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17cm族の電子ピアノ鍵盤は頑張ってもそんなに良くはならない

17cm族の電子ピアノ鍵盤とは、ヤマハのGHSとハイブリッドを除くカシオの全製品の鍵盤とKORGのB2とかに入っているNH鍵盤が該当する。
(カワイのRHSもそれに近いと思われる)
電子ピアノ鍵盤の格付けについては、以前まとめたので参考にして下さい。
https://note.com/gomi_denshipiano/n/nf1184ae12879

ヤマハのGHSとかKORGのNHとかは基本的には電子キーボードのプラ弾性鍵盤に重しをつけてピアノ感を出したもの。
「シーソー式」とか「一般的なハンマーアクション」と程遠い。
またGHS鍵盤は、2004年頃に作った2センサー鍵盤で、その後、改良したという話はきかない。
NH鍵盤も似たようなものだと思う。
しかしカシオだけは頑張ってセンサー数を3センサーにしたり改良を加えて、今度は木製鍵盤まで作った。
だが・・・
残念ながら劇的な鍵盤性能の向上にならないだろう。
多分、カシオの新型の木製鍵盤は、ヤマハのGH3にも、いや2センサーのKORGのRH3にも及ばないだろう。
それは、17cm族の支点距離までの短さ。
これに尽きる。

よくカシオの鍵盤は、特にアンチからは「奥が弾くにくい」と攻撃を受けている。
支点距離までの長さを考えれば当たり前だのクラッカーだ。
しかし、カシオアンチは大体ヤマハ信者なので、GHS鍵盤ではそんな事はないと言い張る
それはそうだろう。
何故ならヤマハのGHSは鍵盤自体の全体のタッチを軽くして奥の弾きにくさを回避しているだけだから。
KORGのNH鍵盤もそう。
で、カシオは17cm族ながらしっかりした弾き心地を求めてシーソー式にして、そして苦労している。
コンパクト性を第一の売りにしているから今さら鍵盤長を伸ばすなんでやらないだろう。
まあそれに「奥が弾きにくい」と連呼しているのは一部のカシオアンチだけで、多くのユーザーはPS-X1100やPX-770に購入して満足している。
いずれにしても17cm族の鍵盤は、
しっかりした弾き心地を優先して、奥の弾きづらさを許容する」か
鍵盤全体を軽くして奥の弾きにくさを回避した電子キーボード的な弾き心地にするか」のいずれかの選択なのである。

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