幼遊び(3年前に書いた詩)

朝、カーテンの向こうで白い匂いがした。
たぶん、おひさまの細胞が朽ちるにおい。
立ちのぼり、透きとおり、夜、熱を喪い神話になった。



好きなこと、嫌いなこと、どうでもいいものもぜんぶ、ぜんぶぜんぶ壊れないように抱きしめたい。ちゃんと、しんじゃえってささやきながら。
神さまの指先の触れられて叫びたい、くらい神経が軋んだ。そのまま絡まって、部屋のすみで埃をかぶっている。   。      。         
       。問いかけてみたけれど、              まま、ふるびていく。傷が褪せていく。いつか甘く溶ける。         
    吸い込まれそうでこわかった。



酸素が上手に散りばめられた水中からは、星さえ正しく穏やかで、うまく眠りにつけない。
まばたき。するたび透けていく。
熱が体内で廻る。どんどん熱くなる。
外気がつめたい。刺激までだるくなる。
意味のないものをさがしたら暇になって、
死にそうだから、
星をつなげて安心した。
いくらでも眠れるようになって、
ずっときもちがわるい。
かわいそうなものをかわいがって傷をつけたこと、
ほんとうに、おままごとのつもりじゃなかったのに。

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