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電子ピアノでの練習は風呂場での歌唱練習と同じ

電子ピアノには様々なエフェクトがある。
まずはダンパーレゾナンスとかストリングレゾナンスと言われるもの。
弦の共鳴をモデリングしたものらしい。
これは初期設定でONになっている場合が多い。
次にリバーブ。残響であるが空間系のエフェクトで風呂場やカラオケのエコーと同じ。

私の持っているものにはサウンドブーストなるものがある。
弱く弾いた時にもはっきりと音を聴かせる機能との説明があるが、イコライザーのようなものか?
ONにすると高音がキンキンした感じでダイナミクスが減った気もする。

インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)というものもある。
「楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。
音量が小さい場合でも、低音や高音がしっかりと聞こえるようになります。」
コンプレッサーのようなエフェクトだろうか?

まあ要は下手くそな演奏をフォローして自分の演奏に酔いしれるための機能ではないかと思う。
最初に上げたレゾナンスなどは、本当に生ピアノをモデリングしたものかは疑問がある。
そんなのピアノの種類でも、状態でも全然違う。
当然、弾き方によっては、レゾナンスによって却って汚い音になる場合も多い。
しかし当然ながら、電子ピアノのエフェクト機能は「演奏者が気持ちよくなるため」の調性がされているはずだ。
自分の出した音を素直に出さない楽器で果たして音楽の練習になるのであろうか?

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