感じた時、出来れば避けたいと感じた時に突然自覚する。

「あ、嫌いかも」って。

ところがどっこい、嫌いかもって思ってからも私は長かったのである。
「好きに戻さなきゃ」って思った。
なんでか分からないけど、まあその、ここまで積み上げてきた関係とか思い出とか無駄になるのが恐らく怖かった。
あと数少ない友達が減るのが怖かったのは確実。

どんな友達にでも「好きな部分」と「嫌いな部分」はある。

好きな部分➕嫌いな部分

ならいいけども

嫌いな部分➕好きな部分

になると付き合えなくなる。

➕より>の方が分かりやすかったかな?
いやでもニュアンスがちょっと違うんだよな。

この人がめっちゃ好き!
でも嫌な部分も知ってる

よりも

この人がめっちゃ嫌い!
良い部分もあるけど…

って感じ?伝わるかな。

前者は嫌なところもひっくるめて好いてるけど、後者は良いところもひっくるめて嫌い。
極端だけどね。

嫌い感情を認めるのを渋ってた私が突然受け入れられたのは、良い部分なんて知るかよってくらい嫌い感情が到達してしまったという単純なこと。
そして「嫌いなところ」を探すモードに入り始めた。「ここも嫌い」「あ!ここも!」って。
もう誰も幸せにならんよね。

嫌いな人と遊ぶ自分 と 自分を嫌っている人と遊ぶ友人

無駄な時間だなって虚無になった。

心から好きな人に時間もお金も裂きたいやん??
そんでもって、自分を好いてないだろう相手って、誘ってこなくもなるし扱いも雑になるし(誕生日おめでとう連絡がなくなったり)。
やっぱ自分を大事にはしてくれる人と付き合いたいじゃん?(結論)


私は拠点を変えるから、それをきっかけにゆっくり離れるつもり。

そりゃ好きな時代もあっただろうさ。
相思相愛だった時代があっただろう。
それはそっと心のタンスにしまうことにする。

ありがとう。そしてさらば。

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