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生まれた時から反抗期

ドタバタの大きな原因の1つは、長男。
ようやくオトナへの入り口までたどり着いたところだ。
これまでの時間。私の人生の半分を彼に費やしてきたと言っても過言ではない…。
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予定日を過ぎても彼はまだ出て来なかった。
陣痛もはじまり、破水したので、病院にいくと、『まだまだですねー』と自宅待機となってしまった。
それから3日過ぎ、彼は、長い長い陣痛の後に生まれた。
はじめての出産は、何がなんだかわからないまま、痛い記憶しかない。
でも、出産の前に読んだ育児書と何かが違う感じがしたのは覚えている。
生まれたばかりの長男の泣き声が聞こえなかった。
あれ?赤ちゃんって生まれたらオギャーって言うんじゃないの?
泣かない…。
声が聞こえてこない…。バタバタと看護師さん達が、長男を連れて行った。
不安なまま、ただ分娩台の上で待つしかなかった。



しばらくして、長男を抱えた看護師さんから、『良かったね。赤ちゃん泣きましたよ。』と顔を見せてくれた。

一安心して涙がこぼれた。

(生まれたたんだ。)

ホッとしたのも束の間、すぐに看護師さんから、長男に母乳をあげるように🤱渡された。
小さな小さな身体をぎこちなく抱っこして、はじめて母乳をあげる。
口を開かない。
(ん??飲まない。)
(生まれてすぐに、赤ちゃんはママのおっぱいを探すんじゃなかったの??)

1人焦る私に、看護師さんは、すぐに上手に飲めるようになるよ。と、安心するように言葉をかけてくれた。

まさか、それから、この長男と日々格闘するとは思ってもいなかった。


処置室の銀色の医療棚が夕焼けのオレンジ色が写って、ただ、ただ綺麗で、母乳を飲まなかった事は、気にも止めてなかった。


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